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いまも君を想う…亡き妻を偲んで

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妻との数々の想い出や白血病患者としての闘病の記録をつづる
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#想い出

初めて夢の中で逢えた

昨日の早朝のことでした。 ようやく、本当にようやく、夢の中で亡き妻に逢えました。 葬儀から5週間以上過ぎました。夢の中では家内に逢えるだろうと思っていたのに、一度も夢に出てきてくれませんでした。 同じ病気で奥さんを亡くされた遠方の知人はよく奥さんが夢の中に出てくると話されていました。 家内が入院中にその話を伺っていたので、当然夢の中では逢えるだろうと期待していました。 ところが、昨朝まで一度も夢に家内が出てくることがありませんでした。それどころか、夢を見たという記憶

尻餅ついて、えへへっ(^^;)

4年ほど前より、亡き妻と市内の公園でバードウォッチングをしながら、ウォーキングをしていました。 私たちはこれを”探鳥ウォーキング”と呼んでいました。 昨年の初秋のころ、標高100mほどの尾根コースでの復路でのことです。 下り坂になる手前の水平なところで、背後から「ズルッ」というような音がしたので振り返ると、家内が尻餅をついていました。 「どうしたの?何してるの?」 と尋ねると、 「えへへっ」 と照れ笑いして、「滑っちゃった」と言って恥ずかしそうにしていました。

君恋し、君偲ぶ

天に在りては願わくは比翼の鳥と作らん、地に在りては連理の枝と為らん 大切な大切な人生のパートナーでした…。最愛の妻でした…。 故事に倣うなら、右眼右翼を奪われてしまったようです。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2019年11月6日午前8時45分、家内が薬剤師として勤務する薬局にまさに出かけようとしていた時のことでした。 一本の電話がかかってきました。 前日に検診を受けたクリニックからでした。 「血液検査に異常が見つかりました。