【観劇記録】流星の音色
2022.08.06
新橋演舞場にて流星の音色を
観劇してきました!
ジャニーズ主演の舞台は
V6坂本くんのM42以来。
若い子の人気が比じゃないと思うので
内心ビクビクしながら観劇してきました。
今日は舞台全体の感想と
キャストの感想(京本、真彩、新妻)を
まとめていきたいとおもいます。
※ネタバレあり。要注意!
🔵全体の感想
※やや辛口な感想部分あり。
自己満レポだからお許しを。
〈良かったところ〉
曲と演出が良かった!
耳に残る楽曲は1曲だけだったけど
どの楽曲も旋律が美しく
心にスーっと入ってきた。
キャストも歌える役者が揃っていたので
音楽でストレスを感じることがなかったのは良かったかな。
オリジナルミュージカルを見る時に
音楽の当たり外れは
私的にすごく大事なポイントなので
ここで転けなかったのは本当に良かった。
あと生オケなのも◎🙆♀️
指揮も西谷先生だったので安心でした。
演出もほかの舞台にはない手法で
すごく良かった!
光と水の演出は滝沢演出の
真骨頂なのかな?
LEDライトを多用することで
ロマンティックなお話が
更に夢夢しくなっていたし
ラストの演出も噴水形式で大量の水を使用し
雨を表現する手法が面白かった。
よそであんな演出見たことない!
お話の世界観とも合っていて美しかった。
パンフレットの京本くんのインタビューに
「ポーの一族を見に行って
オリジナルミュージカルを作りたいと思った」と
書いてありましたが そこからの発想に納得。
セットも中央に階段を設置したり
その両脇上段下段にオケを置いたりと
見覚えのある舞台設置!
かなり宝塚の演出に影響を受けているよね。
京本くん自身、小池先生の作品に
2度出ているからこその着想かなと思った。
〈残念だった部分〉
ストーリーが単調。特に1幕は
なかなかストーリーが進まず
退屈になる時間が多かった。
主人公2人が出会うまでの描写が長いかな。
物理的に離れて暮らしている2人が
離れていても互いの声だけ聞こえるようになった設定が謎だったし、ラストの展開もどうしてシルウァだけ消えてしまったのか分かりずらかった。
おそらくリーパにだけ龍の血が流れていたので雨に当たっても彼は消えることなく 人間のシルウァだけが消えてしまった…ということなのだと思うけど、ここわかりづらいよね。
ロマンティックな作品って
設定がぼけてしまうと辻褄が
微妙に合わなくなるのだなと感じた。
宝塚でも夢夢しい作品はあるけど、
ここまで単調な作品は初めてかな…笑
ロミオとジュリエットの要素と
日本の七夕の話を
上手に物語に組み込んでいるけれど、
何か物足りない……そんな感じがしました。
でも、シルウァと母の場面や
シルウァと乳母の場面はグッときた。
宝塚版のロミジュリでも乳母の場面が
大好きなので 2幕は号泣。
感情移入できる場面があってほっとした。
最後にもう1つだけ!
衣装数がリーパだけ多く
ほかのキャストが少なめだったのが残念。
特にシルウァはもう数着あった方が
お姫さま感がでるかな、と。
加えて、ドレスのデザインが
めちゃくちゃセンス無かった。
てか正直 あれは酷すぎる。
2幕のドレスの方がまだ良かった。
あのプリキュアみたいな衣装はやめてほしい。
在団中のきいちゃんの作品を
たくさん見ているデザイナーさんなら
あんなデザインにはならないだろ……笑
せっかくのきいちゃんの可愛さと美しさが勿体ない。
※これは絶対共感してくれる人いるはず。
🔵キャストの感想!
〇 リーパ役 京本大我さん
とにかく!!ビジュアルが超最強‼️
リアル王子ここにあり!
日本男性であんなに夢夢しい衣装が似合う人がいるんだな。
オーラというか 存在が もう発光している。
1幕冒頭、中央の階段から降りてくるんだけど
宝塚のトップスターが降りてきたかのような
神々しさ!あやうく拍手を仕掛けた私。
外部ミュージカルは
登場シーンで拍手しないんだった!💦
と慌てて 思いとどまったけど
あそこはみんな拍手していいと思うよ。
京本くんの舞台は
過去に エリザベートのルドルフを
1度だけ見たことがあるのけど
その時に比べて歌唱力が格段にアップしてる。
もともと高音が綺麗な人という印象があったけど、同時に声質が薄い印象もあった。それが声に厚みが出ていたし、
声質のレパートリーも増えていて上手い。特に1幕と2幕で 芝居が陽から陰へ
ガラッと変わるから、それに伴って歌唱も低く深いものに自然とスイッチング出来ているのがすごくよかった。
お芝居でいうと
1幕 ピュアっピュアな王子だったリーパが
2幕は父の差し金で
ブラックな王子に変貌しちゃうけれど、
この演じ分けが見事!
私は正直、2幕の闇落ちしたリーパの方が好み。
声質だけじゃなく目の色も全く違う。
完全無欠な王になるべく
愛や夢をすべて排除していくあの様。
衣装も 龍の鱗のような甲冑をつけ
強さを全面に出しているのが良きでした。
観劇前、SNSで流星のエゴサを
かなりしちゃったんだけど
ジャニオタたちがリーパの「愛してる」のセリフが
やばい!と騒いでいるのをよく目にしてて
実際確かに やばかった。笑
でも私的に、はシルウァに「7月7日に会おう」の
「会おう」の言い方と声質に胸きゅんでした。
声ふぇちなのでね。あ〜、あれはずるい。
あ!ずるいと言えば、
京本くんは衣装チェンジが結構多くて
その衣装すべてが似合っているから
ここもまた ずるい!!
個人的にはジャケットを脱いで
白ベストと白パンツで殺陣をする所が
衣装では1番好きでした。
カテコ、濡れたあとの姿も爽やか!
普段 宝塚で綺麗な男役に見慣れているはずなのに
見目麗しいお姿に、
終演後 思わず 「眼福‼️」と手を合わせたくなった笑
〇シルウァ役 真彩希帆さん
私のご贔屓!大大大好きなきぃちゃん。
前回、笑う男がコロナの影響で
見に行けなかったので、藤ヶ谷くん主演のドンジュアン以来の観劇でした。
きいちゃんの魅力は
なんと言っても その美声!!
歌がとにかくうまい!
今回の作品も きいちゃんの歌声が
とにかく最高でした‼️
鈴の音がなるようにしゃべり歌う。
神に歌声を捧げるというシルウァの役柄も
きいちゃんにぴったり。
こんなに可愛らしい役柄は
羽ばたけ黄金の翼の クラリーチェ以来なのでは?
歌が抜群に上手なのに 京本くんと歌う時には
彼の歌声がしっかり引き立つよう 、
そして歌声が綺麗に重なるよう
ソロとデュエットで
上手に歌い分けをしている所が
さすが宝塚出身の歌姫だなーーー。
歌声以外に、私はきいちゃんの
コロコロと変わる表情も大好き💓
恋に夢見る場面は特に微笑ましかった!
これは作品全体の感想にも書いたけど
シルウァと乳母、それから母親との場面で涙。
乳母の説得をふりきり、
母に「どうしてもあの人に会いたいの」と
必死に伝える姿が切なすぎた。
そこを乗り越えて、橋の上で
リーパと会えた時のシルウァの嬉しそうな顔と
自分は消えてしまうと分かっていても
最後の瞬間までリーパに寄り添うあの場面は
優しくて温かくて
シルウァの人柄がすごくよく出ていて素敵だった。
今も あの雨の中 リーパに
そっと寄り添うシルウァの姿が焼きついている。
名場面だね。
カテコでは きいちゃんの
太陽みたいな満面の笑みが見れて安堵。
きいちゃんの笑顔って
人を元気にする力がある!!
辛いことも多い世の中だけど
あの笑顔を見に行くためにまたがんばろ!
て思えるんだよなー。
ここからは完全にきいちゃんファンの
私情をはさみますが、きいちゃんて
新妻さんの大ファンなんだよね‼️
その2人が この舞台で初競演。
しかも親子役!
ファンとしてはこの初共演を
しっかり劇場で見届けられて嬉しかった。
2人一緒に歌った時の美声と言ったら、もう。。。
〇 シルウァの母 新妻聖子さん
新妻さんの舞台は初めて。さすがミュージカル界の歌姫!
とにかく歌がうまくて、
新妻さんが歌えば ここは帝劇か?というくらい
素晴らしかった✨️
お芝居も流石。
母の後悔、そして娘への愛が
ストレートに伝わってきました。
特に2幕のシルウァとの別れの場面、
「もう少し子どもでいて欲しかった」と
こぼしたあのセリフで涙腺決壊。
シルウァを大切そうに抱きしめるあの場面は
控えめに言ってやばい。
私は結婚もしていないし
子どももいないけど 母の思いが
痛いくらい伝わってきて号泣。
昔の恋と重ねてしまう母の姿も
切なかったなー😭
もし仮に 円盤が出るなら
ラストの場面よりも 私はこの
母と娘の別れの場面を
何度も繰り返し見ると思います。
それくらい 良質な場面でした。
簡潔に観劇記録を残そうと思っていたのに
気づけばすごい文量に。
これから観劇する方には
ネタバレになってしまって申し訳ないけど
私は無事にレポを書き終えられて満足。
何が言いたいかと言うと、
京本大我のビジュアルと
真彩希帆・新妻聖子の歌唱が爆発している舞台だったってこと。
お付き合い ありがとうございました。
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