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アグニモリーの植物観察⑦人とのつながり編

私とアグニモリー、西洋キンミズヒキとの出会いは、バッチフラワーレメディがきっかけだ。
それまで、赤いミズヒキ、いわゆる赤まんまの花は知っていたけれど、バラ科のキンミズヒキと触れ合うことはなかった。
もちろん気づかなかっただけかもしれないが。

フラワーレメディの創始者、イギリスのエドワード・バッチ博士は1930年に、アグニモリーに出会い、明るい笑顔のかげに、苦悩を隠している人のためのレメディとした。
私もよくこの状態になりがちなので、幾度もこのエッセンスに助けてもらってきた。(サービス業あるある、の状態だと思う!)

植物の存在は、いつも私たち人間の暮らしと密接に関わっている。アグニモリーはフラワーエッセンスとして、心、感情、みえない領域にはたらくだけでなく、薬用植物として様々な形で、肉体の領域にも使われてきている。

アグリモニー
学   名 Agrimonia eupatoria 
科   名 バラ科

利 用 部 位
葉、全草⇒開花の頃、葉と花を採り陰干しします。
利 用 法
浸剤⇒乳幼児(授乳時は母親が飲みます)や小児の下痢に。外傷や腫れ物、湿疹の洗浄、うがい剤に。
チンキ剤⇒膀胱炎、尿路感染症、気管支炎。
ハップ⇒葉のハップは片頭痛に。
効   能 収斂、利尿、止血、組織治療、胆汁分泌促進。収斂作用があるので便秘の時は使用しないでください。
成   分タンニン、フラボノイド、シリカ、精油、苦味成分、ミネラル、ビタミンB,K

東邦大学薬学部 薬用植物園 ハーブ園
今度、陰干ししよう

また「エドワード・バッチ 魂の植物」によると学名のeupatoriaは小アジア、ポントスの王、ミトリダテス・エウパロールから…?彼はアグニモリーの薬効の発見者であると。
彼は幼い頃から毒に対する抵抗力をつけるため、毒入りの鴨の血を飲んでいたため肝臓を悪くし、自らアグニモリーで治療した、とある。
す、すごい…。

引用した効能にも、胆汁の分泌促進や尿関連など、黄色と関係のある臓器へはたらいている。
アグニモリーの黄色の花が、それらのはたらきを高めるのだろうか?いろいろと興味深い。

枇杷の木の下のアグニモリー

アグニモリーがこのように長い間、人々とつながりを持ちながら、ひっつき虫となって種を残し、この地球に存在し続けてきて、そして今、我が家の小さな庭で咲いている。

有り難いことだなぁ。

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