見出し画像

バルコニーガーデニングⅠ:ウッドパネル&砂利敷き

はじまり

4月末より広島県東広島市在住になりました。

住所が変わったことで、新しい生活環境と勤務先になり、伴って、これまでのことを整理しつつ、新しいこともはじめてみたい意欲がわきました。

新しい住所(賃貸アパート)には、狭いながらもベランダがついていて、せっかくなので「洗濯物を干す」だけの空間ではなく、もっと「リビング+α」のような拡張空間としての機能を持たせたいなと考えました。

今は違いますが、かつては建設業界の仕事に従事していたこともあり、スケール感や納まりを意識しながら物を配置したり、見栄えを考えながら空間をデザインするということが「まったくその分野に関わったことがない人と比べれば、ある程度できるだろう」という、経験に基づきつつも見切り発車で…。

物干し竿受け金物、空調室外機…という、よくある光景です。
窓から立上り(手摺)までの奥行は約80cm、両隣住戸との隔板の間隔で約3m60cm。

さて、「リビング+αの拡張空間」というイメージは良さそうですが、「具体的に何をするのか(どんな機能があるのか)?」ということで考えた答えは、シンプルに「ガーデニング(庭)」です。

ただしこのバルコニー、西側に面している上、向かい側には隣接した建物があり(同賃貸アパートの別棟)、玄関と共用廊下から丸見えです。

したがって、筆者がバルコニーにいる時に、向かいのアパートから出かける方がいれば、当然視線は受けます。むしろ、部屋の中にいても、カーテンを閉め切っておかなければ、部屋の中が丸見えになる位置関係です。

また、このバルコニーは狭く、有事の際の避難経路にもなっているため、基本的は隔板を塞ぐように物を置いたり、(隔板を突き破って)隣の住戸へ移動できないほどバルコニー(通路)に物を置くのはNG

したがって、プランター等を置いて植物を育てるには向いていない空間であるとも言えます(そもそも「作業」や「くつろぎ」に向いてない)。

向かい側のアパートの共用廊下(屋外)から、自分の住戸を撮影してみたもの。洗濯物はもちろん、カーテンを閉めていなければ部屋の中も丸見えです。

それでも、筆者には「坪庭」、「バルコニー・ガーデニング」、「ロック・ガーデン」、「シェード・ガーデン」、「ウォーター・ガーデン」、さらには勝手な造語で「バーティカル・ガーデン」といったアイデアが先行して浮かんでいました。

「植物はやったことないし、うまくいくかわからない。でも、空間計画は人並み(か、それ以上)いけるだろう。」

※…失敗しても、別に誰も困らないしね。

ウッドパネルと砂利の敷き込み

ということで、ガーデニングを行うための環境整備をはじめました。まずは殺風景なバルコニーのイメージを変えるべく、床にウッドパネルと砂利を敷き込みました。

作業要領は概ね以下のとおりです。(正確には、事前にバルコニーの寸法取り⇒図面起こし⇒ウッドパネル割付け・タイル納まりの検討を行っていますが、細かいとこなので省略します。)

手順①:シート敷き

まず、退去時のことを考慮してシートを敷きこんでいます。

※後にウッドパネルの位置を固定し、ウッドパネルのプラスチック基礎隙間に砂利が入り込まないようにするためのテーピング相手としても、シートがあった方が良いです。(粘着性やテープ汚れを気にしなくていいため)

バルコニーの床自体を保護したり、ウッドパネルや砂利を片付ける時のことを想定して敷くのが主な理由なので、安価な製品で良いです。

手順②:ウッドパネル敷き

自分が購入・使用したのは10枚で約3,000円の商品を2セット分でした(実際に使ったのは18枚分)。

類似品として、例えば、100均で1枚あたり100円の商品もありますが、筆者の近所の場合、1度に数十枚を購入できなかった(店頭になかった)ことと、デザインが安っぽく、厚さや基礎の作りもしょぼい、そして何より、自転車で運ぶことになるのでやめときました。(このへんは個々人の判断なので自由に決めればいいと思います。)

規格は30cm角。基礎がプラ製で硬いので、丈夫ですが電動ノコギリなどの工具でないと切断しにくいと思います。したがって、(たとえば150×300角を作って割付ける等)加工は考えませんでした。
シート上にウッドパネルを敷込んだら、養生テープで位置固定しました。ウッドパネル基礎隙間に砂利が入り込まないための措置としても手軽かと思われます。

手順③:端部納まり(タイル)

ここは工夫できたなと思うところです。100均で売っている仕切り板を用途外使用して、端部を納めました。

引き出しの中を整理するために使う収納グッズ。
重ねてテープで一体化しています。
これらも100均で購入したタイルです。90mm角
タイルの上端がウッドパネル上端と一致する納まりにできました。
排水溝上部と隔板下部(隣の住戸との境)をこの納まりとしました。

手順④:砂利敷き(完成)

あとは砂利を敷いて完成です。筆者は車を所有していないので、Amazonで見つけたカラーストーンを扱っているメーカーの商品を発注して、宅急便の方に玄関先まで持ってきて頂いています。(物流・運送関係の方々に圧倒的感謝m(__)m)

しかし、自分で店先で購入し、持ち帰る時は注意しましょう。20kgや10kgでも重いので、敷く作業そのものより、敷く前の段取りの方が大変です。

ウッドパネルと砂利敷きだけでもだいぶバルコニーの印象が変わりました。ここからガーデニングへと繋げていきます。
再掲(BEFORE)
(AFTER)
再掲(BEFORE)
(AFTER)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?