神話の生き物 フルングニルを紹介
【フルングニル】心臓に毛ではなく角を生やす巨人
北欧神話に登場する、霜の巨人族ヨトゥンのひとり。ヨトゥンのなかでも最強の存在で、頭は石でできており、3本の角が生えた心臓を持っている(心臓は三角形の砥石という説もある)という。
力の神であるトールとの戦いにおいて、フルングニルはトールの召使いから「地下から攻撃してくる」という話を聞き、信用する。そのため、持っていた盾を地面に置いて攻撃に備えた。だが、トールは地下からではなく地上から攻撃してきた。槌(ハンマーのようなもの)を投げ、ほぼ同時にフルングニルは砥石を投げた。空中で槌と砥石はぶつかり合って、砕け飛び、フルングニルの頭に当たったという。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?