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オペラ座の怪人観劇レポ

こんにちは。7/3に観劇しました!!人生で初めてKAATに行ったのですが、雰囲気が良い劇場ですごい好きでした。では早速本題です。

超名作だし、映画もあるしなのであらすじは割愛します!!潔い!!個人的に1番好きだったシーンはオークションからオペラ座に変わっていくシーンなんですよ。1番最初じゃねぇか、なんてツッコミは置いておいて。緊張感があるオークションのシーン。薄暗く、静かに進んでいく。しかし、あのシャンデリアの登場で半世紀もの時間が戻っていく。しかも開演直前までオーケストラの音が聞こえていて静かな時間があまり無かったからこそ高まった緊張感がオペラ座の怪人の楽曲でオペラ座の幕が開いていく。めちゃくちゃカッコ良くない??いや、最初に劇場に入った時になんで舞台フチまで幕下がってるんだろうって疑問だったんだけどバサァって取られた時めちゃくちゃ興奮した!!煌びやかなシャンデリアが上がっていく、グレーの景色にSSがビカビカと入ってくる。あんなに美しいタイムトラベルを出来るなんて幸せ!!なーんて思ってたらハンニバルのシーンになりました。

カルロッタさまの美しい美声に圧倒されて鼓膜がギリギリ耐えるワイングラスでした。この時の興奮がマジでやばくて一気にタイムトラベルした先を受け入れることができました。受け入れるというか力でねじ伏せられた感じ。最強。あとマダム・ジリーのビジュがめちゃくちゃすき。あんな美しい先生いたら最高じゃんね。彼女のファントムを恐れる姿勢が好きだ。

ちなみに私はかなりファントムのこと好きですよ。自分にとっての正義を貫こうとする人。やり方はマジで気持ち悪いけど、彼が知っているアプローチがそれしかないからその方法で行くしかない。でも気持ち悪かったなぁ(褒め言葉)。最後の咆哮はめちゃくちゃ好き。行け!!のところ。クリスティーヌを愛しているから彼女自身を大切にしたかったんだよね。そしてその事に最後の最後に気づいたのかなって私は感じました。多分解釈は人それぞれな感じするのでここまでに留めておきますが、彼自身の思想とクリスティーヌの思想のズレを無理やり受け入れた時間のように感じたので彼の人間味を強く感じてよりファントムが好きになりました。あとマスカレードのシーンの歌詞がファントムに重なる所があって、それがオルゴールから流れてくるのが本当に切なくてファントムの幸せはどこにあるんだろうって考えてしまった。クリスティーヌを応援していたエンジェルだった頃が幸せだったのかな。なんて、おもっていました。

総括として私はこの作品めちゃくちゃ好きなんだけど、家に帰ってサントラを聞いた時にちゃんと好きになれました。というのも歌詞をきちんと噛み締めた時にオペラ座の怪人の魅力がより溢れてきたように感じたのです。あと今回の名プレイヤー?はオケの人達かなって私は思いました。カテコの時の音があまりにも楽しそうで嬉しそうで泣いてしまった。話を戻そう。オペラだから歌で話が進んでいくのは当たり前ですが舞台を見ている時は出演者の動きとか煌びやかな衣装などに目が行って歌詞に割ける脳のリソースがなかったというのもまた事実です。これから初めて見に行くって人はサブスクなどで予習していくのがめちゃくちゃオススメです。ちなみに今まで四季の作品を何作か観劇して、オペラ座の怪人は好きだったランキング第3位です。ノートルダムの鐘、ウィキッドに次いでです。やっぱりバドエン、というか少し重たい話が好きなんだなって感じのランキングですね。

【番外編】父と行く、オペラ座の怪人
実は今回初めての舞台観劇だった父と一緒に拝見しました。もともと父は芸術に興味がない人でした。映画も舞台も見ないっていう人な父。ではなぜ今回同行しているのかというとインターネットの広告で四季のオペラ座があると見た父が死ぬまでに一度は生でオペラ座の怪人の観劇をしてみたいと私に伝えてくれたからです。四季の会の先行販売で40分かけて死ぬ気でチケットを取りました。ええ、頑張りましたよ。いつもは1人だから適当な席を選んでしまうのですが2人だし、病もちだし、と席を考えるのが難しかったですね。開演前は少し緊張した面持ちの父。ソワソワしていました。そして始まると本当に釘付けでした。休憩時間になると女性トイレの列に驚いたり、走って外までタバコを吸いに行ったりしていましたが始終楽しそうでした。スタオベがあることも伝えていたので受け入れて楽しんでくれました。ちなみに生オケなことに2幕始まってから気づいたみたいで帰り道の興奮がすごくて。55歳、男性。初の劇団四季はかなり良かったそうです。でも個人的にはミュージカルとなると難しいレベルだったのかなと思いました。が、楽しんでくれたので良かったです!!また行こうな!!父!!

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