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【3分で読める】エヴァ解説・考察

1995年から、20021年にかけて展開されていたエヴァンゲリオンシリーズ。今回は、エヴァの物語についての、考察・解説を行っていく。
シリーズ一覧
新世紀エヴァンゲリオン(原作)
エヴァンゲリオンANIMA(公式IF)
ヱヴァンゲリヲン新劇場版、シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
※各シリーズ詳細は、後日公開する。

人類補完計画

人類補完計画とは、何者かが人類に課した宿題なようなものである。失敗すると、地球と月が入れ替わり世界がループする。

SELLEは、何代もの過去の世界で箱船(情報の集積場)の制作を命じられ、枝(回廊)へのアクセス権を手に入れた。以降、完遂されることなくループする世界で、同じ失敗が繰り替えされぬよう監視している。

人類補完計画は、何をもって成功なのかは明言されていない。故に多数の解釈が存在する。原作では、人のかけた心を補填する為一つの生命体になることされている。新劇場版では、知恵を失い永遠に存在する神の子と化すこととなっている。どちらも、人類を進化させるという点では、共通している。

又、これに対するゲンドウの目的も変わっている。原作では、一つの生命体になったのち、生まれなおす事によりユイとの再会を果たそうとしていた。新劇場版では、神に等しいユイと同格になり世界を書き換える事によりユイを再構成する事で、再会を果たそうとしていた。

時系列(ループの流れ)

無題のマップ

エヴァンゲリオンは、繰り返しの物語である。世界は、何度もループしている。順は、以上のようになっている。尚→→の間には描かれていないループが存在している。
世界がループする起因となるのは、人類補完計画の失敗である。人類補完計画が失敗すると、月と地球が入れ替わり世界が、ループする(ANIMAより)。各ループで何が起きたのかザックリ解説していく。

エデン/リンゴの芯にて、人類補完計画の最初の実験が行われる。
間に、実験地が地球になる。また別のループでは、エヴァンゲリオン大戦が起こりその世界のシンジ(エヴァ初号機)がアルマロスとなる。

原作にて、人類補完計画の発動/生命の樹の現出までこぎつけたが、シンジの意志によりより失敗に終わる。

ANIMAにて、シンジが上手く立ち回りすぎたた為、計画の中心がアスカになり失敗する。その後アルマロスによる世界のリセットが行われる。途中シンジのいる地球が地球の資格を失い一時的にループから抜け出す。マリは、エデンに行きループに残る。

漫画版番外編、EXSTRA STAGE 夏色のエデンにて真希波・マリが描かれる。

新劇場版にて、真希波・マリ・イラストリアス(イスカリオテのマリア)がユイの意志を継ぎ、陰で世界を先導する。(生命の書によりループに戻った)シンジや、人々の思いにより世界が造り替えられ、完結する。

用語解説

ここでは、エヴァに出てくる用語の解説を行う。
A.Tフィールド(Abusolte Terror Field:絶対 恐怖 領域)
魂/心の輪郭。意識領域(考えや思いを司る場所)と無意識領域の総称。これらは心と同じく、大脳にあるとされている。しかし、仮定に過ぎず、どこにあるかが分からないが確かに存在するものとして扱われる。展開する事により領域をかたどる壁/輪郭が、具現化されバリアの役割を果たす。

インパクト
地球とは、巨大惑星と白き月との衝突により誕生した惑星である。その後本来、来ること無い黒き月が衝突した(ファーストインパクト)。

セカンドインパクトとは、ファーストインパクト時に眠りについたアダムを人間の手でたたき起こし、卵に還元する余波で起きた大災害。これにより人類の半分と、四季が失われた。新劇場版では、海の浄化が加わる。

サードインパクトとは、原作では、生命の樹の出現による人類補完計画のトリガーとなるもの。新劇場版では、初号機の擬似シン化による大地の浄化をさす。

フォースインパクトとは、新劇場版にて魂の浄化(コモディティ化)の為の儀式。

アディショナルインパクトとは、エヴァンゲリオンイマジナリーとカシウスの槍、ロンギヌスの槍により、虚構と現実が混ざり合った同一の情報とすることで、自分の認識を書き換える儀式。

アナザーインパクトとは、世界を巻き込みユイを再構成するための儀式。

ネオンジェネシスとは、アディショナルインパクトとガイウスの槍によりエヴァの必要としない世界に書き換える儀式。

使徒
実から生まれた生命体。敵として描かれる使徒は、生命の実(白き月)から生まれ、地球の正当なる継承者になる。眠りから目覚めたのち、人類に囚われたアダム(第一使徒)、リリス(第二使徒)を取り戻すべく襲来する。

人類は、知恵の実(黒き月)から生まれた使徒である。

汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン
人の造りだした究極の決戦兵器。その正体は、セカンドインパクト時に抽出したアダムをもとに造られた物である。尚、初号機はリリスをもとにして造られた。
原作では、パイロットの母親がコアとして組み込まれ子のピンチ(命の危機)になると暴走する。尚、零号機には魂のない綾波レイがコアになっている。又、3号機以降は、コアの代わりにダミーシステムや使徒が組み込まれている。


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