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【新型コロナ】パンデミックを起こすのは致死率の低いウィルス…2018年時点で科学者が予測

PCR検査による陽性者数が増えても、コロナのほとんどは「無症状感染」か軽症。米CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の調査でも、2020年初頭の中国での調査の際よりもコロナの致死率が下がっている、もしくは高くないことが分かっています。

CDC発表の最新の新型コロナウイルスの推定感染致死率 (IRF)
・0歳 — 19歳の感染致死率 : 0.003 %
・20歳 — 49歳 : 0.02 %
・50歳 — 69歳 : 0.5 %
・70歳以上 : 5.4 %

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そして、気温・湿度が低い時期にはいわゆる旧型のコロナウィルス(風邪の原因の10%以上を占めるいわれます)が感染するのは普通のことではあります。

アメリカの投資銀行ゴールドマン・サックスの国際投資調査部が発表したレポート『通常のコロナウイルスについての気温と感染流行の関係』によれば、コロナウイルスは「気温との間に著しい負の相関関係がある」と指摘されています。
つまり、気温が低くなればなるほど、流行も拡大するということです。

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通常のコロナウイルスの季節ごとの感染者数の推移

・コロナウイルスというものは、「どんなものでも気温の低い時にピークを迎える」
・「気温が7℃以下」になると、急激にコロナウイルスの感染者数が増える。「2℃以下」の気温で、さらに急上昇する

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もし、新型コロナウイルスが旧コロナウイルスと同じようなピークを示すとしたら、12月〜2月までが感染増加が起こる可能性が高い時期ではあるのです。

▼米ジョンズ・ホプキンス大の科学者が2年前に出した驚きの予測

現在の新型コロナパンデミックで、毎日感染者の統計を発表し続けているアメリカの公衆衛生の最大の権威ジョンズ・ホプキンス大。


その科学者たちが、世界中の感染症に関する論文を 1年間かけて調査し、世界の科学者、社会学者、政府関係者に聞き取り調査を行なって完成させた2018年のレポートがあります。

その中で彼らが「地球規模の壊滅的な生物学的リスク」をもたらす病原体として科学者たちは結論付けたのは、以下のような性質を持つものでした。

・呼吸器系の感染症
・致死率が低い
・発症しない人が多い、あるいは軽症の人が多い
・そのような特徴を持つ RNA ウイルス

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意外にも科学者たちは、エボラやペストのように致死率の高いウィルスではなく、まるでいま流行している新型コロナウイルスそのものと言ってもいいような性質を持つウィルスでパンデミックが引き起こされると予想したのです。

この「致死率が低いウィルスの方が社会に対して与える影響が大きい」と考えた根拠は、

・致死率が低い → いつまでもウイルスの拡散が続く
・発症しない人、あるいは軽症の人たちが多い → 感染したことに気づかずに行動し、どんどん感染を拡大させていく

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若者たちを中心に、コロナに感染しても発症しない、または軽症であることが多いため、感染したことにすら気づかず社会で行動し続ける人がたくさんいます。

しかし、これがもし逆に「致死率も高くて、あっという間に重症化して死亡する」感染症だったらどうなるか。

こうなるはずですね↓

・感染すれば多くの人が早期に発症する → 感染したまま社会で行動する人の数は少なくなるので、ウイルスの広がりが抑えられる

・致死率が高い → ウイルスが放出され続ける期間が長くならない上に、死亡した人の体内でウイルスは生きられないので、ウイルスは次々と消滅していく

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幸いにも、過去にエボラやSARSなど致死率の高い感染症は世界に広まりませんでした。

つまり、世界の社会・経済を破壊するようなパンデミックは致死率の高いウィルスで起きるのではなく、致死率は低いけれども高い感染力を持つウィルスによって起こされる。

それが、今まさに、私たちが新型コロナウィルスのパンデミックの中で見ていることなのです。

↑こちらの記事に、論文の概要が書いてあるので以下にその対訳を紹介します。

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▼次の致命的なパンデミックは、私たちが知っているどのようなタイプの脅威とも異なるものとなる可能性があると専門家たちは言う

その病原体の名称はまだわからない。そして、その感染がどこから始まるのかも今はわからない。しかし、その病気は、ほぼ間違いなく私たちの社会にやって来ることがわかっている。

今、科学者たちが、次の致命的な世界的パンデミックがどのようなものになるかという可能性についての青写真を明らかにした。それは、世界中の国境を超えた 120人以上に及ぶ専門家たちによる洞察の集大成であり、将来、私たちに壊滅的な影響を与える病原体の姿についての予測が示されている。

ジョンズ・ホプキンス大学の感染症研究者であるアメシュ・アダルヤ(Amesh Adalja)博士は、以下のように語る。

「私たちは、呼吸器感染を起こすウイルスについて真剣に取り組む必要があります」
「世界の文明を変えてしまうような病原体は、呼吸器感染を通して感染拡大していくものとなる可能性があるのです」

アダルヤ博士が話している種類の病気は、「地球規模の壊滅的な生物学的リスク(GCBR)」を引き起こす可能性のあるものだが、それは、エボラやジカウイルスのようなものではないという。

確かに、エボラやジカウイルスは公衆衛生上では非常に深刻な病気だが、これらのウイルスには、地球規模の壊滅的な生物学的リスクを引き起こすような生物因子はないという。

最も懸念されるものは、私たちが呼吸する空気を通して自由に分散することができるタイプの病原体だ。

これが、アダルヤ博士が率いるジョンズ・ホプキンス健康安全センターが発表したパンデミック病原体の特性を調べる新しいレポートの結論だ。

調査結果によると、おそらく、そのような壊滅的なパンデミックの最大の脅威は、ウイルスそのものではなく、ウイルスが私たちの手に負えないような無制御状態となることだという。

アダルヤ博士はこのように言う。

「健康セキュリティの準備は、まだ経験したことのない新しい脅威に適応する必要があります。過去の歴史でのパンデミックの概念に縛られないことが大事です」
「この問題に対するより積極的なアプローチは、最終的に地球規模の壊滅的リスク事象の発生を防ぐために役立つはずです」

この目的のために、アダルヤ博士と同僚の研究者たちは、新興感染症の特性と微生物の病原性に関する科学文献のレビューに 1年以上を費やし、そして、学界、産業界、政府関係者など 120人以上の技術専門家へ聞き取り調査をした。

その結果、チームの最終分析では、次の致命的な世界的パンデミックの原因となる病原体はおそらく呼吸器感染を介して広がり、また、その病原体は、症状が現れる前の潜伏期間中にも伝染するもので、あるいは、感染しても軽度の症状しか示さない場合でも、感染を拡大させていくだろうとした。

このような病気の場合、その致死率そのものは低いが、感染拡大によって、死者数は大きなものとなり、そしてこれは、病原体の全体的な感染率を実際に高める重要な要因となるだろうという。

これは言い換えれば、こういうことだ。

この将来パンデミックを起こす可能性のある病原体で死亡する人はごくわずかだ。ほとんどの人たちは感染しても生き残る。しかしそのために、伝染性を保ったまま次々と他の人たちに病気は伝染していくことになる。

一方で、非常に致死率が高く、発症率も高い病原体の場合、患者自身が次々と死亡していくので、病原体そのものが生きられる環境が少なくなる。つまり、致死率の高い病原体は、自らにも致死的だということだ。

研究者たちは、最も危険な「地球規模の壊滅的生物学的リスク」を引き起こす病原体は RNA ウイルスであると考えている。

新しい種類の RNA ウイルスが出現し、集団の中で、免疫的に問題のある人々の間で感染が始まった場合、そして既存の医薬品により効果的に感染を封じ込められなかった場合、それは「地球規模の壊滅的生物学的リスク」となっていく可能性があると研究者たちは言う。

「この病原体は非常に多くの人たちを病気にするでしょう。
しかし、多くの人たちはその症状が軽度なので、深刻な病気の蔓延が起きているということが隠されてしまうかもしれません。
そして、その病気により、恐ろしい死を遂げる人は、ほんの一握りかもしれないのです」

良いニュースとしては、最近の歴史では、このような病気による「地球規模の壊滅的生物学的リスク」が起きたことはないということがある。

悪いニュースもある。それは、過去の経験からそのようなことが突如として起こる可能性は常にあるということがわかっていることだ。

世界中の多くの優れた専門家たちが、直面している脅威への対応において、私たちの社会は十分な進歩を遂げていないと述べている。

願わくば、このジョンス・ホプキンスの新しいレポートが、科学界で新たな議論を巻き起こし、本当のリスクに直面する準備に結びついてほしいと思う。

何しろ、次のパンデミックは今まで私たちが見たことのないようなものになるかもしれないのだ。

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次の致命的な世界的パンデミックの原因となる病原体はおそらく呼吸器感染を介して広がり、また、その病原体は、症状が現れる前の潜伏期間中にも伝染するもので、あるいは、感染しても軽度の症状しか示さない場合でも感染を拡大させていくだろうとした。
出典

まるで風邪のような軽い症状が地球規模の壊滅的災害に結びつく、と予測していたのは驚くべき話でしょう。しかも、彼らは2年前に予測していたのです。

実際に、WHO(世界保健機関)も実際の新型コロナ感染者数は公表されている数よりずっと多いのではないかと推測しています。

また、ジョンズ・ホプキンス大は昨年10月、ちょうどコロナ発生の直前(発生はもっと早い時期だった可能性もありますが)に、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、世界経済フォーラムと共同で「コロナ予行演習」とも言うべきワークセッション「イベント201」も行なっています。

▼なぜか、2008年の科学論文の中にも、新型コロナ(SARS-CoV2)の名前が記されていた

これはアメリカ微生物学会の 2008年の科学誌(Journal of Clinical Microbiology)に、査読済みとして掲載されていた論文で、アメリカ国立衛生研究所(NIH)のデータベースにカタログ化されています。(2020年10月26日現在)

病原体には一般的に呼ばれる名前とは違う医学的な名称があります。例えば、新型コロナウイルスは「SARS-CoV2」と呼ばれるのですが、この2008年の論文の中では「SARS-CoV2」の名称が登場しているのに加え、まだ発見されていない「SARS-CoV3」を含めた3つのSARSの名前が何回も登場。

・SARS-CoV1(2003年に重症急性呼吸器症候群 SARS: severe acute respiratory syndrome を引き起こしたコロナウィルス)

・SARS-CoV2(現在パンデミックを起こしている新型コロナウィルス)

・SARS-CoV3(未知のコロナウィルス)

上記の記事を出した「Thailand Medical News」は、この論文の著者とアメリカ国立衛生研究所に取材を行おうとしましたが、著者の中国人研究者はアメリカに移住した後に失踪しており、連絡を取ることができませんでした。アメリカ国立衛生研究所はコメントすることを拒否しています。

そして、SARS-CoV-3、次のコロナウイルスの名称が触れられているのが気になるところですね・・・

▼新たな「新型コロナウィルス」について、カナダの政治家が計画を暴露

カナダのトルドー首相も所属するカナダ自由党の政治家が、これから「予定されている」というコロナ第二波と再ロックダウン、ワクチン接種計画、グレート・リセットについてリークしたという記事。
このシナリオの中では、新しいコロナウィルスは「Covid-21」と呼ばれているようです。(現在の新型コロナは2019年に発見されたのでCovid-19と命名されています。)

バイデン大統領も2019年当時、感染症への警告を行なっていたとツイート。彼の立場なら、当然「コロナ予行演習」のことも知ってたのでしょうね。

私たちが思っている以上にこのパンデミックの到来や、今後のシナリオを知っている人は多いのかもしれません。

そして、今回の新型コロナパンデミックを正確に「予測」していた真打ちとも言えるビル・ゲイツ氏ですが、自身のポッドキャストの中で、次のパンデミックが起こることも匂わせています。

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