MUJIのダブルリングノートを持って、美術館へ。
「横山大観展」を観てきた。GWとあって、とても混んでいましたが、美術を楽しもうって人がこんなにいるんだと思うと、僕はなんだかうれしくなりました。
で、何か心に残ったことをメモしようと思ってメモ帳を持って行っていたのはいいけど、手持ちの筆記用具がボールペンしかなく、どうしようと思っていたら、監視のスタッフさんが座っている椅子のそばに、きれいに削った鉛筆をジップロックに入れて備えておられたので、一本借りることができました。
ていねいに手で細く削った鉛筆で、とても書きやすかった。
で、タイトルとか解説キャプションで、小説を書く時のきっかけというか、イメージのトリガーになるような単語をメモしたんだけど、
Bamboo Grove in the Rain
雨聲
Sacred Land of Japan
神気
At midnight/ 夜深し
彩管報国(絵筆で国に報いる、の意)
とか。
大観は色味のない、墨だけで描いた絵も迫力があるけれど、緑や朱や白、金のような色を施した絵がすばらしく迫力がある。迫力もあるし、ちょっとユーモラスな絵もある。魚釣りをしている絵で、釣り上げた魚が釣り人と同じくらいデカかったりして、おもしろい。
戦時下には、士気を高めるための絵を描かねばならなかったわけだが、それでも、それでもというか、求められてたこと以上の絵がそこには描かれているように僕には思えた。
全方向に密度が高くて、何かのための絵なんていうレベルじゃない。
そういう絵を全部で50点、観させてもらって、僕はとても満足しています。
見終わったあとは、やっぱり、ミュージアムショップでいろいろ物色してしまいます。今回はポストカードを一枚買いました。「Winter : Four Seasons of the Sea」、日本語だとシンプルに「冬」という絵。鈍色の海に白い波が一面に立っている。グレーベージュの空と月。いやぁ、かっけぇ~!
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