見出し画像

ルーザー?・・・LOSER!

あなたに質問です。
①あなたは仕事の夢や目標はありますか?
②あなたは、何のために仕事をしていますか?

この二つの答えに違いがある方は考え直したほうがいいです。がむしゃらに突き進んでいる先は『敗者』ですから。
人生を苦しみながら、仕事に、周囲に、自分に縛られ・・・それでにて、報われないゴール。

自己紹介しながら話を進めてみたいと思います。
私はとある町でしがない接骨院を経営している中年の者です。
特に目立ったことをしているわけでなく、
特に変わったことをしているわけでなく、
ひとりで、笑いながら、患者さんと向き合っています。

私の答え・・・の前に私の背景。
・小学生のころ、おぼろげながら『医者』になりたかったのかなぁと。
・スポーツに勤しんでたこともあり、スポーツ店とか個人でお店をしたいなぁと。
・高校時代、トレーニングとスポーツ医学に興味がわいて、進学で体育学部か医学部で迷い、スポーツ現場をとって体育学部を選択。
・大学時代、トレーナー活動に邁進。トレーニング指導などをする傍らで、医師のもとで、ケガのリハビリや復帰のトレーニング指導を学ぶ。
・社会人となり、程なくスポーツトレーナーとしてフリーランスで活動を始める。スポーツ現場では痛みの対応をせざるを得ないことが多く次のステップを目指す
・医学部or柔道整復師かを迷い、社会人のタイミングで仕事や勉強の両立、浪人生活ができないこともあり、柔道整復師の学校へ。ここでは医師・歯科医師が教員として教壇に立つので、資格のためというより、人体のことを一から学び直した。そして、接骨院開業へ。
私は『技術職』として、トレーナー業や接骨業をやってきました。

大学時代の恩師(整形外科医)の言葉
『100人治療がうまくいっても1人失敗したら、それは失敗』
私の仕事との向き合い方を、ある種の呪縛のように導いてくれていた言葉
真摯に患者や選手と向き合って、反省を繰り返し、技術レベルとあげてきました。

『結果を出せば成功する』と信じて

そして今、自分でいうのもおかしいかもしれませんが、技術職としての行き着く先に到達した感じがしています。ここ数年『一線を越えた世界』を眺めています。ここまで来て初めて気づきました。

私が『loser(敗者)』になっていたことに。

いつかの那須高原

何をもって『敗者』であるかが問題。
はじめの問いかけです。
①あなたは仕事の夢や目標はありますか?
⇒小中学校の朧げながらの夢は、ちゃんと叶えられました。接骨院を個人で経営しているわけなので。高校時代以降の目的目標は『技術職』として達成できました。これだけでいえば、間違いなく『勝者』です。

問題は2番目の問いかけです。
②あなたは、何のために仕事をしていますか?
答えは『稼ぐ』ため。
フリーランスで活動していくとぶつかる壁。
仕事をしていく以上、儲けが出なければいけない。仕事を大きくすることができないし、生活がままならなくなる。
仕事を大きくしていくこと。独立した時の仕事としての夢。
そのために、大きなお金を動かせないといけない。稼がなければならない。

私は冒頭の二つの問いが完全に食い違ってしまっていました。
仕事として、目標としていた『稼ぐ』レベルには程遠いところが人生の着地点になってしまったのです。
『技術職』として結果を出せるようになったことは『勝者』である
『事業者』として稼ぐことができたかといえば、『敗者』である
もちろん、普通の生活ができる程度までは稼げている。それだけで良しとするならばいいが、70歳過ぎても今の仕事を続けていけるのかといえば、『NO』である。要するに、見据える先が見えてしまった。
1億ぐらいは稼ぎたかった。

何を間違えたのか。それはとても簡単な問題でした。
仕事の目標、『行く先』『手段』を間違えていただけ。
もしはじめの一歩を『稼ぐこと』にできていれば、勝者になれていたかもしれない。フリーランスの記念すべきの第一歩を間違えた。
ただそれだけ。
だったら、これから新しい地図を描いて、新しい目標を作り、もう一度TRYすればいいだけじゃん。と言われるかもしれない。
その気持ちのエネルギーが残っているかどうかにかかっています。
ここまでくることが必死でした。
もう同じ人生を送りたくないと思うぐらい。
同じぐらいのことができるかと言われれば・・・。

個人の価値観で勝ち負けの判断も変わってくる。
でも、仕事人・商売人とすれば間違いなくルーザーだ。

私は今、転換点に立っています。
『一線を越えた世界』を眺めながら、
次の行き先を考えながら、
もしかしたら、次に向けてエネルギーを充電中なのかもしれない。
全く自覚がないが。

この年になるまで紆余曲折してまいりました。
本気でもがいてまいりました。
いろいろなもの、とても多くのものを失ってきました。
手元に残ったのは『技術』と『経験』

ルーザーとして
これから仕事で頑張っていこうとしている方に、
仕事で迷っている方に、
少しでもお役に立てるならと
自分の半生で気づいてきたことを
皆さまに伝えていけたらと
これから綴っていきたい思います。

今後とも何卒宜しくお願い致します。

いつかの那須高原

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?