はじめて買った馬券の結果

ようやくのことで購入できた馬券を持って
早歩きでWINSを後にしました。

本当はレースが終わるまで待って
(当然勝つという選択肢しかなかったので)
再度来なくても良いように換金できるまで
待っていようとも思いました。


ただ、レースまで時間があることと
万が一にも知り合いに合ってしまったら大変!
仕事関係者だったらもう終わる・・・。
という気持ちのほうが強くて
帰宅するという選択をしました。

競馬に対する否定が極端だった私は
終始そんな気分でした。
(いまでも、そんな気持ちがありますが・・・)


もちろん、レースに外れる気持ちはないので
当たったらどうしよう・・・
何時換金に来たらいいんだろう。
換金の方法ってどうやるんだろう・・・。
また、お局様におしかりを受けるかも・・・。

そんなくだらない(いや、くだらなくはない。何事も初めてというものはそんなものですよね。)妄想をしながら、「どうぞハズレませんように」「馬主のオジサマの予想通りに、愛馬が勝ってくれますように」と願っていました。


TV中継でレースを見る事も出来ましたが
見ても見なくても結果は変わらないわけだし
他にもやることがあるので
馬券を買えた安堵と疲れと満足感で
そーーーっと、時が経つのを待っていました。


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洗濯をしたり、資格の勉強をしたり
晩御飯をつくったり、明日のための仕事をちょっとしながらも
当たった賞金(払戻金)で、なにを買おうかな~と
×「頭の中の干し芋のリスト」 → ◎「頭の中の欲しいものリスト」
を想像しながら、いつレース結果を見るべきか・・・と考えていました。


晩御飯を食べ終えて、テレビを見ながらリラックスタイムをすごし
いつもの日曜の夜の光景に、すっかりレース結果のことを忘れていました。

あ、レース結果。
テレビCMで馬が映り、ふと、思い出しました。


お財布の中から初めて買った馬券を取り出して机に並べます。
この1枚が1000円、2000円、5000円。
ハズレたらただの紙切れ・・・とはこのこと。
年賀状のくじや、宝くじのようにお楽しみ抽選などありません。
ただ、その代わりに、何倍から時に何千、何万倍もの価値に化けます。

競馬にはまってしまう人の心理はこういうところにあるのだろうな・・・と
冷静に馬券を見つめつつ、パソコンの画面を開きます。

見たくない気持ちと、見たい気持ちが同居する中で
「早くカタを付けたい」気持ちがありました。
当たっていても、ハズレていても、もうどっちでもよくて
気がそがれるこの馬券から逃れたい気持ちがありました。


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*画像はイメージです


JRAのHPを開いてレース結果の中からレースを探します。
購入する時は4番人気くらいだったけど
ちゃんと穴場として勝ってくれたのだろうか?
体調を崩していなかっただろうか・・・?
人気1位、2位、3位の馬がやっぱり強かった・・・
という典型的なオチが待っていることはないだろうか・・・
TOEICの試験結果を見るときくらいのドキドキ感がありました。


勝っていてね・・・ 当たっていてね・・・
そう願いながらページを開き、着順を見ます。


photo0000-4251 - コピー (2)

*画像はイメージです



結果は・・・

・・・

・・・

・・・

当たってはいませんでした。



はぁぁぁぁぁぁーーーー

ハズレちゃったぁぁぁぁ~~~


お隣さんに迷惑が掛からない程度に
小さく発狂しました。


こういう時は、ビギナーズラックっていうものがあるっていうけど
不純な動機でギャンブルする時には、ビギナーズラックどころか
初心者への警告と手荒い洗礼・・・くらいがちょうどいいんですよね。
下手に当ててしまって、はまらないためにも。


少なからず期待していた私には手痛い出費と
ほろ苦い初体験となりました・・・。

ただ、幸いにもそれほどショックは受けませんでした。
その理由としては馬主のオジサマたちが
私の何倍、何十倍、0が1つや2つも違うくらいの
金額を賭けるということを言っていたので
負けたと知った瞬間に
「オジサマたちの損害はいかほど・・・」と
そっちのことが頭に浮かんだからでした。

ただ・・・
しっかりリスクヘッジをしたり
他のレースでしっかりと当てて
大きな損害を被っていないかもしれないですけどね・・・w



日曜日のサザエさんのじゃんけんに勝って
これで気分を前向きにして
明日から始まる、また平凡な日常に戻るU子なのでした。



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この物語の本番はこれからです。
ここから私の逆襲劇が幕を開けるのでした・・・。



続く。

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