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王冠は、誰の祈り☆


#週刊少年マガジン原作大賞

「王女様、われわれは、感謝しています。」
「何回も言われています。 
 ありがとうございます。」
私は、まだ、16才で明日は、17才になる。
私は、まだまだ、信じられない。
友達とも会えない。
「ありがとうございます。
 私は、少し、遊びた……。」
「なんてことを!まだまだ、本を読んでいただきたい。」
「はい。」
私は、王冠が明日に決まる。
ふさわしいか?
似合うと言われる立場になれるのかだった。
その前日の今日は、人が多い。
バタバタしている。
「あの……。」
「今は、明日のスピーチの練習です。」
「はい……。」

私は、祈っていた。
明日に王冠が、当たり前に来ることを信じて祈っていた。
私は、あるひつじに言われた。
「お前、大丈夫?おれでも、心配する。」
私は、つい、あくびをしたくなった。
私は、言いたくなった。
友達になれるかも。
「おれ、彼女持ちっす。」
あれ、心がわかっているのかと思った。
「私、大丈夫です。」
「ちなみに、審査員です。」
「えっ。」
いざ、王冠のために笑顔を作っていた。
ポーカーフェイスは、初めてだった。
私は、オレンジジュースが飲みたくなった。
「のどが、かわきませんか?」
「ありがとうございます。」
「つまんなくないの?16才が、もうすぐで終わるよ。」
「……ありがとうございます。私は、早く寝ます。」
 
そんな寒さが厳しくなる前の秋だった。
「審査は、終わりました。」
私は、寝て起きておどろいた。
審議は、『わからない』だった。
「えっ?私は、どうなるの?」
私は、言われた。
今まで、見たことのない女の方だった。
「チャンスを一度あげよう。」
私は、杖と光を放たれていた。
城の外にいた私は、旅に行くことになる。
ただ、ひつじがいた。
「おれが、おともです。」
「ありがとうございます。」

さあ、冒険の旅に言ってくれとばかりに、風が吹いていた。

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