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オリックス 実は弱点は攻撃力ではない?

前回簡易戦力チャートを作成してみましたが、今回からは各球団別の特徴と課題について考察していこうと思います。

まずはオリックスです。

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これを見ると、オリックスは事あるごとに先発投手の充実さと野手の打力不足が対照的に言われる事が多いですが、実は打力はほぼ足を引っ張っていません。むしろ打力は平均以上であり、今年のオリックスの野手陣は奮闘しています。

本題に戻ると1番の課題は守備力です。しかしここで選手別のUZRを見てみると杉本選手や、頓宮選手、モヤ選手といった攻撃力の高い選手がマイナス数値を叩き出しています。オリックス長年の課題であった攻撃力を強化するためと思えばある程度の犠牲は仕方ないのではないかと思います。

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また、UZRでマイナス数値を叩き出している選手の中には攻撃面でも貢献度の低い太田選手、紅林選手といった若手の二遊間の選手が含まれています。はっきり言ってしまえばこの二遊間をUZRの高い大城選手(+9.4)、安達選手(+5.1)に変えてしまえば守備面のマイナスを大きく減らせると思います。しかし、今季のオリックスは若手を積極起用する方針なのでその可能性は少ないと思います。今後シーズンも終盤に近づき、Aクラスや優勝争いに絡んできた場合には起用法が変わるのか楽しみです。


今回はオリックスを取り上げてみました。今回のように守備力は弱点として取り上げられる事が少ないですが、データが充実してきた昨今ではこうした一般人でも守備力を可視化できるようになっています。(実は今年のDeNAも1番の弱点は守備力らしいです。)正直UZRが絶対とは思っていませんが、ぜひ参考程度に見てみるのはいかがでしょうか。

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