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【情熱】高3担任、初の卒業式を終えて

2021年4月〜 初の担任(1年3組)
2022年4月〜 初の理系クラス(2年7組)
2023年4月〜 初の高3担任(3年7組)

そして、2024年3月1日、
高3担任として、初めての卒業式を迎えました。


今回は
私自身が大切にしてきたこと
&生徒からのフィードバック
最後に、改善点の順に
まとめたいと思います


私が大切にしてきたこと

大きく分けると、3つあります。

1つ目は、【一人一人の理想の在り方や思い、価値観を大切にすること】です。

言い換えると、
現時点での
一人一人の理想の姿、在り方
“コンパスのようなもの”
を確立することです。

これが最も大切にしてきたことです。


その背景には、大学受験がゴールではなく
生徒が3年、5年、10年、20年と
人生を歩んでいく姿を想像した際に
自分の思いや価値観を理解していることが
必ず支えになる、という思いがありました


というのも、
これまでの時代は
幸せになれる道がある程度
分かりやすく目に見えていました。


いい大学に行って、いい企業に入って
一生安泰

趣味や好きなものでも
タッチ、スラムダンク、松田聖子、SMAPなど
大きな軸のようなものがあって
多くの人が同じものを
一緒に楽しんでいた傾向があったと思います


その一方現在は、
いい大学に行ったら、
必ず一生安泰とは限りません



日本の大企業トヨタでさえ
終身雇用は難しいと
言われています

また、趣味も本当に多様化されています
例えば、Youtube一つ見ても
音楽、芸能、お笑い、学び、アイドル、料理、魚釣り、中には爬虫類に特化されたものなど、ほんとうに細分化されています

そんないろんな選択肢がある時代だからこそ
自分自身が何が好きで
何を大切にしたくて
どうありたいのか
その軸を持っておくことが
心から喜びを感じられる人生を
歩んでいくためには
必要不可欠だと思っています


そんな思いを込めて
生徒一人一人との面談を通して
一人一人の現時点での在り方を
生徒と創り上げてきました

(一部抜粋)
・ドバイバーを支え、モータースポーツ(車)の魅力を伝えられる整備士
・芯のある誠実な土木技術士
・患者さんの心の拠り所となれる看護師
など…


↓人生のコンパスになればという思いで書いた
一人一人の理想の在り方や長所を書いた手紙

卒業式でのプレゼントは
想像以上に喜んでくれました


生徒からのフィードバックを見ても
担任としての関わりの中で、嬉しかったことの欄で一番多かったのが進路のことでした。

(以下抜粋)

・個人面談が自分をしっかり考えることになって良かった
・進路で相談に乗ってくれたことと、先生から話しかけてくださったこと。
・自分の人生について深く話せたこと進路について真剣に考えてくれる
・将来についてよく考えて頂いて本当に嬉しかったです。受験期には本当に時間が惜しかったので面談がすごく長かったですが、ありがとうございました。(※深掘りで時間がかかってしまったのは反省)
・良かったことは進路のことで相談に乗ってくれたことと先生から話しかけてくださったこと
・常に寄り添ってくださり話しやすかった
・進路に向けてしっかり話してくれたこと


2つ目は、クラス共通の”目標”です。

3年生では
文化祭や体育祭などの行事や受験などがあるので
一人一人の思いと同時に
クラスが迷ったり、悩んだりした際に
立ち返る目標や目的、
共通の指針(方向性)が必要だと
年度当初に感じていました


しかし、みんなで同じ方向を向くことが
嫌いだったり、苦手な生徒が
いることも知っていましたので
決して強制するのではなく

一人一人の思いや価値観を大切にしながら
それをうまく掛け合わせていく

そんな思いで
4月の年度当初に生徒と創り上げたものが
以下のクラス目標です。

【ともにやるべきことをしっかりやり、ともに楽しむときは楽しむ】


生徒のフィードバックを見ても
自分自身としては、目標を概ね達成できていると感じていることがわかります。



3つ目は、”粘り強さ”です。

年度当初より
第一志望合格への鍵は
“粘り強さ”
であるということを
何度も伝えてきました


勉強のスタートが遅い
勤務校の生徒は特に重要になります


また、大学受験だけでなく
進路が決まっている人も、
自分の理想の姿に向けて、

今できることを必死に
最後の最後の最後まで
自分が心の底から納得のいくところまで
やり抜く経験は
今後の人生を歩んでいく中で
間違いなく自信や支えになると
自身の経験を通しても感じていました


私も高校生のときは
その重要性にあまり気づいていなかったのですが
社会人になってとても感じるので、
思いを込めて伝えてきました


粘り強さがすべてでは
もちろんないですが
必ず力にはなると私は信じています


以上、3つが私が特に大切にしてきた思いです。


改善点

自分自身の振り返りと
生徒のフィードバックを踏まえて
改善点を3つにまとめました。


①話を短く、より端的に
そのためには、構造を理解する必要があります。
(自分自身が日常生活の中でWhyの深堀り)
これは現在、コーチング等で教えていただいているので、日頃から意識していきます。

②より一人一人への配慮
→深掘るための質問が苦手な人もいるので、よく観察して、受け取りやすい言葉で伝えたり、生徒の気持ちを常に確認する
日常生活でいかに生徒を観察して、接することができるか、考えさせられるとてもいい機会となり、日頃から意識していきます。


③ユーモア
→もっとぼけたり、雑談を純粋にもっと楽しんだりする!
好きなのですが、どこか固くなってしまう自分がまだいるので、これも日頃からの意識ですね!!



本日も、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!


担任として特にこの一年は
自分の情けなさや至らなさに
落ち込むこともありましたが
ほんとうに
生徒はもちろん
いろんな先生方のおかげで
ここまでこられました


環境に恵まれていることに
感謝しながら
責任を持って、後期受験まで
最後の最後の最後まで
生徒と走り抜けます。



Q. みなさんは、お仕事をするときに
どんな思いを大切にされていますか?


それでは、
Have a nice day!:)

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