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【コラム】なぜ小野郁ユニを買ったのか

1. はじめに

近頃、絶賛ロッテファンからのヘイトを溜めている小野郁。
そんな小野ユニを、愛斗に打たれたくらいに買いました。

昨年はチーム2位の40試合に登板。今年は飛躍を期待したファンも多いであろう中、今期は8月17日現在、全87試合中36登板と実績を重ねながら、ホールドはたった7。ビハインドでは好投するがリード時は打たれるを繰り返し、惜しいところで序列を上げられない壁に苦しんでいる。

所詮僕は素人なので、ではどうすれば良いかよりなぜそんな彼を推すのかをメインに書いてみる。今回はデータ云々より感覚的にパパっと書いたので、気楽に読んでくだされば。

2. なぜロッテは小野を獲得したか

僕が以前から思っていたことを補完する、河合社長へのインタビュー記事で先日出たので紹介します。

――その分析の成果としてドラフト戦略も明らかに変わったそうですね。
河合 当時、マリーンズ投手のストレートの平均球速はパ・リーグ最下位でした。150キロ以上のストレートの割合も、ソフトバンクが30パーセント以上なのに対して、マリーンズは約3パーセントほどでした。100球投げて3球しか150キロが来ない。単純に考えると、そんな状態で戦っても勝てるはずがないのでは、となる。ならば、ドラフト戦略として速い球を投げる選手を獲ればいい。他球団から速い球を投げる投手を狙っていけばとなる。

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202108120003-spnavi より

1年半前の小野獲得はその一環と思われる。楽天時代は最速152km/hだったがロッテ移籍後はさらに156km/hまで上がる。この点、河合社長の発言と照らし合わせれば期待通りの点だったと言える。ただし現状リリーフとしての仕事ぶりは伸び悩んでいる。

3. なぜそんな彼を推すのか

ざっくり言えばチームが強くなる為の象徴の1人だから。でもその期待は、小野本人にというよりは、小野を獲った球団に対してと言うべきかもしれない。

小野が惜しいところまで行きながら勝ちパまでなれない理由は素人の自分から見ても色々浮かぶ。細かい制球力に難があるので接戦勝負で打者から見切られる、ホールドシチュだと球速が落ち気味、去年ほどフォークが使えていない、打者心理を読んだ配球ができていない...etc.

小野を獲得した球団の方針はシンプルだった。「チームの平均球速が低いから→チームが勝てないので→速球派を集めた」。もちろん小野だけでない。澤村のような大成功例や佐々木朗希のように順調に育っている若手もいてやっぱり剛速球って正義!ってお花畑になればいいが、実際は小野のような投手もいる。すなわち『球速だけ求めてもダメ。さらに何が必要なのか』を考えることで、小野本人だけではなく今後のチーム方針もブラッシュアップされる一端となれば...と期待したい。

というわけで小野ユニを買いました、という話でした。ちなみに買ったはいいけど今年は着れなさそうです。いつか着れる日までさようなら。

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