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昭和のヘアケア

シャンプー
コンディショナー
トリートメント
ヘアクリームなどなど
基本的な髪を洗い整えるものとして馴染み深いですが

昭和の時代は
シャンプー
リンス
椿油
でした

リンスが今で言うコンディショナーですが
使い方はこれまた今では考えられないような使い方をします

その前にその当時のお風呂事情も…

お風呂はお湯は出ません
お水しか出ないので
湯船に一旦お水をためて
ある家庭では薪で
またある家庭では石油で
更に少し進化して都市ガスで
火を焚き沸かします

今のような浅くて広い湯船ではなく
大人では体育座りの状態がマスト
足を伸ばすのは無理なタイルとコンクリ固められたモザイク模様の湯船にゆっくり浸かると気持ちが良いです

お風呂に椅子がある家庭は少なく
マットが敷いてある家庭が多かったです
そうお風呂マットに直に座って身体を洗ったりしていました
マットの柄は時代を反映するキャラクターものなんてのもありました

ということで水道の蛇口からはお水しか出ませんしシャワーと言う便利なものもないのです

髪を洗う前に湯船のお湯を手桶で頭にかけて十分に濡らしてからシャンプーをします
シャンプー中見えにくいながらも湯船から何度も手桶でお湯をすくい頭にかけ濯ぎます

そうその湯船
さっき肩まで温まったそのお湯です

さてシャンプーも濯いだことだしリンスの準備は整いました

手桶で洗面器にお湯を汲み入れます
ポンプなんてついてないくるくる回して開けるタイプのリンスの蓋にリンスをキャップ1杯から2杯 洗面器のお湯にとき入れます

そう リンスを洗面器で希釈するんです
それを少しずつ髪に馴染ませるんです
手のひらですくって髪につけたり
洗面器を手に持ち右の肩側に持ち上げて右の髪をシャバシャバ
左肩側に持ち替えて左の髪をシャバシャバ
最後に頭上からザバーッと被って…
そして1回から2回また手桶でお湯で濯いで仕上げます

今のようなトリートメントなんてないのでお風呂上がりには椿油をヘアクリームとしてつけることもありました

そんなシャンプーとリンスの蓋がパッチンと開けられるワンタッチになるとリンスは髪へ直付けになって
ポンプタイプも現れ
今の仕様に切り替わってきたのです


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