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2022年【8月】二軍ロッテまとめ

1.はじめに

8月は6試合が中止になり、実施は計17試合。成績は11勝5敗1分と好調。
その原動力として、今回表紙の西川山本斗の存在は欠かせない。
全17試合をスタメン出場したのはこの2人のみでした。

8月31日終了時点で、ロッテは2位楽天に-0.5ゲーム差ながら首位。
2005~2006年以来の連覇も視野です。ただし3位巨人も1ゲーム差なのでめっちゃ混戦です。
育成機関でありながら、緊張感ある良い環境を作れていると感じます。

2.スタメン(守備位置別)

8月全試合スタメン(守備位置別)

前述の通り、全17試合をスタメン出場したのは西川・山本斗の2人のみ。
ということは、スタメンを考える上で最優先にこの2人が決まっているとも言えるかもしれない。

つづいて各ポジション別の統計。

各ポジション別スタメン数一覧表

頭一つ抜けていると感じた部分は赤色としています。

興味を引くのは藤原がわずかながらセンター < ライトなこと。試合途中でセンターに移ったことも当月は0でした。一軍に上げるのならライトとしてという頭があるのか。

次に西川のサード起用に関して。
8月はサードも3試合守っているが、これは平沢のコロナ離脱等による内野不足が背景にある為、現状は積極的にサードとして育てようとしているわけではないと思われます。
ただし8月全体で見れば、ファースト8試合・サード3試合・外野6試合と内野にウェイトが置かれ気味ではありました。

またポジションに関してもう一つ特徴的なのは、西川と山本斗は未だにDH出場が1試合もない
「打てればそれで良いよ」という育て方はしてなさそうです。

3.打順

8月全試合打順

下旬に固定で1番 山本斗となっています。

次に打順別で統計。

各打順別スタメン数一覧表

1番 山本斗
4番 角中 or 福田秀
5番 西川
6番 福田光

という基本枠があるように見える。
山本斗にはある程度自由に打たせて、西川は一軍級の後ろに置くことでランナーを返す役割を与えている。といったところか。
6番 福田光に関しては相対的に「下位打順の中での上位」ってくらいの意味かなぁ。ここの意図はちょっとよく分かんないっす。

4.打席数ランキング

全試合スタメン出場した西川 山本斗が1,2位。

8月 打席数ランキング

逆に、田村が4打席で江村も2打席だけか…って方が気になったりもするが。

5.先発投手

8月 先発投手カレンダー
8月 先発投手 投球回数ランキング

種市が中心になりつつある。(ちなみに一軍でも1先発した)
あと、種市以外まぁサウスポーばっか

6.リリーフ(継投一覧表含む)

8月 継投一覧表

第二先発的な形で、岩下 二木 河村 中森らが続々と復帰。

8月 リリーフ 登板数ランキング

土居が17試合中11登板。今季はまだ一軍登板こそないものの、前半戦は先発の柱、後半戦はクローザーとして二軍でフル回転しています。
月間2位の成田もよく頑張っています。毎月コンスタントに投げていて、登板数はリーグ全体でも2位の37登板。
月間3位は東妻。今シーズンはコロナ感染もあり一軍出場数が減っていますが、8月は回途中での火消し役を中心に回跨ぎも担い、頑張っている印象。

一二軍ともに残りシーズン1ヵ月となり、一軍級戦力で復帰が待たれるのはコロナ離脱した坂本小野郁
坂本は8月31日に二軍戦で復帰登板。小野の今後が気になります。

7.さいごに

この時期になってくると、戦力外候補が気になってきたりもします。もっと言えば、どうやら現役ドラフトも12月に開催で決定的な模様です。

現役ドラフトに関しては前例がないので展開を予測しにくいが、トレードと発想的には同じで、今一つな選手でもいかに魅力ある選手に見せるか、ってのはあるんだと思います。
という視点でも、あと1ヵ月で終わる二軍公式戦の選手起用、楽しみです。優勝かかってるしね。


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