![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68212934/rectangle_large_type_2_6154769fef2eafd4927a5c021b9feadd.png?width=1200)
第4章 ロッテ選手編成 野手編
1. はじめに
第3章の投手編を中途半端な形で終えましたが、続きはまた改めてということで、ひとまず今回は同じ形式で野手編の編成結果と考察をしていきます。
2. ロッテ二軍野手陣の現状
![第4章 導入](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68162442/picture_pc_c81a8bdee2c1de2e740d83f2055b236d.png)
3. 結果
![野手IN OUT](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67710880/picture_pc_57fac5f11cbf7def967e3171c681e28e.png)
サントスは現状去就不明だが、ひとまずいなくなるものとして話を進めます。エチェバリアは本日12月25日に残留が正式決定。
先ほど出した各ポジションの現状一覧表に当てはめるとこうなると考えました。
![野手現状](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68228201/picture_pc_4e41135f10e3f99a1c237b0e1af35baf.png?width=1200)
なお、OUTの内野4人の配置は各々の選手がもっともスタメン出場したポジションとした。意外だったのはショートを補強したことです。
4. 考察
(1) キャッチャー(&ファースト)
OUT: 1人でIN: 2人とアンバランスなので村山はキャッチャーではなくファーストと予想。
おさらいとして今季の二軍スタメンの割合円グラフ
![2021 キャッチャーグラフ戦力外編](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67687959/picture_pc_7f732a608bbf0c2689b517c49e5c378b.png)
来季は宗接の10%が空く。また佐藤都もそろそろ二軍卒業しないと。よって全体の3割ほどは松川 谷川に与えられそうと予想。(ちなみに、松川が1年目から出番を与えられるのか疑問に思われる方もいるかもしれないが、田村龍弘は高卒1年目から二軍でのスタメンマスク数はチーム内1位だった)
(2) セカンド&サード
どちらも守れる3拍子型の池田獲得は西巻 福田光への刺激に効果的。右打者という点もポスト中村奨として理想的といえるかも。
(3) ショート(速水を獲った意図)
筆者はショート補強の必要性は低いと思っていたが育成枠で速水を獲った。この意図を考えたい。
まずは今季の二軍ショートスタメン比率をおさらい。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67690035/picture_pc_373af5c8d6d5668ffae5034873f08766.png?width=1200)
予想される背景として3つあると思う。
(1) 西巻 エチェバリアの枠が空く
⇒西巻のメインはセカンド、エチェは本来一軍だから。
(2) 平沢と小川の枠が空く
⇒2人とも来季は一軍昇格に懸けるので、多少の空きができる可能性。
(3) 茶谷がもうショートをやらないかも
⇒実は茶谷は今季ショートメインではなかった。ここを少し深掘り。
![茶谷 スタメン](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68186236/picture_pc_ba647bb98cb33184f879a029319c3ae9.png)
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68186242/picture_pc_b61a17e9a87aaabe6c1b557a4c3e4650.png)
茶谷自身も先日の契約更改時に「特に打撃を一番、レベルアップできるように」とコメントしていたように、来季は打撃の方で生き残りを賭けてショート以外での出場がメインとなっていくと予想。また、サードをしていた鳥谷 高濱 松田をゴッソリ切ったことも背景に、来季はサード中心となる可能性もあるはず。
一方速水は入団会見で足と守備力をアピールしていた。ならばチームバランスとしても頷ける。独立リーグ出身なので二軍で即戦力化も見込め、また育成契約なので安価。以上の理由なら速水獲得は適切な補強と言えそう。
(4) 外野
その他のポジションに比べると編成の優先度は低かったとは言え、サントスも退団ならば2021年のシーズン当初から見ると3人も減ったことになる。加えて実は今季外野メインだった宗接も戦力外。
ただ、来季も西川と山本斗を集中的に起用すると思われ、2人が元気な限りはあまり心配は要らないと見る。新たな展開としてあり得るのは、茶谷は外野出場の機会も増えるかも。同じく打撃で生き残りを賭けるであろう吉田の外野起用もあるかもしれない。もちろん新戦力の獲得もあり得る。
5. まとめ
・キャッチャー
⇒次々世代を見据え、高卒 松川を獲得。村山はチーム事情的にファースト?
・内野
⇒セカンド・サードに池田、ショートに速水、ファーストに村山の想定で獲得か。若返りと競争激化を見込めると思われる。
・外野
⇒編成上での優先順位は低く、ドラフト指名なし。ただし今季当初から見れば3人減っているので、今後新たな展開はあるかもしれない。
今回は以上。野手編の続きは第6章。一二軍それぞれの布陣を予想していきます。
6. おまけ(退団選手の今シーズン)
構成上深堀りする必要が無かったので本編からは外しましたが、せっかくなので一部の選手について紹介します。月毎の打順とスタメン守備位置の一覧表(一部の選手は途中出場記録も)および一言程度コメントまで載せておきます。新陳代謝を図る為の戦力外、という視点で見ると球団側の意図も見えてくるかと思います。
6.1 鳥谷
![鳥谷 打順](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68165801/picture_pc_5650af1519610cae48429180d8e60539.png?width=1200)
![鳥谷 守備位置](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68165829/picture_pc_71e5d0ee58eb06a88d144ad458ea129a.png?width=1200)
7月から二軍へ。3番サード or DHでの出場が多く、いつでも一軍から呼ばれても良いようにする準備を万全にさせていた意図が読める。ちなみに途中出場は一度もなかった。
6.2 小窪
![小窪打順](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68175540/picture_pc_9cb6cfe4ecb4cf1e5277e16ae4476660.png)
![小窪スタメン](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68175548/picture_pc_9fd9d02fc46ef0e0801c3ff04dd5e3be.png)
9月から出場。上位打順+ファーストor DH。当初からの説明通り打撃を期待されての獲得だった。ちなみに小窪も途中出場はゼロ。この辺は鳥谷と同じくベテランに対して徹底されていたところか。
6.3 高濱
![高濱スタメン](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68175749/picture_pc_c5c8d3157c1e972fab17f2d03ae86194.png)
![高濱スタメン本当](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68175755/picture_pc_b5dcb69e8b8c135c3d4aad75ba183c30.png)
6月1日から一軍昇格するも8月にヘルニアを再発。以降は出場も無ければ手術等の音沙汰も無かった為、発症の時点である程度の見切りを付けられたか。
6.4 松田
![松田 打順](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68176168/picture_pc_8dc3d1b24fe63836e60112b1b2b76711.png)
![松田 スタメン](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68176052/picture_pc_38c0968d1601c8c63c38ab1f12c94702.png)
![松田 途中出場](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68186855/picture_pc_a93139907920868969ccd202b8ce8534.png)
年間通して二軍にいて合計スタメン率28%は低い。上位打順(1~4番)もゼロ。積極的にチャンスを与えられた印象は年間通して低かった。松田に関しては途中出場記録も掲載しますが、セカンド途中出場数10回は退団勢ではトップというのは注目すべき点。戦力外にしたことで来季のセカンドの新陳代謝が示唆される。
6.5 宗接
![宗接 打順](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68176612/picture_pc_09b1ab29bae952cc008a12e8c1e3941a.png)
![宗接 守備位置](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68176616/picture_pc_0e896e07bdc659424c09f2ab756551db.png)
![宗接 途中出場](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68186888/picture_pc_afae2f4de16db3cbde0e988dc06469a3.png)
⇒これで戦力外?というくらい結構出てる(打席数もチーム5位)。今季は打撃型での巻き返しを期してファーストや外野に半コンバート。だが大きな芽も出ず、キャッチャーとしての能力の見限られての戦力外といったところか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?