君恋し、君偲ぶ
天に在りては願わくは比翼の鳥と作らん、地に在りては連理の枝と為らん
大切な大切な人生のパートナーでした…。最愛の妻でした…。
故事に倣うなら、右眼右翼を奪われてしまったようです。
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2019年11月6日午前8時45分、家内が薬剤師として勤務する薬局にまさに出かけようとしていた時のことでした。
一本の電話がかかってきました。
前日に検診を受けたクリニックからでした。
「血液検査に異常が見つかりました。緊急を要します。すぐに来て下さい」
この電話が妻と私の運命を大きく変えました。
11月6日は怒濤の1日でした。
そして、それから亡くなるまでのちょうど3ヶ月という時間は、今から振り返るとあっという間に過ぎていきました。
同時に、儚くはあったけれども、内容の濃い、小さな想い出にあふれる92日間、約2195時間でもありました。
病室での会話、一時退院中の想い出、それはすべて私にとっては---書き遺してくれた「19ちゃんレシピ」とともに---生涯の宝物となるでしょう。
この「note」を開設しようと決心した背景には、「いまも、君を想う」の著者 川本三郎氏の『妻とのかけがえのない思い出を「書く」ことも救いになった。』との言葉に背中を押された側面もあります。
ですが、今日(2020年3月13日)の時点ではまだ書けません。
まだ四十九日の法要も終わっていません。
心の整理もついていません。(そもそも心に整理をつけられるのかもはなはだ疑問です)
少なくとも、書けるような精神状態になったら闘病のことや想い出を---書けることから---綴っていこうと思っています。
最後までお読み下さりありがとうございました。これも一期一会のご縁と思います。今後ともよろしくお願いいたします。