桜空もも

桜空もも、というAV女優がいる。知らない男性陣は一度検索をしてみて欲しい。綺麗な童顔は妖艶さを纏い、溢れんばかりの豊満なバストに完璧なプロポーションをしている。

そんな彼女を見る度に、ふと思うのだ。まるでセックスをするために生まれてきたような身体だな、と。

そう、人には神に与えられた才分というものがある。例えば、東大に行ったヤツは頭を使う才があったのだろうし、インターハイに行ったヤツは運動神経、といった具合にだ。

では果たして自分には何の才があるのだろうか。もしかすると何の才分もないのではないか。そう思った事はないだろうか。全てをやり残して、中途半端に置いてきてしまったように思える瞬間がある。

しかしもう一度思い出して欲しい。我々は元来神様の奴隷だったということを。神に使命を与えられ、それを為すための才分を与えられていたはずだ。この人生、所詮、俺達は神様の手のひらの上で踊らされているに過ぎない。だったら、いっそのこと、よく踊らなければいけないのだ。

つまるところ、それはどれだけ自分が自分でいられるかということに集約する。皆いつの間にか、自分の使命が何だったのかを忘れてしまっているのだ。いや使命があったこと自体、忘れてしまっているヤツらがほとんどではないだろうか。

だから俺達は、誰よりも自分のことを愛さなければいけない。自分が、自分でいる分だけ、自分のことを愛さなければいけない。結局、自分が他の誰の真似もできないように、他の誰も自分の真似はできないのだ。

自分は何者なのか。自分の才分とは何なのか。そこをもっと突き詰めなくてはいけない。

きっと桜空ももは、身体を張ってそのことを教えようとしてくれているのだろう。
そう思うと、画面の中で喘ぎ声をあげる才分に、自然と感謝の念が芽生え、涙でスマホ画面が霞んで見えた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?