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足首骨折の記録_総費用(再建後6ヵ月、抜釘術後7日)_32

お金にまつわる事は基本的には公表に心理的な抵抗があるもの。
同僚同志で自分の年収の話はしないし、親戚にも言わない。
私の場合は実の親にも妹にも話さない。
別に秘密にしなくちゃいけないと法律で決まってることはないのに、なんとなく常識的にそういうものとして受け入れている。
なので今回かかった費用もどどーんと公表するのにはちょっと抵抗があったのだけど、実は私が今回の骨折で一番欲しかった情報は「お金」の情報だった。でも、おそらく上述したような理由で公開している人は少ないようで、情報にたどり着けなかった。
もし今骨折直後などの厳しい・ツライ状況で、「しかしこれ、いくらかかるんだ…?」とあたふたしている人がいたら、参考にしてほしい。

ただし、調べた結果、医療費には結構地域などで違いがあるようだった。
「平均幾らかかる」というのは、正確に全国・全病院のデータから算出すべきものだと思うので、

ここで見られるのは「平均…」ではなく、あくまで「私個人」の費用でございます。ご了承を…

■左脛骨遠位端骨折/左腓骨遠位端骨折、骨折部転位有、関節内骨折での手術費用

雑費や薬、その他費用含まない

総費用:244,060円
→病室は3日分、個室にしたので、保険以外の+差額が必要だった
→プレート×1、スクリュー×7、ワッシャー×2くらいを使ってる

■抜釘手術費用

上記同様、雑費などは含まない

総費用:158,740円
→病室は2日分、個室埋まってて2人部屋だったので、再建手術時より安くなっている
→麻酔は前回と同じ内容・成分だった

■保険請求のための診断書:15,000円
→診断書は、求める形式(フォーマット)がそれぞれの保険会社で違うので、この金額は結構詳細な情報を求められた場合の診断書の金額
→ちなみに、ここの金額は、地方に比べて東京がめっちゃ高い。地方のが安い!

■所感

なかなかの金額。
骨折直後で「どうなっちゃうんだ…」とか、「痛い!痛い!」とか、そんな緊急時、ましてやまさか自分が骨折して全身麻酔で手術するはめになるなんて、普通なら考えてもいないから、いったい幾らかかるか分かるはずもなく。

しかもこういうことってディスカウント不可じゃないですか。

通常の商取引だったら、あり得ないことではあるけど、受付も執刀医もほぼほぼ金額の話はしてこない、こっちが聞かない限り。

ちなみに私が世話になった病院はカード払いが効くからまだいいが、一部地方病院でカード払い不可ってとこがあるという噂を聞いたことがある。
その場合は
すみやかに!
現金で!
30万円近くを用意せねばならず!

…考えてみると恐ろしい。
仮に一人暮らし天涯孤独、さらに引きこもり生活保護の若者がいて、クレジットカードも作ったことがない、なんて場合、突如交通事故かなんかで骨折入院となった場合、どうなるんだろうな、これ。
まあ、なんらかの救済措置はありそうな気がするんだけど、とにかく突然のこの額の請求は想定外のことの方が多いと思うんだけどな…

それと、診断書の金額。
これは本当にあんまり意味が分からないが、ぺらっと一枚の紙に余白ありまくりのぱっと見うっすーい内容風の漢字の羅列が記載されてる紙がこの金額なのかと思うと、微妙に疑問を感じる。でもきっと言ってはいけない…

まして、入ってる保険の内容によっては、支払われる保険額より診断書の方が高かったりしかねない。

さらに、保険適用の問題。
最初の再建手術の方は保険の対象なんだけれど、抜釘術は対象としてない内容の場合が多い。
私の場合もこれで、個人で入っている医療保険は抜釘対象外。
ただし、私の場合は会社が社員にかけている総合保険があって(会社の税金対策用だろうが、実際に怪我したら会社からお金もらえるっていうやつ)、こちらは対象内かどうか調査中。

今回の件で深く考えさせられたのは
・自分の持ってる資産について。運用分と現金の割合しっかりコントロールしとこう…問題
・医療保険の内容の把握も年イチくらいでちゃんとやらないと…など、リスク管理にかかるコスト問題。
本当に青天の霹靂ってとき、今後は慌てなくてすむように、いろんなことをアップデートしておかないと…と感じた。

ちなみに
今回は自分で入ってた医療保険より、会社が社員にかけてくれてる税金対策用の保険が超優秀だったので、最初の手術でかかったお金はほぼそっちでカバーできたので、本当にありがたかった
自分で入ってたやつは雀の涙しか出なかったw
これから個人の保険も自分で考え直そう…

まあ、でも。
こんなことがなければ、真面目に上述したような人生計画を考える時期はもっと遅かっただろう。
ポジティブに考えれば、なんとか後遺症なく骨折も治ってくれそうだし、高い高い勉強代だったがいろいろ考える機会も得たってことで

なんとなく、プラスだったんじゃないかな?
って気持ちにはなっている。

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