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勝手に翻訳シリーズ:TDI.plc『トルク・デベロプメントとHofmann'sがGTカップでペースアップ』

お久しぶりの投稿です。
今回も翻訳シリーズですが、2個目のヨーロッパGT記事。
ホフマンズのヨーロッパGTは、TDIがセットアップを行いました。今回はTDI側の記事ですね。

元記事

トルク・デベロプメントとHofmann'sがGTカップでペースアップ

10月10日、シルバーストーンで開催されたGTカップのダブルヘッダーで、トルク・デベロップメント・インターナショナルとホフマンズは、ロータス・ヨーロッパSのレースカーでクラス2のデビュー戦を成功させました。

フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチン、ダッジ・バイパーなど40台もの強豪がひしめく中、金曜日のテストでは、ホフマン/TDi-plcロータス・ヨーロッパSは、トップのバイパーとは5秒差まで追いつけることができ、400bhp 2.0 リッター4気筒ターボのこのマシンが、6リッター、8リッターV12、V10エンジンを搭載するハイパーマシンと対峙しながらクラス1への昇進が決定したのでした。

ロータス・ヨーロッパSは、ホフマンズとTDi-plcのセットアップにより、トップのバイパーからわずか2.0秒落ちのラップタイムを叩き出し、これらの巨人に対するさながらダビデであることが証明されました。

土曜日の予選では、路面が濡れていたため、ロータス・ヨーロッパSはウェットタイヤが必要なりました。しかし、残念ながらピレリはロータスのフロントタイヤに適したサイズのタイヤを供給できず、クリス・ランドールは後輪にウェット、前輪にインターミディエイトを装着して予選に臨むことになりました。結果、それまで良好だったシャシーバランスを崩し、両レースとも12位という残念な結果となった。


そこでホフマンズとTDi-plcは、フロントホイールを16インチから17インチに変更し、リアホイールも更にワイド化することを決定した。急な変更でしたが、TDiのテクニカルディレクターであるサム・ボーグマン氏は、「レースウイークエンドにこのような根本的な変更はしたくないが、今回は "オールイン "だと決めた!」と語っています。

ボーグマンとランドールの計算された賭けは、レース1のスタート直後から功を奏し、クリス・ランドルはフィールドを切り抜け、7位で1周目を終えました。その後、ロータス・ヨーロッパは、GTカップの常連たちを驚かせながら、クラス1の上位車を次々と抜き去り、見事総合2位でフィニッシュしました。チェッカーが振られた時、Hofmann's / TDi-plcロータス・ヨーロッパSは、トップのダッジ・バイパーよりも速いラップタイムで周回し、表彰台を獲得しました。

レース1に続き、午後にはレース2が行われ、Hofmann's / TDi-plcのロータスヨーロッパに上位入賞が期待されました。GTカップのルールではサクセスバラストの搭載が義務付けられており、ロータスは総重量の5%に相当する40kgのハンディキャップを背負ってレース2のグリッドに着きました。TDi-plcのサム・ボーグマンによれば、「すでに冷却性能が限界に達していたため、この重量増が問題になるのではと当初から心配していた」。

不安は的中し、見事なオーバーテイクを繰り返し、レースをリードするラップペースで進んでいたにもかかわらず、ユーロパの水温と油温が限界に達し、TDiのサム・ボーグマンがドライバーに、早めのリタイヤを提案し、DNFで終わりました。「レース後、データを分析したところ、やはり重量増による回転上昇の伸長がクーリングオーバーの原因であることが判明し、苦い教訓となりました」とボーグマンは続けます。

それでも、総合2位を獲得し、さらにバラストの成功でラップタイムを更新することができたので、この週末はHofmann's of HenleyとTDi-plcにとって大成功のイベントとなりました。「巧みなエンジニアリングと適切な人材がいれば、5万ポンドのモータースポーツ用セットアップでも、100万ポンドのGTカップカーがひしめくピットレーンを打ち負かせるということが証明されたのです!」。と、ボーグマン。

2010年は、ホフマンとTDi-plcのロータス・ヨーロッパが、GTカップの常連を悩ませることになりそうです。


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