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保存と保全

保全と保存の違い。

保全と保存の概念の違いは、人間が主に自然環境を守ろうとした時に顔を出し、時に対立を生みます。

もちろん、どちらも#保護(#protection )するという目的は一緒ですが、その概念は根本から異なります。#鬼頭秀一 さんは著書「#環境の豊かさをもとめて 」昭和堂(1999年)の中で下記のように説明しています。

#保全 (#conservation)は「人間に被害が及ばないようにするために、自然環境を保護する」こと。
#保存 (#preservation )は「自然環境は、それ自体貴重で尊い価値をもっている。だから、自然環境を保護する」こと。

極論「自然を守る行為が、人間に害を及ぼす場合も自然を守るべきか」との問いかけに「YES」と答えるのが「保存」で「NO」とするのが「保全」です。

「保全」と「保存」はひとりの人間の中に「混在」します。

厳しい状況において、お互いに譲り合い、協力し、調和していくことができるのは唯一人間だけ。つまり、人間の心が諍いのない平和な環境を築くのです。

自然保護においても、日々様々な諍いは起きていますが、人間は破壊や搾取をするだけではありません。#保存 も#保全 をできる存在でもあるのです。

#loveliest
#ラヴリエスト
#保存
#保全

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