リースの痣

リースは乳母のもとで守られて育ち

青年になるまでは乳母リースを外にはあまり出さずに育てました

しかし若者に成長したリースは、外に出るようになり行動範囲も広がりました

リースは、心配する母からは肩の痣を人に見られてはいけないと再三言われていました

しかし外で血気盛んな年頃のリースは浅はかでした

街で喧嘩をして、その時、服を脱ぎ痣を人に見られてしまいました

多くの人達はその痣が何を示すものかは知りませんでしたが、博識の者にはそれが何であるかは分かりました

リースは捕まり、王都へ突き出される事になったのです


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