小説『心夢~もとむ~』-I-

私ね、ちょっとした能力があるのっ。
それは、人のこころの中に入ること。
夢というかたちで誰かのこころの中に入ることができるの。
今日は初めて人のこころの中に入った時のことを話すね。



「やっと寝れるー」
課題を終わらせた私は布団にダイブした。
そしてすぐに深い眠りについた。

気づいたら綺麗なお花がたくさん咲いた場所に立ってた。
「すごく綺麗、、、」
思わず声が出た。
「えっこれ夢だよね?話せるの?」
どうゆうことか整理しようと思ってたらお花が寄っていって道ができた。
「行けって、こと?」
行ってみたいけど、夢だから動けないよなぁ。

さっき話せたし動けるのでは?

体を動かしてみた。
結果:しっかり動けました
夢なのかよくわからないけど動けることにびっくりして感動した。
動けることを確認して、道を進んだ。
そしたら、扉があった。
「入っていいのかな、?」
なんとなく、ノックしてみた。
そしたら扉が勝手に開いて冷たい風の音が聞こえた。
「なに、これ」
扉の向こうは暗闇が続いてて、なにもなかった。
少し怖くなった私はその場を離れようと思ったんだけど、

だめでした笑

周りをたくさんのお花で囲まれてて、お花の壁がどんどん迫ってきてて、
私は扉の向こうに行くしかなかった。
入った瞬間バタンッと扉が閉じられた。
「うそっ、まって!」
扉を開けようとしたけど全く開く気配がしない。
「これ、閉じ込められた、?」
暗闇が苦手な私にとってそこは地獄のようだった。
「はやく、抜け出そう」
と言っても暗闇が続くだけのこの場所でどうすればいいのかわからない。
止まっていてもしょうがないと思って適当に歩いてみた。
数分くらい歩いてたら一本の光を見つけた。
「なんか光ってる‼︎」
私は暗闇から逃れればいいと思い光に向かって走った。
光にだんだん近づいていく。そしたらね、人がいたの。
1人で体操座りしてて、今にも消えてしまいそうな男の子だった。
なんでかわからないけど、ほっとけなくて話しかけた。
「は、初めましてっ、、、大丈夫、ですか?」
男の子が顔をあげた。
すごく綺麗だった。すごく透き通ってる瞳が特に印象に残ってる。
こんな状況なのに自分と同じ人間なのかって思っちゃったよ笑
でもねその瞳には涙が浮かんでて、
「泣いてたの、?」
私が問いかけた瞬間、男の子は立ち上がって逃げようとした。
そのままにしててもよかったと思うよ。けど、心配で思わず腕を掴んだ。
「よかったら、話してくれないかな?あ、嫌だったらいいけど。
  、、、、、
あ、あの〜ここ真っ暗じゃん?私暗いの苦手で、一緒にいてくれないかな、?」
男の子はびっくりした顔をした。
いきなりこんなこと言われたらそうなるよね笑
「あ、ごめんね?えっと、無理、しないようにね?急にほんとごめん!元気でね‼︎」
恥ずかしくなった私はその場から逃げようとした。
そしたら今度は私が腕を掴まれた。

「案内、する、」

初めて聞いた彼の声。
すごく震えていて耳をすまさないと聞こえないくらいのか細い声。
どこか懐かしげのある綺麗な声だった。

気づいたら男の子は前の方を歩いてて慌ててついていった。
「ありがとうっ助かった」
「うん」
相変わらず小さな声だった。




今日はここまでにしとこうかな。
その男の子はどうなったか?
それはまた後日!
ん?
もちろん、他の人の心にも何回も入ってきたよ。
その話も気になる?
じゃあこの男の子の話が終わったら、話そうかな、?



ここまで読んでくれた方々ありがとうございます!
誤字とか日本語変だったりすると思うけど許してね笑
そこそこスキきてたりしたら続き書こうと思います。
受験終わったらだから期間は空くと思うけど、
今書いてるやつも受験終わったら更新してく予定なので、
よかったら読んでみてください!
アドバイスとか感想とかあったらコメよろしくですっ
(誤字とかあったら教えて笑)