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モンテッソーリ教育を始めた息子の行方Part2 (2歳6ヶ月)

我が家の長男は1歳6ヶ月頃から都内にあるモンテッソーリ教育を基盤としたイングリッシュスクールへ通っている。
モンテッソーリ教室に通い現在1年経過。
ここからはモンテッソーリ教育を選択するかどうか悩んでいる方に向けて、幼児教育でモンテッソーリ教育を取り入れた結果どうなったかを伝えていきたいと思う。

登園開始から1年後、モンテッソーリ教育で得られたことは次の通りだ。(箇条書きにできなかったため暫しご一読ください)

まずスクールに到着すると恒例の儀式がある。
①自分で靴を脱いで下駄箱へ揃える
②自分でジャケットを脱ぎコート掛けにかける
③自分で手を石鹸で丁寧に洗い、うがいをする

モンテッソーリ教育ではまずこれを毎日教わる。これらは保育園や幼稚園でもやっていることだろう。
しかしこの『自分で』という部分がどこまで自分自身でできるかがモンテッソーリ教育では大切になってくる。
自分で自分のことができればできるほど幼児期の脳の発達や手先から身体の発達にいい影響を及ぼすというのだ。

というわけで長男は2歳6ヶ月の今、家でも帰宅後一人で手を洗いうがいをすることができるようになった。

自分で自分用の折り畳みステップ台を組み立てる。

そして自分で洗面所に設置する。
自分で泡ハンドソープの首根っこをつかみ、出しやすい所に移動させ自分の手に泡を出す。
そしてスクールで習ったとおりに、やたらと丁寧に手を洗う。
歌を歌いながら。

その間私は何をしているのかというと次男の帰宅後のお世話。なのでこの間彼は一人でこの作業を進める。

そして蛇口の水をガーッと出して泡を流す。
次はうがいという辺りで「ママっ!ママー!!」と呼ばれる。

これはヘルプではなくうがいの合図だ。
彼に呼ばれて洗面所に行くと自分のうがい用のコップを手に持っている。
これからうがいだ。
そして「ママーっママー!」と呼んで私にも手を洗えとジェスチャーする。そしてうがいを一緒にする。

これが彼の日課だ。
「一人で手洗いからうがいまでできるよ」ってことを見せつけ認めてほしいのだと思う。

コートは指定の場所に片付けられるし、おもちゃも片付けなくてはいけないことを理解している。
その日の機嫌にもよるけれど、我が家では次のおもちゃで遊ぶ前やお風呂の前にお片付けをする習慣がある。

モンテッソーリ教室に通わせているとこれ以外にも驚かされる行動の発見はいきなり訪れる。

こないだ朝食を終えたときのこと、長男はのんびり朝食を遅れながら食べていた。
朝ごはんはいつも時間がかかるタイプだ。

忘れた頃に長男の食事は終わっただろうかとキッチンで彼の様子を伺おうとしたら、朝食用のプレートのお皿にコップとデザート皿を重ねキッチンに下げに来たのだ。

「わぁ!ありがとう!」

母びっくり。
だってそれは教えてなかったじゃん。

というか食器下げるなんて知ってたんだ。
早く教えてあげればよかった。

こんな毎日。

私が教えてないだけで自分でできることはもっと沢山あるのだろう。
それって損してる。
だって自分で靴を履けるのに、王様のように履かせてあげ続けてるようなものだもの。
我が家では子供たちをそんな小さな王様にするつもりはない。
はやく自分で生きる力を付けさせたい。
そして人生の楽しさを知ってほしい。

そんな願いもありモンテッソーリ教室に入れている。

そして、もうひとつモンテッソーリ教育を始めてメキメキと彼が変わってきたのは、周囲を観察する力だ。

モンテッソーリ教育は縦割り保育で今のクラスは1歳半~3歳の幼稚園に入園する前までの子供たちがいる。
彼のクラスにはまだ歩き始めて数ヶ月の子もいたり、3歳になり手先も器用でお喋りも達者な子もいる。

こんな環境のおかげで自分より小さくて弱いお友達がいることを知り、自分より秀でてるお友達の存在を知る

これは他人への優しさや物事をもっと上手になろうとする楽しさを自然と育む。

息子はお友達や先生を観察することが好きだ。
モンテッソーリ教育特有のお仕事と呼ばれる一人遊びの時間には周囲が何をしているか確認して回るらしい。

自分より年上のお友達が何をして遊んでいるか、先生たちが何の準備をしているかなど。
みんなとお喋りしながら席に戻り自分のお仕事を始める。

私にとってはこれは不思議な行動だが、これは彼の感性の1つでありそれをモンテッソーリ教育がより引き伸ばしているということは確かだ。

この観察力や客観的思考は社会に出る頃に確実に大きな力になる。

息子がファンタジックな遊びよりも現実に近い遊びを好む。世の中の仕組みをもっと知りたいという現れかもしれない。

子供たちは私たちが想像してる以上に探究心があり、自分でやり遂げたいと心から思っている。

ワチャワチャした毎日の中には自分でやらせてあげる時間や余裕がないときもあるけど、このことを胸に刻んで小さなこともなるべくトライさせてあげたいものだ。

それではまた(^_-)☆




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