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感染後の異和感



職場復帰3日目
今日はなんとか1日仕事をした

相変わらず、療養期間中のことや体調はどうだったのか、
ホテル療養はどんな感じ?などの質問は多い
軽く済んで良かったね〜と言われて
本当にそう!と答えてはいるが
結構、身体はしんどい

同時期に感染して同じ期間就業禁止になった子が出勤してきた
彼女は熱も高く、持病の喘息が悪化したらしい
開口一番、「キツイですね」と息を切らしながら話す
そう、すごく、キツイ

ずっと寝ていたことはなかったと思うけれど
3日くらいは、寝込んだかもしれない
たった3日、それだけで身体が全然ついていかない

力が入らないし、全身が軟体生物になったよう
自分で触っても、筋肉が全く無い!とわかるくらいである
悩みの種だった太腿もふくらはぎも
ぷよんぷよんになってしまった

咳は残っているので、水分補給は欠かせないが
筋力低下著しいのは至る所に見られて
ペットボトルが開けづらくなったのは悲しい

駐車場から会社までの徒歩が、楽しみだったのに苦痛になり
階段を上がるのが億劫になり、エレベーターに乗ってしまう

外来者がまとってくる外からの冷気が膝下にこたえるし
社内での会話の一つ一つに気を使う

登録職員への書類受け渡しは戒厳状態で行っており
数少ない来所者は、マスクとフェイスシールドをしている

これを見て、思った
そうか、私、こんなバイキンだったんだよなあ

身体は、少しづつ、楽になってきていると思うけれど
以前のような元気はない
自分自身の変化を実感しているからこそ
ふとしたことで、落ち込むし、気にしてしまう

職場では
「身体はって体験してきてくれて、ありがとう」
と笑い飛ばしてくれるが
以前と違うのは、私自身の心と身体

実際に体験するまで、想像もしなかった現実

こんな思いを
たくさんの人たちが感じているのだろうな

それでも、生きているから、しんどいし辛いと思える

また明日も
重い身体と共に生きよう





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