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きれいごと、堂々と



演習講師の時間は
対人援助の面白さを、俯瞰的に見て誰よりも楽しんでいる

事例を前にして、その成り立ちや問題に焦点を当てる作業では
介入したり質問したり

思い込みに囚われている状態から
新たな活路を見出す瞬間に立ち会えたり、
支援者が変化していく様子を見るのは
本当に楽しい

ケアマネという生き物は
事例を見ると検討する習性があるので
脇道に逸れるのは日常茶飯事

走るものを追いかける狩猟犬みたいなものなので
その度ごとに、確認して、声をかけて思い出してもらう

ここでの思考や分析が
ここ場だけで終わらないように

学びが身になり、習慣に落とし込めるように

繰り返し考えて
繰り返し言語化して、行動計画を立てる

いつ、どこで、誰が、何を、どのように、いつまでに

「誰が」は、「誰か」ではなく「自分が」

机上の演習だけど、学びは自分の行動に落とし込む

介護支援専門員はたくさんいるけれど
ケアマネジャーはなかなか見当たらない

プランを管理し、回すだけなら専門職はいらない

ケアマネは
利用者の代弁者であり権利擁護者であり
本人と地域に働きかける対人援助の専門職だから

本人がよりよく生きるためのチームを作り
運営を支援し続ける

きれいごと?

そう、ケアマネジャーは綺麗事を言って
それを実践に近づけるために存在する

それができないケアマネは存在する意味はないから

好き放題、言うなって?
ううん、言いますよ

だって私

ケアマネジャーなんだから

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