難しい

東北の某県で仕事があって、日中はもっぱら外での作業。
機器を見ながら調節中。日差しが少し弱まったので、なんの気無しに空を見上げたら太陽の周りをくるっと囲う細い虹。
この虹をハロというらしい。太陽が薄い雲に覆われて、光が雲の中の氷に反射して起こるのだそうな。
そのハロを見つつ、他の作業員が口にする東北訛りを堪能しつつ、コンクリートの上を移動するアリの進路をワザと妨害したりしつつ、作業にあたっておりました。

たぶん、というか。うーん、この新しい設備はちょっとおかしい。
他社で同じような仕組みの型とは違った反応をする。
それ故に、稼働に際してロスが出る。他社だとこんなことにはならない。これで合っているの?と。
これが想定内だとしたら、現場の人間や設備関連の業者に説明してほしかったなあ。技術者が現場に丸投げして終わったこととなっているのが残念でならない。

別に知ったこっちゃあないんだけれどもさ、この事業が失敗なのか成功なのかは私が決めることではないけれどもさ。

国からのお金で何億もの費用が注がれているであろうこの設備があんまり良くないんじゃねっていう、非効率なんじゃねっていう、悲しい現実を目の当たりにしながら、太陽を囲う虹を見ていた、そんな日だった。

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