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暮れなずむ学舎を僕は見つめていた。 いずれ彼女は現れる。ユニフォームから制服に着替え、髪…
人間世界に忍び込み恐怖支配を企む悪霊たちは、立ちはだかるケケケのキダローとその弟子トシロ…
「いや~今年の入学式は素晴らしかったですな~校長」 「感動的だったねぇ~、君の司会進行も…
そんなところで花見をされたら皆に迷惑です。 アパートの敷地の桜が見事な花を咲かせた。道行…
「てめえらの悪だくみ、この桜吹雪がすべてお見通しだぁ!」 「金さん!待ってました!」「と…
世界の断捨離ズム(ダンシャリズム)の勝利の瞬間だった。 全世界は究極の断捨離、核兵器及…
「次の新月より2日目、つまり三日月の夜、日が暮れて三日月が西の空に浮かぶ数時間。ここで我々は勝鬨をあげる」 我ら三日月党は伊達政宗公所縁の者たち。戦国の世を生き徳川三代将軍には親父殿とまで呼ばれた武功と知徳を備えた政宗公の象徴、兜の三日月。これより満ちる月はすなわちこれより天下を治める印となる。 そんな三日月を継承する我らは、この現代に再び我らの名を轟かせねばならぬ。 「準備はよいか、例の書状、ぬかりはないな」 「『三日月ふぁすとぱす』なる書状を手に入れてございます」
「ヒョーイストン、まもなく月面に着陸。着陸船計器異常なし」 「アパロ11号、了解、100、99、…
「もう帰ろう、ママに叱られるよ」 「なんだ弱虫。伝説の皿がこの洞窟の中にあるんだぞ」 「ホ…
「あなたを愛せない」 「こんなに君に尽くしているのに?」 「あなたは私にとって完璧よ。そ…
「ツノ出せ! ゴラァァ! 漢みせぇ!」 朝もやにじっとりとした空気を切り裂くようにヒロシ…
「68番の方~」 都内某所のハローワーク。今日も沢山の求職者が相談の順番待ち。 「おたくも…
今年は元旦から仕事だったので、一日は夕方まで仕事をして、二日、三日と休みを頂きました。…
「というわけで天の川銀河太陽系第三惑星。現地時間で約400年くらいたっている時代へ転送する。まだ現地生物は生存しているか、また技術進歩はどのくらいかを探査してきてほしい」 「司令官、あの星だけは勘弁して」 「なぜだ」 「前回調査で持ち帰ったあの板状デバイスを研究されたでしょう?」 「ああ。あの装置の秘密はとうとう分からなかった。あれを前後左右に振るだけで現地生物が殺し合いをする魔のデバイス。あの自動操縦技術の秘密を解明しなければ……やつらの技術進歩の様子を見てから第三惑