令和ライティング元年2019

令和ライティング元年2019

今年を振り返れば「私の仕事って何だっけ?」と立ち位置を揺さぶられることが多かったです。というのもここ数年、リハビリテーションの本業を元に多くのことをしているので仕事量は右肩上がり。
タイムスケジュールを適切にしないと「仕事のせいで仕事ができない」という悪循環に押しつぶされそうになりました。ポジティヴなフィルターを通して考えなおせば、仕事に対して明らかな広がりを持てた1年だったし、つながりやご縁のありがたみを感じた1年でした。

令和ライティング元年というタイトルにしたのも、これまで「仕事の中で書く」ことはしてきたが、「書くことが仕事」になったのは初めてだったからです。ちょうど令和時代の始まりの日、5月1日がそのスタートの日でした。

書くことが仕事

↑有料記事のため冒頭しか読めません。すみません。

書く仕事はリハビリテーション医療系メディアからの執筆依頼でした。その内容は登録会員向けに、約1500文字以上の記事を週1ペースで書くというもの。目標は1000PV。これまでの「仕事の中で書く」は、依頼されたとしても年間で1~2本程度でした。当時の私としては、大変さよりも期待が勝っていました。

編集からオンラインで手ほどきを受け書き始めたものの、ライティングに関する知識が全くないので最初はかなりチェックが入りました。もちろん自分でも納得いくものではなく、「文字の羅列」、「何とか書いている」という感触だけが残っていました。仲間からバズる記事も出てきて焦ることもありました。

1000PVという目標がどんどん遠のき、最初に沸き上がったライティングの面白さへの期待も、いつの間にやら毎週月曜日が来るのが苦しいと感じていました。ペンは剣よりも強いという格言がありますが、「書くことが仕事」って本当にずっしりと重いです。

sentenceさんともくもくライティングWS

そんな苦しみの中のネット検索で見つけたのがsentenceさんでした。6月に入会しています。そして7月には、もくもくライティングWSに参加しました。

WS参加までもSLACKで他の人とのやり取りから学ぶことは多かったです。しかしWS参加で強制的に(言葉が悪くてすみません)にでも記事を書き、そこで得られる具体的なフィードバックは何よりも有益で心強かったです。

もっとも大きかったのは、タイトル・小見出し・書き出し方の手順。今でも意識しながら書いています。教えていただいた当時よりも、書きながら推敲することができたり、小見出しも大事ですが文章のまとまりを重視したり意図した文章を作ろうとなんとか取り組んでいます。

文章をとりあえずカテゴリーを気にせず書いてみて、同じような内容のところをまとめる。それぞれのまとまりに小見出しをつけていく、という方法がある。

さらに、自分の書こうとしていることと読み手との立ち位置を以前よりは少しは考えられたかも知れません。テーマや書き始めた内容が面白く感じなかったりした時も、読み手は違うことを考えているかもしれないという視点が持てました。また書こうとしてもペースが上がってこない時、テーマをがらり変え書き直せるようになったのも、書くことに対して客観的になれているのではないかと思いました。

その記事を書こうと思った気づきは書き手も気づいていないことが多いが、読み手にとっては興味があることかもしれない

そんなこんなで書く仕事が苦痛ではなくなりかけてきたころ、転換点がやってきました。

マイブレイクポイント到来

専門職向け会員サイトの連載のため、専門知識の提供にとらわれ過ぎていたように思いました。型にはまったような優等生的な文章よりも、やや批判的なヒール(悪役)な内容の方が自分のライティングのテンポがよいことに気づきました。
私自身が疑問に思っていたことに対して情報を集め、批評したのがこの記事でした。これが狙い通りにブレイクしました。8月のことでした。

↑リハビリ職の誰もが思っていた疑問について批評しました

タイトルにも「大嫌い」とあえて感情を出し、時折感情的に突っ込みを入れながらも全体的には研究などの事実・根拠に基づいて論述するスタイルにしました。

今後に対しての課題や改善点について見解を示して結論づけたにもかかわらず、タイトルのインパクトもあったからか目標の1000PVを大きく超えて、4700くらいまで伸びた。ここまでの溜飲が一気に下がった瞬間でした(なぜか現在はリセットされていて、500PV程度に減っていて見れないのが残念)。この記事で得たものは、

・みんなが知っている題材と賛否両論を呼び起こす切り口大事
・How toはあまりヒットしない(文章で見てもピンとこない)
・インパクトあるタイトルも大事

でした。

専門職が相手のためテーマを選んで純粋な知識欲をくすぐりつつ、切り口を工夫して「何を言っているんだこいつは!」と思われるような仕掛けが読者の動向をコントロールできるのではないかという手ごたえをつかみつつあります。この記事は自分のTwitterからもRTされ、各所で賛否両論(炎上までにはならなかった)が起こったためUGCの力を目の当たりにしました。

リアルに忙殺されsentence参加遠のく

苦しみも開放するきっかけを与えてくれたsentenceさん。どんどん参加したかったのですが、下半期は「書く仕事」よりも「仕事で書く(論文・学会)」に忙殺されました。特に9月から12月上旬まではほぼ毎日床で寝る状態でして、sentenceの書き込みやイベントへ参加する余裕はありませんでした。ごめんなさい。

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下手でもちゃんと書くための工夫

それ以外にも、下手なりに努力してみようとちゃんと書く工夫をしました。
まず1つ目が環境整備です。結婚してからずっとIK〇Aのテーブルを使っていたのですが、どうもPC作業向きではなくイスと机の高さが合わない。イスもボロボロになったので、令和元年に気分を一新するためにも購入しました。

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生活感丸出しで申し訳ありません。

これが大成功。部屋の導線も変わり動きやすくなりました。ライティングに関してはベンチ型イスがこの上で胡坐掻くことができ、作業の負担が大幅に改善しました。

2つ目がsentence入会をきっかけにSNSへの力の入れようを変えてみようと思いました。10月25日には株式会社インクワイアさん主催SNSイベント、

「SNS時代におけるライターの価値って? #ウルサス本 の著者とブックライターが語る」

に参加しました。飯高さんの視点や行動も参考になったのですが、ちゃんとデータを分析し判断していることに驚きました。SNSによる購買プロセスを知ることで、SNSの役割、面白さを理解し真剣に取り組みたくなりました。

まとめ

ようやく仕事が落ち着きまして、SLACKの方も顔を出せたためアドベントイベントを知ることができました。今年を振り返ると、ライター業、入会、WS参加と書くことに対して盛沢山な1年でした。

もくもくライティングWSでは、以前のブログのリライトを目標にしていたので、今年の終わりまでには記事1つくらいアップしようと思います。

「令和元年に仕事としてライティングを始めました」という振り返りでした。WS参加の皆様、運営の皆様、今年は大変お世話になりました。今後ともご意見、ご指導どうぞ宜しくお願いいたします。

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