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介護のお金、老後のお金



今日、ある男性利用者さんからお金の相談をされた


「息子から、赤字になっとる言われた」

「もっと安いとこ、紹介してもらわなあかんみたいや」と


本人と家族が希望するのであれば

もう少し安くなるところを探して、申し込むが

なかなかすぐには入れないと思う、と説明も加えた



「息子には、ようさん金をかけて育ててきたから、ええやろとも

思うんやけど。息子も大変みたいやから、迷惑かけたないんや」


「そやけど、ここはみんなええ人ばっかりやし、ここに居りたい」

とも言う


本人の気持ちを思うと、なんともやりきれない


今、担当している人たちは、

一般的に普通の暮らしをしてきた人ばかりで

特別に貧困だとか、大金持ちというわけではない


けれど、ちょっとしたキッカケで、生活が立ち行かなくなる


高齢で働けないこと=収入は年金頼み=年金は下がり続けている


この構図である



これから加速するであろう超高齢社会の中で

その人らしく生き、自分らしく暮らしたい思いを支える為には

介護のお金と老後の生活は、切っても切れない関係にある


自分も含めて言われているのは

「できる限り長く働くこと」


介護にならないために、健康管理をして生活し

老後時代を短くするために、

できる限りリタイア年齢を引き上げること



あるケアマネ対象研修で、講師は言った

「あなたたちは、80過ぎまで働かんとあかんからね」


そしてそれが、合言葉のように入り込んでしまった



「介護と老後を短くする」こと

その為にも、小さな仕事でも良いので働き続ける努力をすること


予防を毎日行っていかなければならない。



介護のお金は制度上、高額になれば戻ってくるシステムもあるし

所得によって負担割合も違うので予測しやすい



けれど、老後の生活のお金については

個々人の嗜好やこだわりでかなり金額が上がってしまう


何を選び、何を捨てるのか


介護のお金のどこを省き

健康に気をつけて老後期間を短くする



これが実現できるサービス計画を作っていけたら

きっとみんなが、笑顔で過ごせるようになるのかな








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