大澤誉志幸さんの幸せな感じ

大澤誉志幸さんと言えば、「そして僕は途方に暮れる」を思いだすかたが多いと思う。80~90年代を疾走したアーティストのひとりだ。

そんな大澤さんが、全国の小さな箱を回っている。広報は、チラシとSNSだけ。プロモーターを通さないツアー。3日に1日ペースでライブをしているのだから驚く。60歳を超えたというが、ギターを弾く姿は艶々していてとてもカッコいいのだ。声は全くキーが落ちていない全盛期そのもの。

音楽の好みが多様化している現在では、大勢を集めるライブは難しくなってくるだろう。このようにアウトリーチを続ける姿は時代を先取りしているように思える。何よりご本人が幸せそうだ。そして会場にいるわたしたちファンも。大好きなアーティストがテレビを捨ててこういう活動をしてくれていることが何より幸せに感じる。

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