今日の俳句 散り桜

 花七日というらしいが、雨風でなくても桜が、右へ左へ傾きながら散り始めた。そして、陽気に誘われるように紋白蝶が、たくさん来るようになった。小学校がある丘では、雲雀がよく鳴いている。


             一つとて真直ぐに落ちぬ散り桜

             お互いに声を掛け合ひ散る桜

             花びらの散ると思えば紋白蝶

             行く吾に纏ひつくかに紋白蝶

             学び舎にヒバリの声に散る桜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?