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見知らぬ誰かに本を選び贈るという行為

普段は自分の思想やら感情やら推しに対する思いやらをぶちまけているだけのnoteだがたまには素敵なことをシェアするのに使わせて頂こうと思う。

つい昨日2023年12月3日。髙橋さんのnoteを拝見して素敵な「ブックサンタ」という存在を知った。
髙橋さんの素敵noteはこちらから↓
https://note.com/yyy_k_ta/n/nfd80cafa0878?sub_rt=share_pw

参加したいと思った理由は沢山あるが、私は「素晴らしい」人間ではないので結局は自己満足という言葉で片付いてしまう代物。もっと言えば偽善に他ならないのだけれど、しない善よりする偽善ということで。

明日帰りにでも本屋に行こうという決意のもと、実際に今日行ってきた。有言実行にも程がある。思い立ったら即行動過ぎる。自分の行動力に感嘆してしまう。こんなに思い切りが良い性格だったか?

このnoteからサンタが生まれたら嬉しい、という髙橋さんのnoteの言葉の通りまんまと生まれてしまった、1人のサンタが。

早速、帰りに対応しているという本屋に向かい、レジ付近をチラッチラッと見てみるもブックサンタ参加のマークが見当たらず。
本当にやってんのか?と訝しながら取り敢えず文庫コーナーに足を運んだ。

一通りうろうろとして結局なんにも決めきれずに、はたと自分は本をかなり読んでいないことに気がついた。知らない本ばかり。これを読んでほしいなと思い当たる本がパッと出てこない。ここ最近は映像コンテンツにうつつを抜かしすぎていたのである。中学や高校の頃は年間200は余裕で読んでいたはずだ。

まぁそれを今悔いても致し方がないので取り敢えず読んだことがあって(売れ筋本を贈ってもよかったのだが、やはり自分が読んだことのある本を贈りたいなぁと思った)尚且つそれっぽくて良さげな本を探すことにした。

散々迷ったあげく、中学だか高校だかの頃に読んだ「知念実希人/時限病棟」にしようか、と手にとってパラパラとして、
でもミステリーなんだよな…ちょっと怖かったりするし…と悩み。

棚に戻し、ちょっと場所をずれて「瀬尾まいこ/幸福な食卓」を目に留めてこれにしようか、しかしマズイな、どんな話か覚えていないな、と悩んでみて。

そこで急に確かこの本が届くのは18歳以下だということを思い出し、児童文学コーナーへ移動した。

自分が本を読むきっかけになった「秋木真/怪盗レッド」にしよう、としたがシリーズものはあんまりよくないか。とやめることにした。

そしてそのすぐ近くに「五分後に意外な結末」シリーズをみかけ、そうだ星新一を!と閃いた。
そして売り場に一冊残った星新一のハードカバー本を手にとった。そして気がつく、あ!小学校の図書館にあったやつだ!初めて星新一に触れた本がこれだった。①と書いてあるがショートショートだから続きというものでもない。

ハードカバーのため可愛くない値段ではあったがあのショートショートを読んだ感動を子どもに届けられるなら安いもんだと思った。

https://www.rironsha.com/book/02081

星新一のショートショートを初めて小学校で読んだ時こんな作品があってたまるか!とちょっと怒った記憶がある。面白いが故にこんな短くて許されるか!と。

幾つの子がこの本を読むかは分からないが星新一のおもしろさを「誰か」が感じてくれることを私はただ願おう。

最後に。このnoteを読んで新たなブックサンタが生まれると嬉しいな、と思う。

詳しくはこちらから。
ブックサンタ公式ホームページ - あなたが選んだ本を、サンタクロースが全国の子どもたちに届けます

special thanks 髙橋さん

2023/12/4 

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