見出し画像

強制終了

 ぎっくり腰で自宅安静中。
思い起こせば腰に負担をかけた作業をしていました。
    1日目、特養の仕事。硬い便が肛門に詰まり、トイレで排便困難になっていた方の摘便をしたこと。
    よくあることですが、出口でぎゅう詰めになってる硬い便を直腸内で砕き、少しずつ出すという難易度高め(?)な摘便をしました。狭い居室のトイレで腰に負担がかかったんだな。

2日目、特養の仕事。手足のつめ切り3人。
白癬で肥厚した爪、陥入爪、痛がりさんの変形爪と、立て続けに3人切りました。今思えば作業に集中するあまり、自分の体勢に無頓着だったなぁと。

3日目、休日で朝から庭仕事。立位のままかがんで枝切り作業。腰の筋肉が緊張してるかな?と思った次の瞬間、ぐりんと嫌な感じで腰の筋の何かが動き、激痛と共に膝から崩れ落ちました。

やばい、やっちゃった。
とりあえず、いったん座ろう。

すぐ横のベンチに何とか腰掛けて深呼吸。
それでも嫌な感じがどんどん迫ってきて、血の気が引き、視界がぐらついてきました。
あ~ダメだ、吐くかも。
血圧が下がってるだろうから、頭を下げたいんだけど、腰が痛くてかがむことができない。家の中にいる家族に助けを呼ぼうにも、声を出せない。
嘔吐反射が始まりました。
すぐそばにあったバケツに吐いていると、ちょっと血圧が戻り、声が出せるようになりました。
「たすけて~」
声にすぐ気づき、娘、息子、夫、みんなで助けに来てくれました。
「なに!?どうした!?」
「腰が痛くなって…吐きそうだから洗面器を…」

布団、嘔吐用の洗面器、お水など用意するために一斉に散らばったため、私ポツン。

     数分後、用意してくれた洗面器に再び嘔吐。うがいのために渡してくれた水は、なぜかビールジョッキに入っている。
「…重い…ぶははっ😂」
吐きながら笑ってしまいました。
慢性腰痛を持つ夫に助けられつつ何とか歩いて部屋へ。
夫「あ~あ、腰痛夫婦だねぇ」

    翌日整形外科にかかり、骨に異常なし。
俗に言うぎっくり腰。腰の捻挫です。と言われた次第です。

腰の痛みは「強制終了」
疲れてるからいいかげん体を休めなさい
というサインとのこと。
職場に連絡すると
「仕事のことは心配しないでしっかり休んで、腰を治すことに専念してください。」
と有難い言葉。
優しい言葉に感謝しました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?