写真俳句 初鰹

 昨日、スーパーに行くと千葉産の初鰹を売っていた。3月に鹿児島沖で黒潮に乗って、7月には宮城沖に鰹が北上し、また南下(戻り鰹)するが、丁度、千葉沖では大漁の時期であろう。

初鰹というと、江戸時代の俳人・山口素堂の「目には青葉山ほととぎす初鰹」が有名であるが、赤身のさっぱりした味わいの「初鰹」には、淡麗辛口の日本酒が合うようである。


              土佐を出て安房まで来たり初鰹

              初かつお句帳と猪口を手に持ちつ

              初かつお越後の酒が進みけり

              初鰹どの句読んでも美味き味

              初かつお日頃の憂さも忘れけり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?