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論点整理②

2020年2月10日きんきトランス・ミーティングについて以下のような問題提起が起こりました。

(中略)
きんきトランス・ミーティングは、その運営に携わる複数人が健康弱者、弱煙者に対して差別的、排除的態度をとり、またはそれらの行為を行い、それを謝罪も自省も自戒もしていません。(以下略)

これに対してのメンバー(非当事者)の応答

あたしは告発されている側の当事者なので、一言だけ。
きんきトランスミーティングへの告発について、まずは冷静に事実関係を整理していただきたいと願っております。
事実関係の整理があってはじめて、事実についての価値判断が可能だと思うので、価値判断の前に、まずは事実の精査をお願いします。
きんきトランスミーティングへの告発については、あたしからこれ以上申し上げることはありません。
あたしは一方の当事者ですので、あたしの認識や判断にもバイアスがあろうかとは思います。ですので、この問題に関心のある方は、別のあたしより中立の立場の人の見解を調べていただけたらと思います。
あの…私その場にいました。(堀あきこさんはじめ初対面の方が多く、インターネット上でもほとんど関わったことがなかったので、そこにいた方たちの関係性については知らなかったし興味もありません。。なので実際に見たことについてだけ話します。)
ミーティングの最後にぬこまさんから「タバコの煙によって深刻な体調悪化をきたしてしまうので、外に灰皿があることでこの場所への出入りが困難です」といった内容のお話があり、ミーティングの場所を提供してくださったdistaさんのスタッフということで同席されていたげいまきまきさんが「こういう意見をもらえるのは本当にありがたいです。ただ、他のテナントとの共有スペースなのでこちらが無断で灰皿を撤去することができないです。まず次のdistaの会議にあげて、進めていきますね。」と話してその日のミーティングは終わりました。私はこの問題をこれから前に進めていくものだと思っていたので、直後にインターネット上でなされた告発にびっくりしています。。。

(2020/2/13 18:36からのツリー)
これが嘘ならわたしはこのアカウントつぶしても構いません。わたしはその後の流れが本当に意味不明でした。
わたしは発言に責任を持ちます。良心にしたがって。あの場にいたほかのすべてのメンバーに聞いてみてください。わたしは首をかけます。

「これが嘘ならばアカウントをつぶしても構いません」と示したツイートはこちらです。

#きんトラ  について。
わたしは関東在住ということもあり、活動から一歩離れたポジションではありますが、公平にみてあの場でなんらかの緊迫的状況や、差別的な状況があったとは思われません。提案や議題の申し送りはありました。
こういう提案をしていく、という方向で話し合いは終わったはずだと思っています。わたしは本当にわけがわからないと思っています

これに対する当事者の応答

「その場」の内容について補足させて頂きますね。なお、繰り返しになりますが今回の件は「その場」の出来事だけではなく、「その場」の前後の流れを含めて私は問題視しています。引用元の蛟さんも、「その場」の出来事のみ言及した訳ではないとおっしゃっています。
私が灰皿について発言した直後、ある人物から「それはぬこまさんが運営会議で発言するしか無いんちゃう」という発言がなされます。続いて別の人物が「自分もそう思う。弱煙者については文献もなく、当事者の語りが中心になっている」といった趣旨の発言をします。
「運営会議」とは、ミーティングに利用していたスペースを管理する団体の運営会議を指します。当該スペースで開催されると聞いています。(前の段階で、“今後イベントを当該スペースで開催して行くこと”について、別の方が運営会議で提起することが決まっていました)
(私はその時、運営会議で提起する役割にはなっていません)
ここがまた重要なのですが、「運営会議で発言するしか無いんちゃう」「自分もそう思う」 これらの発言をした2名は、かねてより弱煙者への抑圧的態度を指摘されていた人物です。
しかし、運営会議はかなりの長時間に及ぶことが明らかになり、灰皿のことだけのために長時間の会議に出席するのは非合理的だということになります。よって最終的に、私ではなく、別の方が灰皿について提起することで合意されます。
最終的には別の方が灰皿撤去に関して運営会議で発言することになったのは事実です。一方、「かねてより弱煙者への抑圧的態度を指摘されていた人物らが」「灰皿について私が発言した直後」「自分で運営会議に持って行くしかないと発言した」ことも、また事実です。
一般論として、障壁・抑圧を無くしていく責任はマジョリティ側にあります。トランス差別ならシスが、灰皿なら非弱煙者側の責任です。
しかし現実として、多くのマイノリティは何度も何度も「説明」や、マジョリティに頭を下げる事が求められます。このことは、反トランス差別言説の中で繰り返し強調されてきたことのはずです。
にも関わらず、弱煙者への抑圧的態度を指摘されていたマジョリティ側の人物が、灰皿の存在を指摘した弱煙当事者に対して、その障壁が現に存在する場に再度赴き、発言するよう求めたのです。
また「文献がなく、当事者の語りが中心になってるから」 とか、「個人差があり、ぬこまちゃんにしか、どこまでがセーフなのか分からないから」といった発言は、あくまで私が灰皿撤去について説明することが前提にあると言えます。弱煙関係の文献が少ないのは事実ですが、ツイッターで発言している当事者は数多く存在します。
またこの2名のうち、すくなくとも1名に関しては、「灰皿撤去を求めたにも関わらず、撤去について、私が積極的に動こうとしなかった」ことを「批判」されていると聞いています。
確かに私は灰皿について発言したのみで、それ以降は敢えて動こうとしませんでした。しかし繰り返しになりますが、障壁や抑圧の撤去はマジョリティ側が動くべきなのです。だから敢えて私は動こうとしなかった。(というかそもそも灰皿のことを指摘した時点で、十分“動いた”と言えません? わざわざ障壁について発言したんだから。)
以前から抑圧的態度を指摘されていたにも関わらず、灰皿撤去について弱煙当事者に負担させようとし、さらに、「動こうとしなかった」と(直接でなくとも)“批判”する。
この会議だけを見ても、十分抑圧的で自己責任論的だと思いますね。「最終的に別の人が動くことになった」で済む話ではないでしょう。
もう一度言いますが、「12/2のきんトラの会議で、最終的に灰皿撤去は(私でない)別の方が提起することになった」(1)というのは事実です。しかし、
2.私が弱煙者だということを知っている人が複数いたにも関わらず灰皿のある会場で会議が設けられたこと
3.私が発言するまで、灰皿の存在について何ら
4.知らせてもらえたり、議論になることはなかったこと
5.会議以前の段階で、会議出席者の複数名が、弱煙者に対する抑圧的発言をし、それが指摘されていたこと
6.会議中、私が灰皿について発言した直後、5の複数名が「それは自分で言うしかない」と、撤去を私に押し付けようとしたこと
7.会議終了後にも5の複数名は弱煙者への抑圧的発言を続けたこと
8. 5のうち1名(尾崎日菜子氏)は、会議終了後、デマを交えた個人攻撃を行い謝罪要求にも応じていないこと
9. 5のうち、もう1名は、会議終了後、第3者に「会議中に私が自分で動こうとしなかった」ことを「批判」する発言をしていたこと
10. 5以外のメンバーも抑圧的発言を行ったこと
11. このような経過のため、私が「きんトラ」から離脱せざるを得なくなったことこれらも事実なのです。
5、7、8、9、10、11は証拠もございます。
にも関わらず、2〜11の「事実」を無視し、1だけを連呼して、「抑圧的な状況ではなかった」と主張したり、告発を「事実でない」とするのは、ハナからこちら側の告発を無効化しようとする態度の現れだと言わざるを得ません。また、現段階に至っても、「抑圧的状況ではなかった」と繰り返すのみで、抑圧的発言を行った人物からの謝罪はおろか、「弱煙者差別はいけない」という建前すら「きんトラ」構成メンバーから聞かれないことは非常に残念です。

「健康弱者、弱煙者に対する差別的、排除的態度」とは何か

まず、ぬこまさんの発言からそれらしい箇所を引用していきますが、当事者は具体的な告発時、「差別的、排除的態度」ではなく、主に「抑圧」「抑圧的発言」というワードを多用していることに私は注目しています。
これは前回の尾崎さんへの謝罪要求でも前面に出されていた言葉なので、ぬこまさんが何を抑圧と感じているのかを拾い上げるのが適当と私は考えています。また、どういった環境がぬこまさんにとって症状/健康被害が出るレベルの害になるのかという環境の問題も出ている範囲内で整理していきたいと思います。

【環境の問題について】
〇会場(会議場所の外)の灰皿が問題

【ぬこまさんが何を抑圧と感じたか】
会議前の問題
〇会議以前の段階で、会議出席者の複数名が、弱煙者に対する抑圧的発言をしていた
会議内の問題
〇私が弱煙者だということを知っている人が複数いたにも関わらず灰皿のある会場で会議が設けられたこと
〇かねてより弱煙者への抑圧的態度を指摘されていた人物らが、灰皿についてぬこまさんが発言した後、「文献がなく、当事者の語りが中心になってるから」「個人差があり、ぬこまちゃんにしか、どこまでがセーフなのか分からないから」ということで「自分で運営会議に持って行くしかない」と発言したこと。
〇弱煙当事者に対して、その障壁が現に存在する場に再度赴き、発言するよう求めたこと。
〇灰皿撤去について弱煙当事者に負担させようとし、さらに、「動こうとしなかった」と(直接でなくとも)“批判”したこと。
〇「弱煙者差別はいけない」という建前すら「きんトラ」構成メンバーから聞かれなかったこと。
会議後の問題
〇会議終了後にもメンバーが弱煙者への抑圧的発言を続けた

当事者が抑圧を受けないためには?

当事者であるぬこまさんは受動喫煙によって深刻な健康被害を及ぼすという事情を抱えていらっしゃるので、通常の禁煙・分煙対策では恐らく対処しきれないシーンが多々あるかと思います。
ぬこまさんが何を抑圧と感じたかという所から、それをなくすためにはどういう事柄が必要なのかということについて(それが適切か実現可能かどうかはさておき)書きだして行きたいと思います。

〇メンバーが事前に灰皿について気が付いて、議論すべきだった。
〇会場(会議場外)の灰皿を撤去、あるいは会議場、会議場外ともに灰皿なない場所を探すべきだった。
〇弱煙関係の文献が少ないのは事実だが、ツイッターで発言している当事者は数多く存在するのでそれを参照すべきだった。
〇障壁や抑圧の撤去はマジョリティ側が動くべきで当事者に負担させるべきではない。
〇弱煙当事者が必要な配慮を申告したり、求める発言をするように求めるべきではない。
〇弱煙当事者に対して、その障壁が現に存在する場に再度赴かせるべきではない。(なおこれに対しては会議で最終的に他の人があげることになったので赴くことにはならなかった)
〇灰皿撤去について当事者が「動こうとしなかった」ことを責めるべきではない。

(個人的意見ですが、これらはきちんとした専門知識と当事者の申告があって初めて「適切な当事者への配慮」に繋がるのではないかと思っています。
Twitterでの当事者の発言を参照するのは情報ソースとしては極めて危ういと感じます。尚且つ、当事者の視点でないと気付かない生活レベルの障壁は多々あります。当事者の視点皆無で受動喫煙症状の専門家ではない他者の行動にのみ依拠した配慮は「適切」で「安全」なのか疑問が残ります。
「抑圧」を押してもきちんと申告が必要な場合はあるのではないかというのが私の考えです。)

その後の関連したやり取り

(何故メンバーに弱煙者がいるのと分かっていて対応しなかったのか)
とりあえずのその場でできる対応の提案、そして以降の継続審議の約束はしていました。これは確かなことです。
そしてあの場所は非常にたくさんの人間が使っている。きんとらはそのうちの極一部。ですからきんとらが独自の判断でやれること、ことにすぐやれることは残念ながらきわめて限られていました。
灰皿があったのはミーティング会場から離れた野外の共用スペースでした。あの部屋はたしか禁煙だったはずです。正確な情報発信を。わたしはその場にいました
灰皿は部屋の中にあったのではなく、その場から離れた共用スペースにあった。ですから、わたしが把握している限りで言うと、多くのメンバーは灰皿は指摘があってはじめて気づいたというのが事実だろうと思います
(引用の最初の部分から)
Q「私自身も外野と言われればまぁそれまでですが告発なんか時間もエネルギーも使う行為を好き好んでやりますかね」

A「やれる限りのベストを尽くしても告発されたらつらいですよ。わたしに言えるのはこれだけです」

Q「本当にそれがやれる限りのベストだったんですか? 当該マイノリティに丸投げすることが?本当に? つらいと言われたとて、私にも言えることはこれまでです」

A 「丸投げはしていなかったはずです。施設側に意見はあげておいたはずです。わたしは確かに聞きました。そして、あの施設はきんとらだけが使っているのではない以上、それ以上はあの時点ではすぐには無理です。もっと時間が必要なことだったはずです。以上です
そしてそれをきんとら全体への攻撃の理由にするのはあきらかに合理性も正義もないのでは。わたし個人はそう思います」

Q「えっ当事者に『あなたがやるべき』と投げることは丸投げでは 解決していない言い訳を並べられても当事者には関係ないですね『イベント内であるマイノリティが排除された』事実の告発と『そのイベントを支持しない』表明です」

A 「わたしは記憶していますが、たしかに『弱煙者以外の人間には弱煙者がどの程度まで煙を遠ざければいいかわからない。だから、それを伝えられる人が直接施設側と交渉しなければ施設側には伝わらないのではないか』と、同時に、『しかしそのような要望があったことは責任を持って施設側に伝える』と。
そしてこのやりとりはきんとらを『差別的集団』と断じる理由になるか。わたしはならないと思います。
もちろん不見識や不理解はあったかもしれません。ですからそれは互いに対話しなければはじまらないじゃないですか。100:0の敵味方判定はやめてください」
Q「当事者の声を丸無視してる人に『まずは当事者の話を〜』なんて言われてもそりゃぁちゃんちゃらおかしい」

A「ええですからわたしも当事者です」

Q「あ、『その場』だけの話ではないので大丈夫ですよ。私に言えるのはここまでです」

A「その場の話ではないとしたらきんトラ関係なくないですか? 」

Q「場所はひとつだけではないという話です。水面下で何を言われていたのかきちんと把握されてます? 『以上です』と言いながら何度も引用やめてくださいね『トンポリを内輪に用いる愚かさ』『餓鬼じゃねぇんだから』」

A「いえ、何をおっしゃっているのかよくわかりません。なぜあなた自分は門外漢とか言いながら公的に場所が持たれた会議以外の状況を把握(、または把握しているふり)をしているのでしょうか。あきらかにおかしいでしょう。」

Q「なぜでしょう? それは私があなたがたが踏みにじった声を拾っただけかもしれないですね。情報源を特定しようとするのはやめてくださいね」

A「ですから、わたしは会議の場のことしか知りませんし、会議の場で実際にはなかったような(あなたがたのいうところの水面化の事案を、それがあったとして)ことを、あたかもあったかのようにいい、もってして会全体を貶すやり方は、明らかに不当ではないでしょうか。わたしやラミーちゃんの「困惑」はそれでも不当なのでしょうか?)
Twitter上の感情や怨恨だとか、そんなものをオープンな会議の場に持ち込まれても、それに関わってない人間は処理できないんです。合意事項を作り上げ、実行に移す。それ以外に何ができますか。
(ぬこまさんが弱煙者というのが周知の事実という話について)
「周知の事実じゃん」というその世界観は何でしょう…(困惑)
私はミーティングの最後にぬこまさんが話をしてくれて初めて知りました。
エレベーターを降りてまっすぐ入室したので灰皿も目にしていません。
実際におられなかったので仕方がないのかもしれませんが、そのツイートは見当違いですよ。
色んな人が集まり、少しずつ相手のことを知って、信頼関係を築いていく第一歩目が、きんきトランス・ミーティング立ち上げの日でもあるあの日のミーティングだったと考えています。
共同スペースは同フロアのライブハウスに来た人が並んだり出て来て雑談してたりもするので喫煙専用スペースてわけでもなく、会場ドアに注意を引く為看板やポスターが貼ってあるのでラミーさんの書かれている通り、灰皿に気づかない人が多いのは事実です。
きんトラ🐯のメンバーでもあり、件の会議の場のスタッフでもあり私もワイフの時にも色々書いた私が書いちゃうからマユツバ〜て思うかもだけどさ、まず会議の部屋の中には灰皿はございません。この点ですら間違えてる人も批判ぽい人にいるので。
どうこうでなく、拡がってる中で言われてることと違う点の事実を書きますね。部屋は縦に長く、出入り口は二ヶ所ありますが、会議してた場所からもドア自体離れてます。そして初めて来た人が灰皿に気づかなかったという事にも理由があります(場のスタッフとしてあるある系)
エレベーター出てすぐ正面がドア。そのドアの斜め後ろが共用スペースの喫煙所。まずドアが目に入り、場を目的にしてる人の目的視野から外れやすい。よく訊かれますからね。そして喫煙所にいる人に隠れて灰皿見えないこともしばしば。タバコ吸わず雑談してる場合もままありますから。
灰皿は部屋に無かったことはオッケー?何でここに拘るか言うと、全く違うでしょ?部屋の中に灰皿あるとこに受動喫煙症でしんどい人連れ込んだてのと。
そしてほぼ初対面の人もいてその事を知るのは会議のラストでした。
なので私も帰り大丈夫かな?と今出来ることは何かある?窓開けよか?帰りの時は喫煙してる人に一言、ちょいストップ言おか?等提案しました。誰かと喋ってる内に帰ってはって気づけず、私めちゃ雑なのでそれはすんませんなのですけど。
で、「灰皿撤去を押し付けた」もちゃうわなあ。会議場は物事を余程の緊急で例外な事以外は定期的にあるミーティング(誰でも参加できる)にかける事になってます。で、受動喫煙症については私も行政のHPや冊子は読んでみたけどまだわからない事も多かろうし参加なり文面なりに書いてもらえたら
より具体的に会議で進められるのではと思いました。文面なら代読は可能なので。参加を強要したのでもありませんね。
どう?て聞きました。ここで一旦何故私がその提案をしたか場の性質にもよるのでその事も書きます。がちょと手続きで離れます。
今出願期限間違えからの明日とんぼ返り東京行きで泣きそうですが続きを書きます。会場は元々90年代の京都や関西のエイズアクティビズムに関わった人たちが主に生み出しました。まだエイズ発症と死がとても近い頃です。当事者が医療を行政を教育してた時代です(勿論周りの人も一緒に)
セクマイもセックスワーカー等の立場もその中にはいます(エイズポスタープロジェクトとか調べてみて)。まだ行政がパスポート持った海外出張と思しき中高年男性のビジュアルや愛だのの文言をHIV予防啓発に使ってたとんでもない頃です。隔世の感だわ。
そうした当事者の感覚や本当に大事な事からかけ離れた行政や医療の決定に一番物申してたのは当事者と周りの人たちでした(と私は捉えてます。後追いなので間違えてたらすみません)。障害者運動の「私たちの事を私たち抜きで決めるな」はここでも発揮されてます。
乗り換えまでを使って書きます。→ですのでセックスワークの活動にしてもですが、私はとりあえず当事者が伝える(勿論青い芝の会にしろ周りの協力もありながら)のはデフォルトであり、「代弁も出来ないのか」と書かれるまでその発想はなかったワ〜&無いワ〜なのでした。
ごっちゃにしてる慌てんぼさんがいるらしいですが、日本でのレイシズムのヘイトスピーチへのカウンターはマジョリティである日本人がやらいでどうするの運動ですが、その話とは違いますね。今回の灰皿は差別ではない。声を退けたわけでもありません。申し立てについての話だと捉えてます。
で、話は逸れましたが、寧ろ自分の言葉で何がどう困っててどうなればよいかを伝える事が(文面でも)可能てのはグッドニュースとして言うたんでした。まあ、その事に最初からそんなに時間は割けない可能性あるので、とりあえず今回いただいた意見を会議にかけ、またお知らせしますと言ったかと。
で。定期会議で「共用の場のものでもあるし、ビルの話でもあるから今可能な事は来る時に連絡もらえたら喫煙所から遠い方の扉の出入り等対応します」となった事も伝えました。「敬意が伝わり何より」(だっけ?)とWHOの定義(だっけ?)が書いてあるお返事をいただいたのが今のところの進捗どすえ。
進捗で書いたのは、会議での提案や意見てのは一回こっきりてわけじゃないし、長い事かけて進む議題もあるからです。ナイスシングな可能性の為に動いてますから。

受け付けられた意見とそれらへの応答

(健康弱者というだけで嘲笑され痛みを受けることは改善されるべきと考えて下さると思っています。きんトラの意義や必要性とは別の問題で、運営中心人物の仕打ちと態度が改められるべき、というだけの話です。)

A.みふ子氏「ご意見は承りました」
(弱煙者は現実の建物で、空間で、現実の肉体や命を危機に晒されるんですよ。現実で命を奪うものを振り撒かないで欲しいという訴えですよ。現実に何度も緊急搬送されて死線を彷徨った、或いは渡ってしまった人が居るんです。現実の命の話です。「他でやって」などと言っていいものではありません。)

A.みふ子氏「ご意見は承りました。会場の制約はあります。金銭的にキャパ的に。なんの権力もない、市井の人間ばかりの団体です。現実的に無縁空間を提供できないこともあるでしょう。そういったときは但し書きをつけるような対応は必要でしょうね。ご意見ありがとうございました😊」
(この深刻さの無視具合。これが軽視という事であり、こういった意識こそを批判しています。「あの時あそこの灰皿をどかさなかった」からのみではありません。)

A.みふ子氏「ご意見ありがとうございます。可能な限り対応いたします」
(現実に危機に陥っている弱煙者の訴えを「現実に基づいていない」かの様に称したり、「他でやって欲しい」などと言い放つのは明確な軽視発言であり弱煙当事者が見るには辛い言です。実際にこの様な発言で心を削られた人が居ます。貴方はご自身の軽視的意識、態度を自覚し改めて下さい。)

A.みふ子氏「あの場は煙草の有害性を問う場ではありませんし、多くのメンバーはそれを語るに必要な準備も知識もありません。そしてそれぞれが対等であるところのメンバーができる唯一のことは、様々な制約がある中で、現実的な被害が起こらないよう可能な限りの対応を取るということです。」
『ある一場面でのやり取りのみを問題にしているのでも批判しているのでもない』という事は再三説明しました。にも関わらず「あの場がどうであったのか」ばかり言い立てるのも耳を貸そうとしていない軽視的態度です。私が望むのはこれも再三ですがその軽視と偏った見方の自覚と改めです。

A.みふ子氏「本当によくわからないんですが、でしたらそれをきんトラ批判につなげるのは不当ではないでしょうか?あの場は「はじめて」の会合でしたから。ちなみにわたし個人はあの場面以外で何があったのかは、その場にはいませんので何とも判断できません。」
(ですから、その会議の前後に於いて、きんき・トランスミーティング運営に携わる複数人がTwitter上においても弱煙者や告発当事者、その訴えを軽視する言動や態度を繰り返し、それら全て含めて運営の該当者を批判し意識の改革が表明されない限り不支持である事も既に説明しています。)

A.みふ子氏「当然そういったご意見があったことを受け止めた上で今後の運営がなされると思います。支持・不支持は自由ですし、ご批判も自由だと思います。」


きんきトランス・ミーティングの公式ツイッターから声明が出ました

ことの流れを箇条書きにすると以下の通りです。
〇準備会議は完全禁煙だった。
〇会議終了直前、Xさんから出入り口①側(画像参照)隣接するライブハウスと共有の灰皿があった。
〇メンバーはすぐに会場外の注意が十分でなかったことを謝罪した。
〇灰皿撤去のためには会場団体からライブハウスとビル管理者に交渉する必要があった。
〇会場団体からミーティングの結果が来る前にメンバー以外の方が準備会議の内容をネットに書き込んでいた(なおその書き込みには特定の人物が権力や決定権を持っているようなことが書かれていたようだが、事実ではなく、合意を確認しながら進められていくものである)。
〇後日メンバーはきんトラにおいてXさんが今後も活動できるよう具体案をいくつか提示したが、Xさんは参加の意思はなく、辞めると返事をした

今回の件を踏まえて、きんトラは以下の言葉で結んでいます。

私たちは、廊下の灰皿に注意が届かず、Xさんに声をあげさせるという負担をかけたこと、Xさんが会場の場で話しづらかったことをXさんのネットの書き込みでしか気付けなかったことを、申し訳なく思っています。
この反省として、今後の会場使用の際は、必要な方には出入り口②への誘導など、個別対応を行うことといたしました。きんトラは、資金もなく、限られた数の有志による活動です。現実として望ましい対応ができるわけはありませんが、私たちの出来る範囲での対応を行っていきたいと思っています。

最後に、メンバーが所属する他団体に乱暴なクレームが送られています。無関係な団体へのクレーム行動は大きな迷惑となります。当会に関してのお問合せは当会へご連絡ください。
この声明の最後の方の、他団体まで乱暴なクレーム来たの、私にです。「げいまきはえげつない健康弱者差別してる!応対せよ!」てな乱暴さで何か望んでるつーより、罵倒したいが為にネタにした感じの文。具体性もなくて。
ま、リアルにかなり虚弱な私としてはそんなネタ扱い出来るの羨まし…くはない

きんきトランス・ミーティングの声明発表後の反応

きんきトランス・ミーティングによる声明の後、一部では批判の声が上がりました。
批判者は様々な方がいらっしゃいましたが、うなさんの批判がだいたいの内容をカバーしていらっしゃったので紹介したいと思います。

(以下ツリー)
では、健康被害により参加が難しいXさんに対して「批判するばかりで自分が動こうとしないのはひどい」と説教したのは何故でしょうか。
また、このツリーで示したように健康被害が本当なら外出すら出来ないだろうというツイートに貴団体のメンバーが賛同していますが、それは非常に不誠実かつ、今回の釈明と矛盾することかと思います。どのようにお考えでしょうか。
また、何度も健康被害を訴えていたXさんと、まさにその健康被害について話し合いの場を設けたときに喫煙可能な飲食店を指定するなど杜撰な対応に終始していた点はいかがお考えでしょうか。
次に、尾崎日菜子氏の「これ以上主張するならば『闘技のリング』に上がってこい」などといった発言は健康被害を訴えたXさんに対して真摯な態度と言えるのか否か、
Xさんが団体内での権力格差を指摘したときに堀あきこ氏が「社会運動内で権力関係を指摘することは暴力」と何度も繰り返した点について、団体として妥当な対応だったかどうかを示して頂きたいと思います。
「Xさんが会議の場で話しづらかったことをネットの書き込みでしか気づけなかった」とありますが、それは即ち自身の持つ権威がそうさせてしまったことを認めているのではないでしょうか。ならば堀あきこ氏の「社会運動内で権力関係を指摘することは暴力だ」と矛盾しますし、また、「特定の者が権力を持っているかのように書かれた」という文言とも矛盾します。非常にデリケートな話題において、自ら「私には権力などないので何でも話せるはずだ」と決め付けてしまうことは非常に危ういと思うのですが、(例えばセクハラ等の問題でも、被害者は権力関係により嫌と言えず、加害者が自身の権威を自覚しないことで問題はより深刻化します)、この問題に明確に被害者と加害者を設定することは難しいとはいえ、被害を訴えたくても年長者であり学者・研究者やベテランの活動家が周りにいて言いづらいという状況は容易に考えられるにも関わらず、そんなにも簡単に「私たちは合意により進んでおり特定の者が権力を持っているわけではない」と言い切るのは如何なものでしょうか。
また、かなり暴力的な言葉遣いをするメンバーがいる中でそのように言い切るのも不用意かと思います。
最後に、この問題を本当に真摯に考えているのならば、今後Xさん及び健康被害を考えて指摘する人たちに対してDMやツイートで乱暴な言葉を浴びせないことをメンバー全員で共有・約束してください。
真摯に意見を出し合ってイベントをより良いものにする営みも、それにより不可能になりますので。

これについてはかなり内部事情に踏み込んだ内容です。しかし氏はきんトラメンバーではないとのこと。きんきトランス・ミーティングの声明には「クローズドの準備会議の内容が、事実ではない事も含めて広まった」という文があったので、この内容の是非は事実かどうかを踏まえた上で考えるべきものだなと思った次第です。
ということで内容の是非は置いておくとして、批判の趣旨としては、

〇健康被害を軽視しないで欲しい。
〇自身の持つ権威性に自覚的であるべき。
〇乱暴な言葉遣いをXさんや、健康被害に関する指摘する人に対してしないで欲しい。

ということを求めているようです。

きんトラメンバーの(kinky cafe)宣伝に関する批判と謝罪

また、声明とは直接的には関係ありませんでしたが、その後のメンバーの宣伝の言い方についても批判がありました。

受動喫煙の健康被害を訴えられて「ウワサの部屋の外の灰皿も会場内も見れちゃうぞ」とバカにしたセリフ。

不誠実、という言葉では足りないほど
最低最悪の、クソ野郎の対応です。

(これで乱暴な言い方をしないで欲しいという要求をするのは相手の理性に挑戦状を叩き付けていると言えなくもないなと思いましたがそれはさておき)

この問題にされている宣伝ツイートに関しては、何かしらの問題提起があったことを暗に言いつつ、灰皿の存在を周知しているので、内容自体はそう問題はないように私は感じました。
恐らく問題とされているのは言い方で、被害の訴えがあった事柄をポジティブな表現にすることが問題視されているように思われます。しかし、仮に私がそういった宣伝を任された場合「施設のバリアーになりかねない周知はきちんとしつつ、色んな人に来てもらえるように宣伝したい。批判があった灰皿に関しては特にピックアップして伝えたい」となった場合、ポジティブな表現で周知する以上にどう適切な表現があるのか悩む所です。バカにされていると感じることもあるでしょうが、無難に個室お手洗いとまとめていいのかというのも、また微妙な所ではないでしょうか。

その後、この宣伝に関しての謝罪がありました。

(以下ツリー)
私の画像の中の発言は、灰皿問題をからかうよくないものでした。ごめんなさい。
この軽口や意見は私個人が勝手にしたもので、きんトラの総意ではありません。とはいえメンバーとして不用意な言葉でご不安、ご心配をおかけしましたことすみませんでした。今後は気をつけて発言していくつもりです。
反省し、元のツイートは消します。申し訳ありませんでした。


全てを終えているわけではありませんが、推移については出来る限り追加していきます。
きんきトランスミーティングがよりよく、様々な人が集まれる会になることを願っています。


今まで頂いたサポート、嬉しすぎてまだ使えてません(笑) note記事を書く資料や外食レポに使えたらなと思っていますが、実際どう使うかは思案中です←