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復職面談を終えて

先ほど運命の(?)復職面談を終えた。トップとのマンツーマンはさすがに緊張し、30分前くらいからはやたら呼吸を整えて、どんなことを話そうか、どんなスタンスでいこうか身構えていた。

いろんな意味で心のエネルギーを使い果たし放心状態なのだが、忘れないうちに、そして自分の心を整理する意味でもここに記しておきたいと思う。

一番の関心事はやはり体制

復帰後の体制。これが一番気になる所、というか逆にこれ以外にはない。
私はどこのチームで、誰と、どんな仕事をするのか。

結論から言うと、めでたく元のチームに戻れたのはいいのだが、その中で細かく分かれている小チーム(ざっくり言えば、①企画立案系チームと、②運用チーム)が、私の希望とは違った。

私は元々①のチームに属しており、人事上の紐付きもそうなっているのだが、復帰先は②のチームとなるそうだ。

あれだけ企画、アイディア出し、創造的な仕事がしたいと言っていたが、復帰したらオペレーション(とはいえ、ただ手先を動かすだけでなく、オペレーション周りの企画立案はするが)である。

正直、一番理想とは違う配置となった。元々いた①のチームは、私が産休に入ってから光の速さで人が入れ替わり、既に私のポジションは埋まっていたり、なんなら現場上がりの若くてイケイケなお方が増えていたりと、嫌な予感は薄々感じていたのであるが。

ただ、聞いた瞬間は衝撃を隠しきれなかったものの、よくよく話を聞いてみると、私が元々人間関係で悩んでいたことだったり、復帰直後はソフトランディングで無理なく、という配慮があってのことだと分かった。
意外と人に優しい会社なのかも、と思ったりもした。

また、そもそも大きなチームの方針として、①チームで企画ばかりやってても、運用周りを全く知らずに良い企画などできない、逆も然り、という考えの元、数ヶ月単位で人をローテーションしているらしい。
ローテーションといえども、正式な異動などではなく、あくまで数ヶ月修行に出て帰ってくるみたいなことらしい。
現に今も他の人が他チームに行っていたり、その人が元のチームに戻ったら今度は別の人が行ったり、ということが行われている。

それを聞いて、少しほっとした自分がいた。
異動ではなくただの業務経験を積むだけ(修行)なので、必ず数ヶ月後には元チームに戻ってくることが前提である。

会社としてはとても良い試みだと思うし、本来そうあるべきだと思う(現に、今まで運用周りを全く知らないために苦労したこと多数)。

思うーのだが、なぜだが心にモヤがかかったまま晴れない。

このモヤの正体は何なのだろう?

アンコンシャスバイアス的なものに気づいた瞬間

人事歴が長いので、アンコンシャスバイアスなんて言葉はこれまでとてもよく使ってきたし、そういう研修を作ったりもしてきた。

ただ、薄々気づいていたものの、ここで私のアンコンシャスバイアス的なものが浮き彫りになってしまい、一人あたふたしている。

《私のアンコンシャスバイアス》

  • 運用より企画の方が仕事としてレベルが上

  • 運用チームに行かせられるのは事実上の左遷

  • 本人の意思と反する業務の変更や異動は、大体ネガティブな理由によるもの

人は多かれ少なかれアンコンシャスバイアス的なものを持っていると思うが、何か自分にとって不都合な状況や期待と違った方向に物事が動いたとき、改めて気づくものなのかもしれない。

こんな偏った考えや間違ったプライドを持っていたことにゲンナリすると同時に、アンコンシャスバイアスに気づいたのにそれでも尚、復帰後の体制にモヤっとしてしまう自分にもゲンナリである。

このモヤの正体は、ただただ上記の偏見つまらないプライドのせいに過ぎないのである。
(偏見とプライド、という映画があったなと、大好きなキーラ・ナイトレイが出ていた映画をふと思い出した。明日観よう!と心に誓った。)

悲観すべきことばかりではない

モヤが完全に消えるにはまだ時間がかかりそうであるが、客観的に捉えると、そう悲観することばかりでもないように思えた。

《Happyな点》

  • 私の指導役兼メンターとなってくれる先輩社員、そして上司ともに、尊敬できる良い人である(とても重要!)

  • 産休前にも片足突っ込んでいた仕事もあり、キャッチアップが少しは楽そう(いや楽ではないだろうが知っている仕事があるだけでも少しはまし)

  • 文章を書いたり資料を作ること、多くの人と良好な関係を築いて連携することなどが比較的得意なので、むしろ運用チームの方が活躍できる可能性もある

  • 長い目でみれば、企画チームに戻ったときに上流も下流も知ってる【何でも来いな人】になれる可能性がある

  • 運用の方が、成果が形として見えやすいため評価されやすい(ーような気がする。これも偏見か。。)

ラッキーなのは、所属は変わらずに、あくまで短期留学的な扱いで、戻ってくること前提でアサインされることである。

人間関係含め色々と苦労が多かった元のチームより、むしろ楽しく、生き生きと働ける可能性は多分にある。

やはりなんたって人間関係だよな・・・
パワハラ的な仕打ちに心を痛めていた時期を思い返すと、1に人、2に人、3、4がなくて4に人、とすら思えてくる。

いくらやりたい仕事ができても、一緒に働く人に恵まれなかったら、コミュニケーションにも支障が出るし、陰であることないことを言われそうであるし、結果パフォーマンスにも大きな影響が出るのである(実体験)。。

そうだ。むしろラッキーというか、今の私にとっては無理なく平和に働ける、ベストな道なのかもしれないとすら思えてきた。

こうやって、少しずつ、モヤが薄くなっていくのだろう(まだ時間は多分かかる)。

最悪の状況を考えたとき

実は数少ない職場の仲の良い同僚達が、最近ゴソッとサポート的な役回りになっていたり、役職が1ランク落ちたりしている。

転職するまで、日本の古き良き会社にいた私には衝撃を隠せない。
前の会社には、仕事をしてなくても、ダラダラサボっていたり、なんなら一日中デスクで寝ていても、年数が経てば誰でも課長となり、部長となり、相当な給料が会社から出ていた。
降格なんて、逆にどうやったらできるんですか?レベルであった(寝ててもサボってても誰でも昇格できたので)。

その数少ない同僚達は、皆とてもいい人で、温かくて、優しくて。彼ら彼女らがいたから私はこれまでなんとかやれてきていたといっても過言ではない。

これが外資系企業たるものなのか。なんだか切なくなった。

そして、自分もそうなる可能性は多分にしてある。
前の会社より、はるかに頭脳をフル回転させる、量的にも質的にも負荷の高い仕事をこなしていて、それでも評価されないのなら。

【自分の能力が会社のレベルに達していない】のは、確かになくはないだろうけれども、
それ以前に恐らく、
【自分と会社が合ってない】可能性が高いと思う。

彼ら彼女らを擁護する訳ではないけれども、評価される/されない、昇進する/しないって半分は運みたいな所があり。
自分に合った会社や仕事に出会い、自分に合った上司に恵まれて、それでやっとチャンスが巡ってくるみたいな所はあると思う。

彼らだって、恐らく私の前職の会社にいたら、周りの人達よりよっぽど成果を出しているし、普通に課長レベルにはとっくになっていると思うから。

さて、私がもしこの先、彼らと同じ道を辿ったら。
頑張っても頑張っても報われないケースを考える。

そうなったら、もう一度自分を見つめ直し、やりたいことにチャレンジしよう。
もっと自分に合う会社はあるはずである。
この会社が全てではない。

自分の能力が足りない、スキルが足りない、期待に応えられない、、など自信喪失してしまうようなことは、どうやっても自動的に考えてしまうので、あえてそれらは一端脇に置き、上記の考えをここに書いて前向きに進みたいと思う次第である。

世の中割と何でも、向き不向き、相性、運だと本気で思っている。

今後の目標

ガツガツしていて引かれそうであるが、私は一日も早く昇格したいと思っている(自分でもガツガツしておりちょっと嫌だ、笑)。

理由は、子ども達にお金をかけてあげたいから。
それと、家を買いたいから(笑)。
家については前途多難ぷりが凄まじいが、とにかくこれらをモチベーションに頑張って働こうとしている次第である。

ゲッターズ飯田さんの占いはその通りかもな(当たりすぎて怖いほどで、占いの類は信じない私がゲッターズさんだけは信じている)。
今年一年は5年間程続いた試練の年の、最後の年。最後の踏ん張りどき。

来年は一気に花開くらしいので、それを信じてとりあえずは与えられた環境でベストを尽くそう!と決意しながら、まだしぶとく心に残るモヤを認めずにはいられない。

寝たら少しは気分が晴れるかな。
明日は明日の風が吹くだろう。

1会社員なんだから、会社の命令には従うしかないし、与えられた環境でそれなりにやっとけばいいさ〜という悪魔(?)なのか天使(?)なのかの声が聞こえる。

今日は少し酔っ払いたい気分。
地元から送られてきた美味しい日本酒があるので、今日こそ開けよう。


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