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化粧品・健康食品OEMのメリット・デメリットを分かりやすく徹底解説!

Original Equipment Manufacturerの頭文字を取って作られた言葉で、受託製造という意味をもっています。

化粧品OEMの場合は化粧品受託製造、健康食品OEMの場合は健康食品受託製造となり、お客様の依頼を受けて工場が製品を製造することです。

この際お客様が決めた仕様に従って製造することを「OEM」と言い、企画から製造まで全て受託するこことを「ODM」と言います。

OEMサービスを利用することで特別な許可を持っていないお客様も気軽にオリジナル化粧品、オリジナル健康食品が作れるため、近年ではメーカーの商品を仕入れるだけでなく、自社ブランドを立ち上げる企業やオーナーがとても増えています。

化粧品・健康食品OEMのメリット

利益率を自分で決めることができる

メーカーの商品を仕入れる際は基本的に上代金額(売値)と仕入金額が決められています。仕入れ掛け率も相場は50~70%ほどが多く、利益率はあまり高くありません。メーカー小売希望価格が設定されている場合、ネットユーザーはすぐに価格比較を行うため、価格競争で値下げをせざるお得なくなりさらに利益率が悪くなる可能性があります。

OEMの場合、上代金額を自分で設定することが可能です。先々値引きする予定があるのか、定期購入やポイントバックなども加味しながら上代を設定し、自分が希望する利益率を確保することが可能です。

また、他に無い商品を販売するため価格競争になることが無く利益率を確保することも可能です。

オリジナルで作れて専門的な知識、設備、許可等が全て不要

化粧品や健康食品の開発には様々な役割を担う人たちが関わっており、それを自分だけで行おうとすると膨大な時間と費用が発生します。

例えば化粧品製造に必要な許可「化粧品製造業許可」や「化粧品製造販売業許可」は誰もが取得できるわけではなく、実務経験や化学の履修などの経験がないと許可を取ることができません。

それらを全て担うのがOEMメーカーです。すでに知識・設備・許可と全て揃っており、依頼するお客様にそれらが無くともオリジナルの化粧品を製造することが可能です。

化粧品や健康食品の製造経験が無くとも、「こんな商品を作りたい」と依頼すれば、多くのOEMメーカーが最善のご提案をしてくれるはずです。

お客様は作ることに時間を取られないため、商品が完成したらどのように売っていくか等の販促活動に専念できるのもメリットとなるでしょう。


小ロット対応のOEMメーカーも多い

化粧品や健康食品に限らずオリジナルの製品を作成する場合、ロットの問題が生じます。化粧品OEMの場合多くのメーカーが1,000個~や3,000個~としています。業界としては1,000個でも小ロットとなるのですが、これは昔に比べたら少なくできるというくらいのニュアンスです。

大きな企業や、すでに販売先がある場合は1,000個でも大丈夫かもしれませんが、今から売っていくという方々の場合1,000個でも大きなリスクです。そこで最近増えてきているのが当社のように100個からオリジナルで作成できる化粧品・健康食品OEMです。「市場とマッチするか分からない」「在庫を抱えてしまったらどうしよう」といったお客様でもテストマーケティングの感覚で販売を開始でき、売れ行きが良くなければリブランディングもしやすいというメリットがあります。


全てお任せで依頼できる

これは全てのメーカーに共通しているわけではありませんが、当社のように箱、容器、ラベル、中身と全て1社でお任せできるメーカーもあります。化粧品や健康食品を製造する際には様々なメーカーが集まって一つの商品を作り上げることになります。その際に箱メーカー、容器メーカー、バルクメーカー、デザイナー等と全ての人と別々にやりとりすることは非常に骨の折れる作業です。それを一括して窓口1つで打ち合わせができるため、製品化までスムーズに進めることができます。特に自分が希望する容器やバルクが見つからないときは、たくさんのメーカーに問い合わせをしては確認してもらうという繰り返しの作業に時間を取られてしまいます。そしてなかなか製品化まで進まず諦めてしまうという方もいるようで、挑戦しようと思った気持ちまで失われてしまいかねないため、そんな時は弊社のようにいろいろなメーカーと取り引きしている会社と選ぶのがおすすめです。


化粧品・健康食品OEMのデメリット

これまでOEMのメリットをお伝えしてきましたが、OEMにもデメリットは存在します。デメリットも考慮に入れた上でOEMをするかどうか検討していきましょう。


納期がかかる

これはOEMをする際に最も気を付けたいことであり、デメリットでもあります。メーカーの商品を仕入れる場合、基本的にメーカーが在庫をしているため発注すればすぐに届きます。しかしOEMの場合は在庫が無くなった場合また1から製造を行うため必ず納期がかかり、すぐに届くことはないと思っていただいた方が良いでしょう。

製造する製品の内容にもよりますが、早くて2か月、長くかかるものだと5~6か月もの納期が発生してきます。特に容器は時間がかかるものが多く、エアレス容器等の組立てが必要な容器は時間がかかります。また、印刷や蒸着などの工程が増えれば増えるほど納期がかかってきます。それらを考慮に入れた上で在庫管理を行う必要があります。


100個等の小ロットの場合、配合できる成分や容器の形状に制限がある

100個でオリジナルの商品を作る場合、成分は工場が在庫しているものまたは、お客様からの支給品となる場合が多く、特殊な成分は扱っていない場合があり配合できないことがあります。絶対に配合した成分がある場合はまずメーカーに確認することをおすすめします。

また、容器は基本的に在庫しているものからラベル貼りで対応することになります。100個で印刷が可能な容器メーカー様もありますが商品の仕入れ単価がかなり上がりますので販売価格を考えて現実的かどうかじっくり考えましょう。特にチューブの場合は変形する容器のためラベルシールでの難しい場合がありますのでメーカー様と相談されることをおすすめします。

箱に関しても100個で印刷する場合はかなり単価が上がってしまいます。容器に責任表示を全て記載できる場合はバージンシール対応、できない場合は無地の箱でラベル貼り対応が現実的でしょう。


税率の変更や成分名の変更があった場合に費用がかかる

これは頻繁にあるわけではありませんが、商品に金額を記載している場合に税率変更や成分表示名の変更があった場合は訂正しなければなりません。

仕入れ品の場合はメーカーが対応してくれますが、OEMの場合は自分で対応しなければなりません。在庫分はラベル貼りで対応し、次回製造分は金額を変更して印刷する場合は版代が発生します。成分の表示名称も同様です。記載しなければならない表示名称が変更になった場合は版を変更しなければなりません。昔作った箱を再度利用したいと思った際には表示名称が変更になっている可能性がありますので注意しましょう。

まとめ

化粧品や健康食品のOEMにはメリットがたくさんありますが、一方でデメリットも存在しています。

上記にあげたことを考慮して自分のビジネスがOEMに適しているか判断していただくのも良いかと思います。

また、一人で考えていても漠然としていて分からない、業界の知識が無いので判断できないという方はメーカーに相談するのがおすすめです。

LOTTZではOEMをするお客様に相談から商品の完成まで様々なサポートをしています。

お気軽に問い合わせください。

株式会社LOTTZ
MAIL:info@lottz.jp

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