あの日のNEO班まで、届け。


突然ですが、
わたしはパロディものが大好きです。

小学生の頃はさまざまなお菓子のパッケージを模したガチャガチャを集めまくったりしてました。
(数十年後の2022年にもなぜか流行しているやつ)

食品サンプルが好きで、色々なレストランのショーケースにかじりついてたりもしてました。
(たまに本物にラップがかかったものが置いてあったりするとがっかりしてた)



そして中学校に上がり、
出会ってしまったのです。

NHKの「NEO班」という制作集団に。

彼らの生み出すコンテンツのクオリティにあまりにも感動して、NEO班に入るためにはどうしたらいいですか!!!と熱い思いをNHKのホームページに投書していました。
もちろん匿名で。笑


代表作は「サラリーマンNEO」。(班名の語源と思われます)
ちょっとマイナーですが、「WALKING EYES アルクメデス」という作品も彼らの作品だった筈。


ここからがわたしが、彼らの作品を好きだった理由なのですが。

彼らの作品は、パロディや風刺に溢れていました。
それをお堅いNHKでやるもんだから、やっぱり真面目さが滲み出ちゃう。笑
でも、その制限がある中でも最大限に、
「誰も傷つけない笑い」を提供してくれたと思います。
当時は、「真面目にふざけてるところが好き!」と表現してたかも。


サラリーマンNEO」は、
サラリーマンの日常を揶揄するという社会風刺的な要素自体が斬新でした。

番組の構成自体は、全てがサラリーマンというテーマの、いくつかのコンテンツ(コントだったり、ドキュメンタリーだったり、、、)で仕立てられています。


特に、その中のコンテンツ「サラリーマン体操」や「サラリーマン歌舞伎」はほんとに印象的で。

サラリーマン体操は、NHKのテレビ体操のスタジオで撮影されていて、ちゃんと進行役やピアニストもいるんだけども、
各々の容姿や体操の内容はめちゃくちゃ。笑

サラリーマン歌舞伎も、サラリーマンのコントを歌舞伎の舞台でやってしまうし、顔芸しちゃうし、見栄切っちゃうし。笑

みんながフォーマルな状態を知っている前提で、
その前提を、表現の工夫で、全力で崩しに行く。

そんな番組だったように思います。


WALKING EYES アルクメデス」も、サラリーマンNEOと同じく数分のコンテンツをいくつか組み合わせたかたちの番組でした。

題材のテーマは様々でしたが、
その中でも、とある一貫性がありました。


、、、どのコンテンツも必ずクイズになっていたんです。
その時点で自ずとオチが生まれざるを得ない。
となるともうコンセプトの時点で天才。優勝です。


案内人の、アルキメデスとおぼしき人が、目がデジタル表示されたメガネをかけながら歩く風景がお馴染み。

これ、「歩く目です」よね。笑
ほんとくだらないダジャレなのですが、このゆるさがまたいい。


コンテンツも、
超古典的な論理パズルや簡単な算数の問題を(題材がクソ真面目なのがさすがNHK、、、)

邦画や洋画、海外ドラマのパロディ仕立てでクイズにしちゃう。笑

このパロディ映像のクオリティがそこそこ高かった、、、笑
映像が配信されていないので、ほとんど記憶でしかないですが。
海外の作品は、ちゃんとそういう演者さんが出演されていた気がします。



具体的にどんな作品が題材にされていたかは、

、、、ほんとごめんなさい、優秀なwikipedia先生を参照してくださいwwwww


加えて。
わたしはあとになってから、「冒頭のアレはああいう意味だったんだー!!!!」と合点がいくその感情が大好物なのですが、
アルクメデスはそんな感情も、幾度となく喚起してくれました。

伏線って、人間の工夫の賜物ですよね。

そんな、パロディ✖️伏線盛り盛りで、
わたしにぶっ刺さりまくっていた愛しきアルクメデスが、
またいつか復活してくれる日をほんとーーーに願ってます。
(心なしか記事が進むにつれて口が悪くなるw)



拝啓、NHK様。

今回も匿名の投稿ですが、あの頃より、ディテールを詰め込めるようになりました。

改めて、
NEO班に入るにはどうしたらいいですか!

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