好きを手放す勇気

私はやっと好きなことに向き合えるときがきたと思っていた。でも、最近手放したのだ。小さいころから歌うことが好きで、小学生の頃からフラダンスを習い始めていたが当たり前に通う環境にあったためか好きということに気づいてなかった。歌もそうだ。お風呂ではいつも歌を歌って、学校の音楽の時間は楽しみで楽しみで高校生になっても音楽の時間が大好きだった。中学に入ってLDHのダンスと出会い、こんな素敵な世界があるなんて知らなかったと思いながらも真似してはベランダではしゃぐように踊っていたのだ。というのも、フラダンスは小学校卒業と同時に辞めて、姉の影響もありLDHのアーティストのダンスに触れる機会が多くなった。ダンスが好きだと思い高校の部活は絶対ダンス部に入ると思っていたが、いろいろあって入らなかった。習い事としてやればいいのだと軽い考えでいたら、部活を辞めたくなってダンス通いたいと思ったけど部活仲間が好きすぎてダンスへの道は遠のいた。大学に入り、チアリーディング部を考えたが、別の叶えたい夢のためにバイトに明け暮れた。そう、大学最終学年になり今年がチャンスだと思って、4月から約2ヶ月間頑張ったのだが、学校に全然気が入らず、このままでは卒業できないのでは？！と少し危機を感じた。やっと、歌とダンスの世界に飛び込めると心がワクワクで毎日がハッピーキラキラな世界に見えていたが、本当の今やるべき現実には向き合えてなかった。今すぐこの歌とダンスの世界に飛び込みたいという思いはありつつも、これからその世界に早く行くために今やるべきこと、大学を卒業するために、本当に好きなものに出会えて手放したくなかったけど手放す覚悟を持ってまた、卒業したら向き合えるまで待ってて！という覚悟で少しの間のさようならを選択したのだ。
ほんとに、好きなものを手放すことで心にポツリと穴が空いたような！この時期だけだと分かっているのだけれども手放す瞬間はものすごく悲しくてたくさん泣いた。こんなに涙が出てくるとはまぁ、手放すことが全然頭の中になかったから自分の決断にも驚いている。本気で向き合うための手放し。本当に学生を卒業したら向き合えるのかの不安との戦いだけれどもきっと好きならいつでもその世界に飛び込めると信じてる。

自分を信じる。
今の私にはこれが1番必要なのかもしれない。
l love music♪