写真俳句 三渓園雑詠

 一昨日、蓮見に行った三渓園に高浜虚子の句碑「鴨の嘴よりたらたらと春の泥」がる。その傍に夏萩が申し訳ない程度に咲いていた。

 出口付近にある藤棚には、たわわに藤の実(秋の季語)がなっていた。そして、なぜか一輪だけ花が咲いていた。近所の家の藤棚にも一輪だけ咲いている。


              三渓園虚子句碑目指し夏の鴨

              夏萩やかすかに花を残しをり

              四阿に抹茶アイスとそよ風と


             草笛を吹く人もゐて朝の苑

             藤の実のたわわに成りて花一輪

             立ち止まり句帳広げば玉の汗

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