暮れる
17時半の世田谷は真っ暗だ。22までの人生の後半80%を日本の西半分で暮らしていたとは言えもう4年半東京にいるのだから慣れてもよさそうなものなのに、一向に不慣れ。暗いのは安心なのに、不慣れは不慣れだ。今年も滞りなく暮れゆく。
かつてのわたしは何かを守りたいとき 言葉をよすがにするしかなかったが、もうそんなに傷つけたい相手もいないし。剣を持て余しても、鈍らせるのだって怖いし。
来年はただ研ぐだけで過ごしたい。
上手になりたいことがたくさんあって途方にくれる。上手にできないことがたくさんあって途方にくれる。
悔しくてしかわたしは泣かない。
本を借りるのが苦手です。本を買います。