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2018/12/25

サンタクロースが実在していると信じていた時代を欠いている。少なくとも幼稚園の年少さんのクリスマス会、サンタクロースにプレゼントを渡されながら「ありがとう園長先生」と言った覚えがある。

誕生日もクリスマスもお正月もお盆も、「大人がお金やゲームを(なぜだか特別に堂々とした顔で)与えてくれるもの」であって、それ以上でも以下でもなくて。

たぶん無邪気でいるのが嫌だったし、無邪気に振る舞う妹を嫌悪していた。大人たちはたぶん喜んで欲しかっただけで、でもわたしは無邪気ではいたくなかったから、上手に欲しがることも喜んで見せることもできなかった。何か与えられたら喜んで見せないといけないし好いて見せないといけないのだと思い、そんなの嫌なので、「いいのに」と思っていた。そういうのは妹の管轄だと思ったしそうなった。好意も善意も素直に上手に受け取れないままで今はもう大人だ。

人に何かを与えたいとき、

本を借りるのが苦手です。本を買います。