パイプという趣味と、必要になる道具
はじめに
お酒は好きだが煙草は吸ってこなかった私。
昨年、バーで初めて葉巻を試した際に、ウィスキーやカクテルなどのお酒との相性の良さに感動しました。
紙煙草とは違い燃焼剤やその他の成分が入ってなく、タバコ葉だけで巻かれているので、匂いに不快感が無く「香りを楽しむ」という事ができました。
パイプ煙草に興味を持ったのもこの頃で、ロングスモーキング大会やパイプクラブなどの自分が知らない広い世界があることに驚いた一方、自分の時間を大事にし、ゆったりと自由気ままにパイプ喫煙をされる人達をみて、ぜひ自分もこの趣味を生活の一部にしたいと思い、今に至っております。
葉巻やパイプは、煙を肺に吸い込む必要がなく、口でふかすだけで十分にニコチンを感じる事ができ、これによりリラックスできる一方で、ニコチン中毒になりにくく、喫煙習慣を持つことなく楽しめます。
今回はパイプ喫煙をするためにどのような道具が必要になるのか、パイプ喫煙のイメージができやすくなるために、大雑把にではありますが、初心者目線でご紹介させてください。
イメージは音楽のジャズとサルサ
若い方やパイプに敷居の高さを感じる方でも、もっとカジュアルに楽しめる物だということを知ってもらいたいです。
バーで静かにマティーニなどのカクテルを飲む世界もあれば、ガヤガヤとした居酒屋でビールを飲む世界もあるように。
シガーバーでジャズを聴きながら葉巻を楽しむ世界もありながら、中南米のおじさんが外でサルサを聴きながら葉巻を楽しんでいる世界もあるように。
フォーマルに楽しむことも、カジュアルに楽しむ事もできる本当に良い趣味だと思います。
私はまだまだ初心者のため、調べているとはいえ解釈の違いや情報が誤っている箇所があるかと思いますが、ご了承いただけると嬉しいです。
パイプ喫煙を始めたい人や初心者さんと一緒に成長して行けたらなと思いますので、どうか暖かい目で見守ってくださいm(_ _)m
パイプ喫煙で必要になる道具
ではパイプ喫煙に必要な道具を紹介します。
最初は多く感じるかもしれませんが、実際は一度買えば長く使えるものや、安く代用できるものが多いので、心配はいりません。
【喫煙時に必要になる道具】
・パイプ本体
・着火具
・タンパー
・パイプレスト
・タバコ葉(&保湿剤)
・灰皿
※灰を落とすだけなので説明を省略。
【お手入れで必要になる物】
・モールクリーナー
・パイプクリーナー液
・マイクロファイバータオル
【あれば便利なもの】
・パイプビッツ
・ポーチ
初心者向けにセットになっている商品もあるので、そちらから入ることもおすすめです。
・パイプ本体
パイプの本体を手に入れる事はそこまで難しくはなく、意外と身近なサイトで簡単に手に入れることができます。
新品を買う場合はAmazonや楽天市場などの通販サイトでもひとつ1万円前後で手に入れる事ができます。
パイプの材料として主に使用されるブライヤーと呼ばれる木の根っこ部分以外にも様々な素材のパイプが存在し、その中でもトウモロコシの芯を使ったコーンパイプはかなり安価に手に入ります。
大手通販サイトでなくても、ネットで販売しているタバコ屋さんなど、私が主に使用している所だと、タバコ専門店「Aun Smoke」さんのネットショップでパイプの本体やタバコ葉やその他の必要な物が揃えられます
AUN smokeさんのサイトリンク⤵︎ ︎
「AUN smoke」さんはYouTubeチャンネルも運営しており、パイプ初心者向けの動画も多数あるのでおすすめのチャンネルです。
あとは最寄りのタバコ屋さんを探して、自ら足を運んで行くのも楽しみの1つです、初心者にも親切に教えてくれる場所が多いので、優しそうな店主でしたら、分からない事は聞いてみても良いと思います。
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでも、廃盤になった商品の新品未使用品などが安く手に入ったり、ビンテージのパイプをクリーニングして使う方法もあります。
個人的にフリマアプリは未使用品でも5千円弱から手に入るパイプが多いので、慣れてきた方におすすめです。
・タバコ葉&保湿剤
初心者におすすめしたいタバコの銘柄があり、
それが「MAC BAREN ヴァージニアNo.1」
ゆっくり吸うと甘い煙が楽しめ、吸うペースが早くなると火力が上がり、酸味が増してしまうので、火力のコントロールに慣れるのにちょうど良いです。
火力が上がりすぎるとパイプの内側が焦げてしまい最悪穴ができてしまうので初心者にはありがたい。
値段もひと袋50gで約1600円程と買いやすい。
1回の喫煙で吸える時間は約30分から長くて1時間なので、趣味として楽しむのにも最適。
着香がされてなく、純粋なタバコの味なのだが、紙タバコとは違いとてもマイルドな香り。
タバコの煙が嫌いだったことが嘘みたいにパイプ喫煙が楽しかったです。
慣れてくるとフルーツやバニラなどの甘く着香されたタバコ葉の銘柄を調べて、自分好みの銘柄を探すのも楽しみですね。
そして重要となるのが保湿剤。
タバコ葉は乾燥してしまうと喫煙時に辛くなってしまったり、燃えやすくなってしまってパイプの内部が熱くなりやすかったりと良い事が無いため湿度を保つことが大事になります。
ボベダのヒュミディパックは比較的扱いが簡単な物から精製水を染み込ませて使うコイン状の加湿器もあります。
精製水を染み込ませる加湿器はタバコ葉を保管している入れ物を常に加湿してしまうためタバコ葉がカビやすくなってしまうので、毎日状態を確認しないといけない反面、再利用もできて値段も安いです。(1つ200円弱)
一方ボベダのヒュミディパックは購入する際に湿度が選べます。
私が普段使っているパックの湿度は72%、
タバコ葉を保管している入れ物の中の湿度を吸湿、保湿するので72%に保ってくれるためカビなどと心配も少ないが、1個の値段が約220円なのと使用期限も2〜4週間なので定期的に購入が必要になってしまいます。
繰り返し使える加湿器⤵︎ ︎
ボベダ ヒュミディパック⤵︎ ︎
・着火具
着火具はコンビニや100均などでもで売っているマッチやフリント式のライターでも、お金もかからず十分火がつけやすいので全然問題ないです。
マッチはタバコ葉の真上から着火ができる以外にも、火が良く見えて扱いやすいのでの特にオススメです。
慣れ始めるといろんな種類のパイプ用ライターが目に入ると思いますので、自分の好みに合ったライターを探すのも楽しいです。
私はZIPPOのパイプ用ライターとフランスのパイプメーカー「ブッショカン」のパイプ用ガスライターを購入
ガスの交換やオイル交換も各々の注意点があるのでまた改めて紹介させてもらいます
・タンパー(コンパニオン)
タンパーは喫煙中の火力調節や喫煙後の灰を取り出す際に使用します。
火のついたタバコ葉の上からタンパーで押し当て、火種をボウルの中心に移動させたり、空気の通り道をコントロールし、火力の調節なども行うのでタンパーを使いこなせると、火種を長持ちさせることもできます。
安くて700円弱からAmazonで出ています。
こちらもやはり拘り始めると沢山の種類のタンパーが存在するので個性が出て楽しいです
私が使用しているのは見た目がシンプルでかっこよかった柘製作所のブラック・ガゼット。
見た目は黒く細長いタンパーだが黒いボディの中に簡易的なピックが収められるようになっているので喫煙後のタバコ葉の灰を掻き出すことも出来るため、1本で完結して便利です。
おすすめの動画⤵︎ ︎
・パイプレスト
喫煙で熱くなったパイプを温度が下がるまで休ませたり、パイプを使わない間に立てて置くスタンドです、プラスチックやレザーなどでできている商品もあります
レザーでシンプルな作りの物だと自分で手作りできたりするので、自分だけのパイプレストが作れてこちらもめちゃめちゃ楽しかったです。
こちらもまた改めて紹介します
お手入れ用の道具
・モールクリーナー
パイプ喫煙ではかなり出番が多いです、
同じメーカーでも値段によってグレードで別れており、モールの毛の素材によってクリーナー液の染み込み具合や、喫煙後のパイプ内の水分を吸えるかが変わってきます。
あまりにも安っぽいものを買ってしまうとモールの毛の繊維がぽろぽろ落ちてパイプの中に残ってしまったり、針金が弱くてパイプの中まで刺せなかったりと思うように使えなかったりするのである程度しっかりしたものを買うとストレスなく使えます
100均で売っているモールは素材がナイロン製の物が多く水分を吸わなかったりするため、おすすめはしないです
おすすめのモールクリーナー⤵︎ ︎
・パイプクリーナー液
パイプの煙道専用のクリーナーも存在しているが、すぐには用意できない方は、ウィスキーやラムなどの洋酒をモールに染み込ませて煙道を掃除すると、汚れも取れて次の喫煙で仄かに洋酒の香りがするので、お酒の香りが好きな方にはおすすめです。
・マイクロファイバータオル
パイプの周りに付いた灰や吸い口を拭いて綺麗に保つために使用します、自分は趣味上カメラ屋さんに出入りする事が多いのでレンズクロスなどに使うマイクロファイバータオルを使用していますが、100均でも売っているのでそちらもおすすめです。
あれば便利な物
・パイプビッツ
パイプの吸口に装着をするゴムで、パイプを口で咥える際に安定感が生まれ、手を使わずに咥えタバコがしやすくなったり、パイプの吸口を歯によって欠けたり削れたりする事から守り、綺麗に保ちます。
・ポーチ
パイプを持ってお出かけをする際に使います。
パイプ本体
着火具
タンパー
マイクロファイバータオル
モールクリーナー 数本
パイスレスト
これだけ入ったポーチとカバンに別途で好みのタバコ葉を入れて持ち運べば、バーなどでもパイプ喫煙ができてしまいます。
もちろんパイプ喫煙が出来ないお店もあるので、喫煙する際はお店の人に必ず確認してからにしましょう。
終わりに
まずはパイプ喫煙に必要になる道具を紹介させていただきました。
最初は誰でも初心者なので、失敗したり恥ずかしかったりするかもしれませんが、新しいことに挑戦する姿は格好いいですよ。
ここまで長く、荒い文章となっているかとは思いますが最後まで読んでくださった方が1人でもいれば本当に嬉しい限りです。
改めて種類ごとに細かく紹介する事や、
着火とその後のお手入れの方法も書く予定なので良かったら次のnoteでも暖かく見守っていただければ嬉しいです。