今日の俳句 鶺鴒 石叩き

 近くの小道でも大通りの歩道でも、鶺鴒が一羽で歩いているのをよく見かける。背筋を伸ばして尾を叩くように歩くのが面白い。石叩きとも庭叩きとも呼ばれるが、日本の神話の中でイザナミとイザナギに夫婦和合や子作りの方法を説いたことから「(恋)教え鳥」という別名も持っている。


             鶺鴒の澄まして歩く大通り

             マンションの前をとんとん石叩き

             いつ見ても一人ぼっちの石叩き

             鶺鴒に学ぶ姿勢と恋の道

             石橋を叩き渡らぬ白鶺鴒

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