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【8月】二軍ロッテの選手運用

1. はじめに

8月31日で全ての補強・編成が締め切られたプロ野球。ロッテでは植田が駆け込みで支配下となった一方、はその切符を勝ち取れなかった。本noteではその森のこれまでのことも8月の域を超えて少し紹介します。

また、今月は中旬まで五輪期間だった為、一軍級の選手の調整の場と化していた部分もあった一方で、意外な中堅選手たちも起用が多めだった。菅野山本大貴です。その点も本編で紹介します。

2. スタメン (守備位置別)

スタメン

次の表は、ポジション別のスタメン数。赤色は各ポジでスタメン数1位の選手。

守備位置抽出

注目1:西川が初めて(右)でスタメン出場した。(それまでは(左)のみ)

注目2:鳥谷が(三)とDHの2部門で1位。

ところで、こう見ると実は二軍のサードって育成部門として意外と穴なのか?。ということで少し脱線しますけど、8月に限らず毎月の二軍サードスタメンを紹介↓

サード事情

...感想は皆様にお任せします。

以上脱線でした。
ここで8月の行方不明の野手も紹介。高濱 福田秀が8月ゼロ。井上も8月18日、松田も8月19日を最後に出場無し。

3. 打順

打順

次の表は、打順別のスタメン数。各打順で単独1位の選手を赤色表記。

打順 抽出

注目1:西巻の1番起用が増えた

西巻 打順 抽出

月別で打順を列挙するとよく分かる。むしろ8月は1番でしか起用されなかった。

注目2:西川のクリーンナップ起用が増えた

西川

こちらも月別で見ると、8月に入り打順が上がった。スタメン率(出場数/チーム試合数)も8月に自己最高60%を記録。前述の通り(右)でのスタメンも果たした。また8月は2号HRも打った。ようやく芽がで出てきた感がある。

4. 打席数ランキング (菅野の話も)

打席数ランキング

実は菅野が月間1位だった。毎月にように言っているが、打席数とは期待値。今年は一軍開幕戦でHRも打ち実績はあるので、今後の一軍のキーマンと目されている?

下記は菅野の8月の守備位置記録。いつの間にか(中)での起用も常態化しつつあるが、それだけでなくサードでの途中出場もあった。もともと内外野のUTだったが、触手は昨シーズン以上に伸びているとも言える。

菅野 守備位置 抽出

5.  先発投手

先発カレンダー

以下は8月の先発登板数ランキング。

先発投球回

一軍先発ローテの谷間として期待される本前 河村も着々と調整できている印象。石川も復帰。については7項で後述します。

6. リリーフ(山本貴の話も)

以下は8月の継投一覧。

投手継投

次に、リリーフ投手の登板数ランキング。

リリーフ登板回数

注目1:古谷が復帰。ようやく今シーズン初登板。

注目2:意外に登板数1位が山本貴だった。土居らへんだと思ってたんだけど。

ここで山本貴の開幕から各月の全登板実績を列挙。

山本貴

・実は8月は先発も一度している。それでもリリーフ登板数でチーム月間1位。

登板率(登板数/チーム試合数)においても、8月は47%とほぼ2試合に1試合投げている。この起用の多さを見ると、もしかすると近々一軍切符を手にするかも、という気もしてくる。

7. 森遼大朗

現状先発陣は足りてるので支配下昇格は無かったと見てます。一軍ローテには岩下 小島 二木 美馬 ロメロ 佐々木朗 鈴木がいて、さらに以上のように二軍では石川 河村 本前 さらに言えば土肥までスタンバっている状態。今後1人2人にアクシデントが発生したとて、森を上げないと戦えなくなるという状況でもない。

以下は、森の今シーズンの二軍での全登板実績。

森

・5月下旬~6月中旬の4登板は、中5~6日のペースでローテを守り続けた。
・7月20日には初完封。相手打線には中田翔大田泰示もいた。
・8月中旬からは2登板連続で無四球投球も。

上記の内容的には今すぐ一軍に呼ばれても違和感はない。どうしても育成選手の処遇はチーム事情に左右されがち。来シーズンは背番号が2桁になってたらいいね。その為にも残りのシーズンも頑張れ。

8. おわりに

後半戦に入り一軍ロッテは好調。その一因に、前半戦は二軍で鍛えていた藤原・山口といった若手が復調して一軍で活躍していることが挙げられる。ただし裏を返せば現状野手陣営は一二軍で格差が広がっているとも取れる。その中で、もし次に昇格する芽があるとしたら、起用数の観点から菅野はあり得る。もしかすると角中との入替えも?

また、小川も晴れて前半戦最後から一軍メンバーに固定されているが、もともとは前半戦に二軍で平沢 西巻と横一線だった感もある。ウカウカしてられないのが実情のはず。

投手陣に関しては、
先発:本前 河村 石川が一軍戦力としての調整を順調にできている印象。
リリーフ:普通に考えれば昇格候補は土居・横山らへんだろうが、意外と山本貴は大穴かもしれない。

以上。また来月。

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