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POG2024 ドラフト馬評価【キズナ産駒・19頭】

はじめに

POG歴26年目。今年のドラフトも無事指名が終わりました。
我々のPOGチームで指名された150頭について、産駒別に現時点での評価を書いていきたいと思います。
なお、当評価は完全なる筆者の独断と偏見によるものです。辛口すぎる表現もありますが、ご理解ください。

※なお、新馬戦開幕週の前からコツコツと書き溜めているため、時世がおかしい表現や、すでにレースの結果が出ている馬もいます。ご了承ください。

ドラフト指名馬10頭×15チームはこちらの記事へ↓


キズナ産駒

エリキング(牡)

父:キズナ 母:ヤングスター
90点

レベル違うはず。野崎厩舎長「今まで牡馬を担当するようになってから一番の馬」だと。
死ぬほど柔らかいそうです。
踏み込みの強さの良さが目立ち、ぐいぐいと力強い推進力。それでいて柔らかいので、素材感はずば抜けています。
デビュー戦は負けちゃうだろうけど、これは必ずクラシックに乗れます。
もしかしたらNHKからダービーというのもおもしろいのでは?とにかくこれを持っていれば一年楽しめるでしょう。

ヴァリディシームス(牡)

父:キズナ 母:ヴァリディオル
90点

軽いヒビが入った程度で運動は続けていますのでなんてことはありません。スティレセイルとは違います。元々期待値はトップクラス。秋の王道で出てきます。
乗り味は完全な芝向き。上の重賞勝った姉と比べてもかなり良いと思います。中内田先生なら間違いありません。

マジックサンズ(牡)

父:キズナ 母:コナブリュワーズ
85点

安定感ならこの馬がナンバーワン。
しっかりした走りをしていて、これは指名したほうがいい馬。たぶん当たりなんだろうなあと思っています。
7月7日、七夕の日に函館1800でデビューします。札幌2歳はこの馬で狙おうと思っています。もちろんクラシックには必ず乗る馬だと。先生も気づいてるはずです。

ショウナンザナドゥ(牝)

父:キズナ 母:ミスエーニョ
80点

開幕戦にふさわしいマッチレースを見せてくれました。
レースは折り合いに専念したため、逃げたダノンをとらえそこねたが、まあそれはそれ。22日の未勝利では1.1倍とかになってしまいそう。
とにかくそこを勝って、秋まで控えるのか、うっかり(笑)新潟2歳でるのか、はオーナー次第。暮れの阪神ではダノンに雪辱をしていただきたい。

ラトラース(牡)

父:キズナ 母:ローブティサージュ
75点

これはやはりドラフト直前に急激によくなってきた馬。そして馬自体がチャンスザローゼズに似ています。
6月16日京都芝1600に川田でデビューします。この馬は重賞勝ちます。

ダノンフェアレディ(牝)

父:キズナ 母:メチャコルタ
75点

454キロ。早生まれで、体高の伸びも止まったので、本格的に仕上げにはいっている。筋肉量豊富だったきょうだい達と違って、見た目は地味。
時計の速さも案外普通。
気になっているのは、この血統ってひとつ勝ったあと、意外と伸び悩む傾向。
でもこの馬はキズナ。さあどうなる?
適性の予感はギュッと詰まった馬体なので、芝のマイル。
ゲートはくそ速かったですね。初戦から大勝負になりますね。でもグランアレグリアやダノンファンタジーあたりの同時期と比べたらショボいよなあ。。。
あ、比べる馬間違えた(笑)
この馬、重賞勝つなら2歳だと思います。ファンタジーとか。

グラフレナート(牡)

父:キズナ 母:ヴェルデローゼ
65点

ゲート試験の頃からこの馬は馬体が萎んで、その馬体はまだもどっていなかった、ということだったんだと思います。
立てなおれば、走らない訳がない、というくらいのマイラーぶりを思い出してくれるはず。

マディソンガール(牝)

父:キズナ 母:ヤンキーローズ
60点

これは去年のダノンモンブランなんかと比べると段違いに良い、と見てました。
まだ現状は目立った感じはないんですが、時おりミッキークイーンあたりと互角の動きを見せることもあったので、興味深く見ていました。
ただ、リバティクラスとまではなかなか難しいかも。
ぼくの見立てでは、ガルサブランカの去年の雰囲気に酷似してます。
ガルサ以上、クイーンズウォーク以下みたいな感じではいかがでしょう。

ウィットビーアビー(牡)

父:キズナ 母:ヒルダズパッション
55点

この母はPOGの歴史にはかかせない人気の馬。期間内当たりはサンクテュエールだけですが、一応海外G1馬のヨシダの弟でもあります。
この馬は近年では最も着実にステップアップをしています。スパッとはキレませんが終いまでシッカリと伸びてきます。
しかし、この母の産駒は続けて使えない難点を持っています。それを素質との天秤にかける必要があるわけです。2000万くらいの獲得賞金ではないでしょうか。
重賞やOPを勝つイメージがわきませんでした。

ウインシャーガス(牝)

父:キズナ 母:ウインアキレア
55点

血統的なポテンシャルもあって、活躍する手応えを得ている、という現場からの耳打ちが最大の理由。
今年のウイン・マイネル馬の中での1番馬と見ています。
2000万越えをゴールに見据えています。リーディング厩舎が育てるマイネル軍団がどういう変化を遂げるのか楽しみでしょうがない。

ダノンジャガー(牡)

父:キズナ 母:カヴァートラヴ
50点

セレクトでダノンが7480万で購入。距離はもちそうな感じ。早い組で進められている。母の子は案外な子が多いが、1発が狙えそうなタイプ。
まあ怪物とはいかないでしょうが、ある程度格好つけてくれたらなあ、と思って。

スニーカースキル(牝)

父:キズナ 母:ストリートバンド
50点

この馬は存在していることは知っていました。でも藤田さんのキズナはヤングスター一択だと思っていて、ハナから外していた次第です。まさかのリーディング厩舎杉山晴紀にも決まり、これならと。1歳時から馬の形はむちゃめちゃ良かったんです。
どんどん強い筋肉がついてきているそうで、夏の終わりに使えたらありがたいと思ってます。

ゴーソーファー(牝)

父:キズナ 母:ゴーマギーゴー
50点

これは空港の菅原厩舎の評価も高かったし、そもそも短背のキズナは堅実だから注目してたんです。
これは2勝いけるんじゃない?

スティレセイル(牝)

父:キズナ 母:コーステッド
50点

ボンドカールの妹。
サンデーレーシングから祐一への開業祝い。
早期デビュー目指して入厩して時計出し始めてあれ?って。背腰が弱い走り方っていうのかな。仕掛けてもギアが上がっていかなかった。
ずっとモタモタ。これは駄馬だ!と思ってリストから外しました。
でも実は第一指骨の骨折でした。これはいたい。
たぶん夏までは休むんで、デビューは11月かな、はやくて。まあこれまた残念です。

マンオブノーブル(牡)

父:キズナ 母:キトゥンズクイーン
45点

434キロと小さいのに加えて5/14というくそ遅生まれなのが引っ掛かっていました。
リストにはいたし、なんならトゥデイイズザデイを1位指名した経験もあるし、欲しい馬ではあったけども、是が非でも、までは行きませんでした。
取材会で師が「スケール(笑)は兄以上」と発言したそうですが、どこまで本気だったんでしょう。ディープやハーツであそこまでだったからなあ。
まあじっくり拝見したい1頭です。

デアマトローナ(牝)

父:キズナ 母:ホームカミングクイーン
45点

国枝厩舎の先発隊。6/22(土)東京芝1400をルメールで。
ダノンマッキンリーが重賞勝ってすぐまた活躍するかなあ、国枝牝馬がGⅠ取ってまたすぐ活躍馬出すかなあ。
国枝さんは「ピッチ走法で走るので1200~1400くらいかなあ」だって。
確率論的にかなり低い1頭だと思いましてリストから外しました。

ガールクラッシュ(牝)

父:キズナ 母:ノイーヴァ
45点

この馬は飛節の使い方が綺麗で、坂路では終盤にグイッと伸びてくる。こういう馬は期待できるとのこと。
去年のブルボンクイーンを数百倍よくした感じ(笑)ダービートレーナーの手腕にも期待しています。

ハミルトン(牡)

父:キズナ 母:ドリームオブジェニー
40点

あのファンディーナの弟。
実はこの母、ファンディーナ以外にも欲深く見なければなかなかの子だしをしている優秀な繁殖牝馬なんですよ。
460キロ。きょうだいの中でも奥手なタイプ。やや手先も重く感じます。
老舗谷川牧場からチャンピオンヒルズに移動したら馬体が萎んでしまいました。
期間内1000万稼ぐレベルにしか受け取れませんでした。

アローグレイシャー(牡)

父:キズナ 母:ザズー
40点

今年はまるでダメならスルーしようと思ってました。しかし。覇気をかすかに感じたんです。
馬ップリは抜群!体質が弱かったんだが、ここ最近の充実ぶりが目立つ1頭なんです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
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