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咳エチケット…Cough into your elbow

Five things to help stop the spread of coronavirus
The World Health Organization is advising people to follow five simple steps to help prevent the spread of COVID-19:

 1. Wash your hands
 2. Cough/sneeze into your elbow
 3. Don't touch your face
 4. Stay more than 3ft (1m) away from others
 5. Stay home if you feel sick

WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、2月初めに提唱した感染予防策8項目からさらに基本的な対策5つに絞り込んで広報活動を行っています。(3月20日現在)

私たち一人一人が意識すればできることばかりです。早く終息させるために是非とも実践しましょう。

さて、

英語学習という視点からは、2番目の「咳/くしゃみエチケット」の項目に注目したいと思います。

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ちなみに、咳(くしゃみ)エチケットとは

「咳エチケット」は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。(厚生労働省)

特に、突発的に咳やくしゃみが出そうになった時は、曲げた肘で口と鼻を覆うことが大切です。口と鼻を覆うことで、細菌やウイルスの拡散を防ぐことができます。手にくしゃみや咳をすると、触れた物や人を汚染する可能性がありますのでNGです。

前置きが長くなりましたが、ここで問題です。

次の(    )内に適切な前置詞を入れなさい。
Cough (               ) your elbow.

迷わず、into を選択できる学習者は少ないのではないでしょうか。

ネイティブやバイリンガルでない限りは、前置詞に引っかかってしまうことはよくあることだと思います。教える立場にある私自身も例外ではありません。

要は、ティッシュペーパーであれ、ハンカチであれ、イメージとしてはそれを空間ととらえているんですね。

両手で口を押えた場合は、空間というイメージが理解しやすいかもしれません。

空間としては認識しにくい肘であっても、イメージとしてはその肘の中に咳やくしゃみを閉じ込めようとしていると理解すればよいのではないでしょうか。

【類 例】
1. cough into one's handkerchief:ハンカチを口に当てて咳をする

2. cough into one's hand(s):手を当てて咳をする

3. cough into a tissue:ティッシュで口を押えて咳をする

※ sneeze(くしゃみをする)の場合も同様に表現することができます。

最後までお読み下さりありがとうございました。これも一期一会のご縁と思います。今後ともよろしくお願いいたします。